「いつものコスメの効きが悪い」「肌の調子がイマイチ……」そう思ったら、秋特有のトラブル“ストライキ肌”の疑いあり。「MAQUIA」11月号で紹介中の秀逸コスメや徹底ケアの力で、美肌を取り戻しましょ! まずは、秋ストライキ肌の基本の対策をチェック!
【教えていただいたのは…】
メイクアップアーティスト
広瀬あつこさん
透明感とツヤのある肌作りと、上品なメイクに定評あり。卓越した技術で肌の気になるトラブルを消し去るエキスパート。
成城松村クリニック 院長
松村圭子先生
婦人科医。婦人科系のデリケートな内容も相談しやすい気さくな人柄と深い知識と経験で全国から患者が殺到するほど。
ポーラ化成工業 研究所
五味貴優さん
ポーラ化粧品の人気ブランド「B.A」などの研究開発に携わる。徹底した生理研究データをもとに新知見の誕生にも貢献。
銀座ハリッチ院長
川辺なお先生
自身の過敏な肌も、東洋医学的なアプローチで蘇らせた猛者。多くのモデルやタレントにも頼られる“銀座の美肌姉御”。
アユーラ 商品開発グループ
松田千津子さん
アユーラで数々の商品開発を担当。季節による肌や体の変化に詳しく、東洋医学の視点も取り入れたケア提案に定評が。
コスメコンシェルジュ
小西さやかさん
メーカーで化粧品の研究開発に携わった経験と豊富な成分知識をもとに、最適のコスメと使い方をセレクトするプロ。
美容家
小林ひろ美さん
独自の美容理論に基づき、日常の中で取り入れやすいスキンケアテクを多数生み出す。輝くような白肌はまさにお手本!
タカミクリニック 院長
高見 洋先生
美容皮膚科医。開業以来16年、20万人以上の悩みに応えているニキビ治療のパイオニア。女優やモデルのかかりつけ医。
松倉HEBE DAIKANYAMA院長
草野貴子先生
抜群の美貌と患者目線の治療方針には多くのファンが。ハードな仕事ゆえ、ストライキ肌をなだめるケアにも一家言あり。
資生堂 リサーチセンター
中山三佳さん
美容法の研究開発・提案に携わって13年のベテラン。紫外線と肌ダメージにまつわる話に精通している、美肌育てのプロ。
Q.秋はどうしてストライキ肌になるの?
A.紫外線に冷房、乾燥ダメージが重なり肌機能がストップしたような状態に
松田さん「強い紫外線やエアコンの風にさらされ続けて秋を迎えた肌は、ダメージを溜め込んでいます。さらに、気温が下がることで乾燥が進み、まるで枯れ果てたような状態に。こうやって滞ってしまったのが、秋のストライキ肌です」。
アユーラ モイストパワライズクリーム(医薬部外品) 28g ¥8000/アユーラ ラボラトリーズ
Q.ストライキ肌の見分け方は?
A.普段は起こらない乾燥やかさつきに注意!
草野先生「ツヤがない、化粧水や美容液の浸透が悪いというのはストライキ肌のサイン。触れたときに乾きやかさつきを感じる人も多いはず。UVAによって真皮がダメージを受けていると、シワやたるみが現れる人もいるので侮らないで」。
Q.肌がストライキを起こしたら、基本のお手入れはどうすればいい?
A.まずは保湿を徹底!
草野先生「ダメージを修復し、冬の寒さに備えるには、とにかく保湿です。その上で、マッサージや角質ケアを取り入れてターンオーバーを整えましょう」。
Q.いつもの化粧品がなじまなくなったら?
A.導入お助けコスメを追加して!by小西さん
DHCリバイタライジング ブースターセラム 50㎖ ¥3700/DHC
フォース C. 3 50㎖ ¥22000/ヘレナルビンスタイン
Q. 肌の乾きとテカリ、どっちも気になる
A.ゾーンお手入れで対処
小林さん「自分の肌状態を知る上で、小鼻では油分、目の下では水分がチェックできます。小鼻と目の下を手で触ってみて、目の下のほうが乾いているようなら保湿ケアを。潤いレベルを合わせることが乾燥がちな秋には必要」。
(上から)ル ブラン チーク マスク 7㎖×6セット ¥10000/シャネル エクサージュ マスク MT 60枚入り ¥4500/アルビオン
Q. 「疲れてる?」と聞かれちゃう肌印象を変えたい!
A.目元を中心に、キメを整えて
中山さん「疲れた印象は、乾燥やくすみ、血流の低下などによるもの。これらがテキメンに出るのが皮膚が薄くてデリケートな目元です。ここをケアするとぱっと明るい印象に」。
バランシング トリートメント アイローション 97㎖ ¥7000/THREE(10月7日発売)
資生堂 アルティミューン パワライジング アイ コンセントレート 15g¥7000/資生堂インターナショナル
Q. 気温が下がり始めると肌にも影響が?
A.肌活性のメカニズムが低下!
五味さん「気温が下がると、肌の温度も下がります。肌温度が30℃以下になると、バリア機能が低下して肌荒れや乾燥を起こしやすい状態に。そよ風でも5分程度直接あたると肌温度は2~3℃低下。秋以降は、肌不調が起こりやすい時期とも言えます」。
Q. 夕方になるとなんだか老け顔…
A.ナトリウム不足が原因
五味さん「秋とはいえ、急に暑くなる日も。注目したいのは発汗により起こるナトリウムイオンの減少。不足は線維芽細胞のコラーゲンを引っ張る力を弱めるため、夕方の顔のゆるみに」。
朝から夕方にかけての顔の変化をシミュレーションした画像。夕方になると頬がゆるみ、ほうれい線も目立つ。(資料提供:ポーラ)
Q. ほうれい線の目立ちには?
A.下がりに負けない弾力で支えて!
五味さん「ほうれい線を目立たせる顔の下がりは、朝起きたときから始まっています。重力の影響をとても受けているので、下がりに負けないだけの肌の弾力を肌内部に育むことが大切」。
口元、目元、眉間、額の線に。サインズショット(医薬部外品) 20g ¥10000/ポーラ
Q. 秋冬のお手入れに変えるタイミングは?
A.衣替えのちょい前
松田さん「衣替えの時期には、すでに肌内部はカラカラに。それよりも前に、洗顔後の肌がすぐ乾くとか、いつものコスメが物足りないと感じたら、秋冬ケアを始めて」。
MAQUIA11月号
撮影/押尾健太郎(高橋さん) 藤澤由加 ヘア&メイク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉(高橋さん) 広瀬あつこ モデル/高橋 愛 中西麻里衣(マキアビューティズ) 構成・文/白倉綾子 高見沢里子 企画/清田恵美子(MAQUIA)
【MAQUIA11月号☆好評発売中】
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