「肌がヒリつく」「いつもの化粧品が使えない」など、春先になると肌調子が悪くなる……。実はそれ、誰にでも起こり得ることなんです。今回は、その理由を友利 新先生に教えていただきました。
トラブル多発な季節、どう乗り切る!?
春先のお困り肌を今すぐレスキュー
春に肌トラブルが増える5つの理由
花粉やPM2.5など大気汚染
「花粉症でなければ、花粉そのものが肌につくだけなら問題ありません。しかし近年は、花粉に大気汚染物質がつくことで刺激となり、これまで花粉症がなかった人にも肌ダメージが出るようになってきています」
マスクによる摩擦やムレ
「感染症、花粉症対策の面から見ると、マスクをつけるのはいいこと。しかし、ずっと装着していることで摩擦やムレでバリア機能が低下しやすい状態に。また、マスクを外すと一気に肌の水分が蒸散するため、肌あれを引き起こす原因に」
ストレスによる自律神経の乱れ
「環境や人間関係に変化がある春先は、いつも以上にストレスがかかりやすいとき。ストレス状態なときは交感神経が優位になり、ストレスホルモンが分泌されて血流が悪くなるため、バリア機能が低下します」
急激な気温変化
「この時期は寒暖差が激しく、これに体がついていけずに睡眠の質が低下しがち。その結果、肌のターンオーバーが早まり、細胞が未熟に。この未熟な細胞がそのまま角層へと上がっていくため、バリア機能が弱い肌に」
強力な紫外線
「皮膚には紫外線に対応する力が備わっています。それが角層。紫外線が強い夏場は厚くなり、照射が弱まる冬は角層が薄くなるのですが、春先は紫外線量が増えるのに角層が薄いため肌を守る力が弱いのです」
MAQUIA4月号
撮影/押尾健太郎(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/鈴木京子 スタイリスト/槇 佳菜絵(友利先生分) イラスト/いいあい 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/火箱奈央(MAQUIA)
最終更新日: