話題のスキンケアコスメを使っているのに肌悩みが解決しないのは、適材適所なケアができていないから。適材適所に使いこなす要は、肌をシビアに観察することによる「肌管理」。友利新先生にその方法を教わります!
適材適所なケアを効かせるには観察から!
教えて友利先生!
肌管理ってどうやるの?
“正しく自分の肌を知るならあえて最悪な状況下で!”
“スキンケアは弱点に照準を合わせて選ぶ”
「肌管理」はスキンケアの正解を探る手掛かり
「美肌意識の高いマキア読者なら、普段から肌チェックに余念がないはず。でも、スキンケアの最中だけだったり、気になる部分だけを近視眼的に見ていませんか? 洗顔直後の肌は、汚れが除去されて潤っているから弱点を見逃し、“大丈夫!”と思ってしまいがち。また、気になる部分ばかり見ていると、やりすぎなケアになったり、ほかにも弱点があるのに目に入らずエイジングを放置してしまうハメに。正しく自分の肌を知るなら、1日過酷な環境にさらされ、メイクを長時間まとった帰宅後に、顔全体をチェックするのがベスト。色んな肌悩みが目立つけれど、がっかりしないで!(笑) 浮き彫りになったシワ、くすみ、毛穴こそが、今すべき正しいお手入れへの道しるべ。見逃す手はありません。お手入れが合っていると、帰宅直後の疲労MAXな肌でも悩みが減っていき、スキンケアのモチベに。肌管理で数カ月先はもちろん、数年先の肌運命が変わりますよ」(友利先生)
友利先生流「肌管理」のススメ
☑︎ 肌チェックは帰宅後、メイクオフする前に
☑︎ リビングなど明るい照明の下で
☑︎ 今のリアルな肌状態を把握する
友利先生は、帰宅直後の手を洗うタイミングで肌をじっくり観察。1日中、紫外線や空調による乾燥に晒され、疲労やストレス、汗、皮脂でメイクが崩れたこのタイミングが絶好のチャンス。そこに現れる弱点こそが「肌管理」最高の教材。
わずか数分のチェックで肌の未来まで予知する!
友利先生流「肌管理」はココを見る
リアルな肌状態を把握するには、ぼんやり眺めていてはダメ。1日を終えた帰宅後の肌を、客観的に観察。チェックすべきポイントは5つ。下のチェック法に従い、より具体的に見ることが大事。続けていると日々微妙に変化し、適材適所なケアで改善する様子もわかるように。
鏡は「腕一本分」離して距離を取って眺める
肌管理では、顔全体を観察できる「腕一本分」の距離で鏡を見るのが正解。拡大鏡は近視眼的になりがちなので必要なし! また「キメ顔」ではなく、真顔になったり、お喋りしているつもりで表情を動かすなどして、シワや弾力の変化も見逃さないで。
シワ
目元やほうれい線だけでなく表情ジワも確認
見た目にわかりやすいほうれい線だけでなく、表情を動かしたときにできる目尻や口元のシワや、よく見ないと見逃してしまう目まわりのちりめんジワもチェック。笑顔はもちろん、喋っている状態でも確認を。
弾力
フェイスラインのもたつきと乾燥を目視
フェイスラインがだる〜んともたつき、顔が大きくなって、手触りもやわやわしていれば「ゆるみ」。荒地のように乾燥してキメがしぼみ、触ったときに硬ければ「乾燥しぼみ」。どちらもハリが不足した状態。
くすみ
顔全体はもちろん、小鼻のまわりや目の下も点検
お疲れ感の元凶、くすみも人によって出方が違い、1日の終わりがもっともわかりやすい。顔全体に暗くどんよりしているのか、小鼻まわりが赤くくすんでいるのか、目の下が黒っぽいのかをチェック!
シミ
くっきり点ジミ? それとも、もやもや?
すでにシミと認識できるほどくっきりしているのか、それとも朝はベースメイクで隠れてしまうほどの薄さで、もやもやっと広がっているのか。1日を終えてメイクがヨレたところで、シミの見え具合を確認。
毛穴
毛穴が目立つゾーンのほかに開き方や色までを観察
人によって微妙に目立ちゾーンが異なる毛穴。どこの毛穴が、どんな様子で広がっているかをチェック。鼻翼(小鼻まわり)、Tゾーン(額、鼻、あご)、小鼻から頬の毛穴の形、詰まり具合、色を点検。
MAQUIA 6月号
撮影/寺田茉布〈LOVABLE〉(人物) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/鈴木京子 スタイリスト/槇 佳菜絵 イラスト/白ふくろう舎 取材・文/小田ユイコ 構成/火箱奈央(MAQUIA)
(人物コーデ1つめ)ブラウス¥16500/トーナル ピアス¥26400/ヴァンドーム青山本店(ヴァンドーム青山) リング¥17600/ヴァンドームヤマダ(ヴァーミリオン)
(人物コーデ2つめ)ブラウス¥24200/アウディーレ
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