花粉の飛散や日々の激しい温度変化に肌のゆらぎが気になるこの季節。敏感肌でも、花粉に負けない肌を育てるためのディープでタメになる情報を皮膚科専門医の山﨑まいこ先生に伺いました。
まいこ ホリスティックスキン クリニック
山﨑まいこ院長
ホリスティックな視点から、外側の治療だけでなく、身体の内側、腸内の健康、心のあり方までサポートし、真の健康と美しさを追求している。
低刺激&深い潤いを与えるスキンケアで根本から見直し
「2月~4月にかけて花粉の飛散量が増えるのと比例して、乾燥やごわつき、かゆみなど肌のゆらぎに悩む人が増加します」と山﨑まいこ先生。
「これは“角質層の水分不足”が主な原因。潤い不足の肌は、バリア機能が低下して肌荒れを起こしやすい状態。そしてバリア機能が弱い敏感な肌は、より花粉や紫外線、黄砂、PM2・5などの外的刺激を受けやすく、乾燥や肌荒れが悪化する負のスパイラル状態に。季節の変わり目に肌がゆらぎやすい自覚があるなら、花粉の時期は特に注意が必要です」
けれど、当然、バリア機能が整っていれば肌トラブルは起こりにくい。日々のスキンケアで花粉に負けない肌を育てることができるという。
「肌がごわつく、と感じたらそれはゆらぎのサイン。だからこそ花粉が飛び始める前のお手入れが重要です。早めに敏感肌用のスキンケアに切り替えるなどバリア機能を強化するケアを取り入れて。また少しでも不調を感じたら初期段階で正しく対処すること。症状を加速させないためには保湿を重視した根本ケアが鍵になります」
調査で判明 敏感肌の人の約9割が、対策をしていても 花粉による肌荒れに悩んでいる!
敏感肌は普通肌に比べて実は隙だらけ!
敏感肌とは、肌表面の潤いバリアが低下して刺激を受けやすくなった肌状態のこと。肌表面のきめが乱れたり、角層のめくれあがりなどが起こった、とてもデリケートな状態。それにより花粉やアレルゲンなどに過剰に免疫反応が起こりやすく、健康な肌ならなんともない刺激にも敏感に反応。乾燥をはじめ、赤み、かさつき、かゆみなどの症状に。
Q 花粉の時期に肌荒れや肌のゆらぎを感じる
バリア機能が整っている普通肌は22%に対し、敏感肌では89%と圧倒的に、花粉の時期に肌荒れやゆらぎを感じている人が多いことが浮き彫りに。
Q 花粉の季節の敏感肌の症状は?
花粉による肌荒れの症状は人によって様々。かゆみを感じる人もいれば、乾燥してピリピリ、ヒリヒリすることも。肌に違和感があれば即、対処を。
Q 対策をしても花粉による肌荒れが気になる
花粉の付着を防ぐためスプレーなどを使用していても、99%もの人が花粉による肌荒れが気になると回答。現状の対策に満足していない結果に。
Q 花粉の時期はとくに土台から肌が安定してほしい
今回の調査では、回答した敏感肌の99%の人が、花粉の時期に一時的な改善ではなく、肌が根本から安定することを求めていることが判明。
【資生堂調べ】敏感肌の花粉の時期の肌荒れに関する意識調査 2023年10月実施
敏感肌は間違いのない的確なケアが必要! 花粉の時期でも肌荒れしらずのビューティー習慣
花粉が舞い始めるころは、肌への刺激が一年でも一番多い季節。敏感肌がゆらぎやすいシーズンを乗り切るために気をつけるべきことは? 多くの人の肌悩みに真摯に向き合ってきた山﨑先生がアドバイスします。
早め早めの対策が肝心
花粉に直接触れさせない
「花粉をはじめ、大気汚染物質の肌への付着を物理的に防ぐように工夫を。外出前には花粉ブロックのスプレーが必須。特に荒れやすい目周りや頬は入念にガードして。ツルツルとしたナイロン素材の服や革靴を身につけるのも得策。髪をコンパクトにまとめたり、帽子やサングラスも効果的です」
タンパク質を中心にした
栄養豊かな食生活と
質のよい睡眠を確保
「肌は日々の栄養状態や睡眠が密接に関係します。とくに寝不足や眠りの質が良くないと、肌の修復力が弱くなり、1度荒れ始めるとなかなか治りません。毎日、睡眠時間は7~8時間を確保するように心がけを。それだけで肌がゆらぎにくくなるのを実感するはず」
付着した花粉は正しく落とす
洗うケアを見直そう
「肌に付着した花粉やホコリが刺激となって炎症を起こす可能性も。帰宅後は早めに洗顔。洗顔料をしっかり泡立てて花粉を洗い流すこと。その際、ゴシゴシとこすったり肌の刺激・摩擦になる行為はNG。洗い残しに注意して丁寧にすすいだら、清潔なタオルで優しく水分をふき取って」
保湿ケアに注力
肌のバリア機能を育てる
「バリア機能が弱ると、どんな刺激にも肌が過剰にリアクションしてかゆみや乾燥が起こりやすくなります。大切なのはバリアを正常に機能させること。化粧水でこまめに潤いを与え、保湿力の高い油分でしっかりシールドを。化粧水と乳液で根本的に整えて不調を起こさない肌に」
運動やストレッチで
全身の巡りをスムーズに
「肌荒れというのは突然、起こる訳ではありません。肌代謝を上げて、常に全身の巡りをよくすることが大事。とくに寝ている間に余計な力が入ってしまう人は、首回りがカチカチに凝り固まりがち。寝起きに軽いストレッチを取り入れて血流をサポート。巡りをスムーズに整えて」
敏感肌に長年寄り添うdプログラムからムズムズ時期の肌あれにおすすめケア
花粉の季節「守る」にプラスして「落とす」&「育む」ケアを見直しませんか?
花粉の飛ぶ季節。肌あれループを速攻ケアしたいなら、今すぐdプログラムでお手入れをスタート。50年以上の敏感肌研究が導くケアで、花粉の季節でもなめらか美肌に!
肌があれがちな花粉の季節にも
*ピリピリ・ヒリヒリといった使用直後の刺激感を確かめるスティンギングテストのことです。すべての方にアレルギーや皮ふ刺激がおきない、また、ニキビができないわけではありません。
優しさと深いうるおいでバリア機能を強化
花粉の時期、しっかりガードをしても肌の不調を訴える人は多い。花粉の時期の肌あれの原因のひとつが、うるおいバリア機能の低下。乾燥やムズムズといった花粉の時期の肌トラブルに陥りがち。dプログラムは、低刺激設計にとどまらず、深いうるおいが長時間続き肌環境を整え、敏感肌に寄り添ってくれる。花粉の時期の敏感肌スパイラルから抜け出すには、これまでの「守る」に加えて、付着した花粉を洗顔料で「落とし」、化粧水&乳液でうるおいが続く肌を「育む」ケアを。ベーシックだけど、優しい使い心地と守られるようなうるおい実感でバリア機能を強化。肌あれ、乾燥などのトラブルを予防する。そう、今年こそ、dプログラムの「守る」・「落とす」・「育む」ケアで花粉の時期の肌あれを乗り越えよう。
d プログラム
アレルバリア ミスト N
花粉などの空気中の微粒子汚れから肌を守る、敏感肌用ミスト。2層タイプで瞬時に肌をみずみずしく。57ml ¥1650/資生堂
d プログラム
エッセンスイン クレンジングフォーム
肌あれ予防有効成分※2や美容成分※3を配合。クリーミーなクッション泡が花粉などの微粒子汚れを洗い落とす。肌あれをケアして、なめらか美肌へ導く洗顔フォーム。(医薬部外品)120g ¥2090/資生堂
右/d プログラム
モイストケア ローション MB
うるおいを与えて肌環境を整える厳選成分配合※4の高保湿タイプの高機能土台化粧水。敏感肌にもすっとなじむ独自の浸透処方でかさつきを防いで、うるおいに満ちた肌に。(医薬部外品) 125ml ¥3740/資生堂
左/d プログラム
モイストケア エマルジョン MB
まろやかな感触で肌を満たす敏感肌用乳液。化粧水と同様にうるおいを与え、肌環境を整える酵母エキスGL※4を配合。表面をべたつかせることなく心地よくケア。(医薬部外品)100ml ¥4070/資生堂
d プログラム モイストケア ローション MB 限定セット ¥3740
化粧水の通常サイズと同じ価格で、洗顔フォーム約1カ月分(60g)の特製サイズが付いてくるお得な限定セットが発売中。購入は資生堂公式オンラインショップまたは店頭で!
※店舗によって取り扱いがない場合がございます
肌のムズムズを感じたら、dプログラムの出番! 私の肌の味方です
敏感肌で花粉の時期はムズムズを感じることも。そんなときは帰宅後すぐに顔を洗って、ローションとエマルジョンで肌環境を整えるお手入れを実行。肌あれ・ムズムズしがちな肌が、自然と落ち着くような感じがします。今ではすっかりdプログラムに頼りっぱなし。手放せません!
肌の負担を軽くしてうるおいを与えることがゆらぎ防止には大切
洗顔料はなめらかな泡で優しい洗いあがり、化粧水はとろみがあってしっとり。乳液はのびが良くメイク前にも使いやすかったです。ゆらぎやすい時期に肌の治安を守るには、肌への優しさに加えて、長時間うるおいを保つことが大切だなと改めて実感しました。
※1汚れや不要な角層のこと ※2グリチルリチン酸ジカリウム ※3H-スタビライジング B(キシリトール、エリスリトール、グリセリン/保湿) ※4酵母エキスGL(酵母エキス、グリセリン/保湿)
●お問い合わせ/dプログラム0120-81-4710
(資生堂お客さま窓口 9:00~17:00/土・日・祝日を除く)
撮影/李 有珍〈aosora〉イラスト/きくちりえ〈Softdesign〉 構成・文/轟木あずさ 企画/横山由佳(MAQUIA)
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