ぽっこりお腹やプヨプヨな横っ腹の原因は、脂肪じゃなかった!? 水毒を流して巡りのいい体に整えることで、体重はそのままでもキュッとしたくびれが育つんです。「MAQUIA」12月号から、朝井麗華さん式の水毒デトックスの方法をお教えします。
経絡整体師
朝井麗華さん
『気・Reika』主宰。経絡理論や筋膜理論を学び、いいとこどりしたメソッドに定評が。自身の寸胴もセルフケアで克服。
『くびれポリスの腹トレ』
経絡や筋膜の理論をもとに、自身や顧客のくびれを育てたメソッドがぎっしり。 ¥1500/講談社
溜め込みむくみタイプチェック!
□痩せ体質なのに、くびれがない
□ストレスを多く感じる
□万年冷え症
□いつもノドが渇いている
□便秘体質
しなやかで巡る体なら、自ずとくびれが出現!
かつては、ペタ胸で寸胴タイプだったという朝井麗華さん。ところが、自身で考案したメソッドを試すうちにバストは上向くは、ウエストはくびれるは、今のようなメリハリボディが育ったそう。
「大切なのは、筋肉のコリをほぐすこと。そして同時に、経絡理論に基づいた“巡る体質”になることです。というのも、現代女性の多くは、体液が過剰に溜まっている水毒タイプなんです。冷えやむくみ、イライラ、便秘などは水毒の典型的な症状なんですよ」。
実際に、朝井式を試すうちに巡る体になり、ウエストが3.5cm減ったという実例も! くびれが育ち、体調もよくなるメソッド、自身のボディでお試しを。
水毒とは?
中医学では、人間の体内を巡る3要素を「気(エネルギー)・血(血液)・水(体液)」であらわす。このうち「水」が滞って溜まったのが「水毒」。現代女性の9割はこのタイプ。やたらと水分を摂る、冷えやむくみがあるという人は水毒の可能性が高い。
朝井式で育てる
メリハリくびれCheck!
猫背になっていない?
猫背で肩甲骨が埋もれていると、肩が前に落ちて胸を圧迫。逃げたバストの肉がお腹についてしまうそう。
背筋はスッと通っている?
背筋がスッと通っている人に、水毒タイプなし。体がしなやかで背骨キワの経絡がきちんと流れている証。
鎖骨は水平になっている?
鎖骨は本来、水平なものなのに、体が緊張しているとV字型に。その緊張に引っ張られるとくびれも消失。
くびれの位置は正しい?
このくびれの“位置”にご注目! 胸やお腹が柔らかいと胸郭が締まるので、高い位置にくびれが出現。
あごは上がっていない?
ストレスが多くて呼吸が浅いと、あごが上がりがち。すると、姿勢が崩れて下っ腹がぽっこり出る原因に。
バストは上向き?
体を横から見たとき、上を向いたバストが正解。タレ乳はプヨプヨお腹を招くので、バストケアも必須!
骨盤の位置は正しい?
骨盤はやや前傾ぎみに。背中の筋肉が弱ると骨盤の傾きが逆になり、下腹がぽっこり出てくることが。
横隔膜を呼吸で活性化
心にも体にもいいと朝井さんがイチ押しなのが、おへそを意識した深い呼吸。朝井さん「横隔膜が上下するのでくびれに効きますし、エネルギーの巡りもUP。眠りが深くなり、肌もツヤツヤに♡」
1.おへそを手で囲む
手をダイヤ形にして、おへそを囲むように下腹にあてる。このとき人さし指があたる丹田(エネルギーポイント)を意識する。
2.鼻からたっぷり吸う
「おへそが鼻になったようなイメージ」で鼻から深く息を吸う。10秒くらいを目安に、ゆっくり&たっぷり吸うのがポイント。
3. イヤなものを吐き出す!
口からゆっくり息を吐く。一気に吐き出さず、口をすぼめて少しずつ吐くこと。30秒を目安に。1〜3を3回繰り返す。
肋間筋を絞って細見え
呼吸が浅いと肋骨が開き、くびれも消失してしまうそう。朝井さん「肋骨と肋骨の間の筋肉が固まっている女性が多いですね。ここをほぐせば胸郭の開きがなくなり、痩せなくてもくびれます!」
1.肋間の間を骨で刺激
手をグーにして、第二関節の骨を肋骨と肋骨の間に差し込むように、外から内へ痛気持ちいい圧で骨ギワをえぐるように寄せる。
2.離れ乳も同時に矯正!
ワキの高さ、バストトップの高さ、アンダーバストの高さの3カ所で、全部で30秒ほど行う。左右に離れたバストも補整できる。
MAQUIA12月号
撮影/藤澤由加 石澤真実(モデル) 冨樫実和(物) ヘア&メイク/榛沢麻衣 新見千晶 野口由佳〈ROI〉 スタイリスト/福永いずみ イラスト/3rdeye 取材・文/風間裕美子 高見沢里子 構成/火箱奈央(MAQUIA) 撮影協力/アワビーズ
【MAQUIA12月号☆好評発売中】
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