「MAQUIA」8月号では、強い紫外線の影響を受けるうえ、シミ、くすみ、たるみ、シワ……と肌の加齢サインが進行する季節に、今から実践したい予防と対策を一挙公開!

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肌は魔夏に5歳年をとる――
夏の「落ち肌」「老け肌」を救う問答

強い紫外線の影響を受ける夏は、シミ、くすみ、たるみ、シワ……と肌の加齢サインが進行する季節。夏の終わりに後悔しないよう、今のうちから実践しておきたい予防&対策を一挙公開!


教えてくれたのは…

資生堂 化粧情報開発センター 広飯妙子さん
化粧品の効果を高める美容テクニックなどを日々研究している。膨大なデータや実勢に基づいたケア方法を提案。

ウォブ クリニック 中目黒 髙瀬聡子院長
丁寧なカウンセリングとわかりやすい指導で美肌へと導く。ドクターズコスメ「アンプルール」の開発にも携わる。

銀座ケイ スキンクリニック 慶田朋子院長
豊富な美容知識を基にした美容指導に定評あり。最新美容医療にも精通しており、最適なスキンケア法を伝授。

代官山パークサイド クリニック 岡宮 裕院長
漢方薬を中心とした治療を積極的に取り入れている、内科クリニック院長。東洋医学の視点から美肌づくりを指南。

トータルビューティ アドバイザー 水井真理子さん
肌を見ただけで日頃のケアの問題点を見抜く洞察力の持ち主。健康的な美肌へと導くテクニックにはファンも多い。

美容家 小林ひろ美さん
美・ファイン研究所主宰。効果を実感できるオリジナルテクニックに定評があり、美肌の指南役として幅広く活躍。

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Q1 肌が落ちるってどういう状態?
A くすみやごわつきのある肌のこと

「夏の強い紫外線の影響により乾燥やくすみ、ごわつき、毛穴の開きといった肌の不調を抱えている状態をさします。これらは毎日のケアで改善できますが、放置すると気づいたときには取り返しのつかない老けへとつながるので、夏こそスキンケアは丁寧に」(小林さん)


Q2 夏になると肌の色がくすむ気がする。なぜ?
A 紫外線によるメラニン増加や乾燥が原因

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「紫外線量と強さがピークを迎える5〜9月はメラニンが増えて角質も厚くなり、代謝も落ちてくすみがちに」(髙瀬先生)、「睡眠の質の悪さや栄養不足も原因です」(慶田先生)


Q3 皮脂は出るのに乾燥が酷い!
A 高温多湿の環境で水分が蒸発する一方だから

「夏は汗で水分が失われているのに、皮脂を潤いと勘違いして保湿をおろそかにする傾向が。結果、肌は潤い不足に」(髙瀬先生)


Q4 肌のゴワつきが気になります
A 角質肥厚&インナードライ肌が原因

「紫外線やゴシゴシと肌をこするような刺激による角層の乱れや炎症、保湿不足などが原因として考えられます」(慶田先生)


Q5 肌の弾力が弱くなってきた
A 暑さによるストレスが原因で、コラーゲンを分解する酵素の発現率がUPしたのかも

「紫外線が原因で肌内部のコラーゲン分解酵素の発現率が上がっている恐れが! また、暑さや急激な温度変化といったストレスも、肌弾力低下の一因です」(慶田先生)


Q6 夏バテすると肌にも影響は出る?
A YES。腸の栄養吸収率低下が原因

「夏バテをすると腸の吸収力が低下して肌や髪に十分な栄養が届かなくなるほか、足はむくむのに肌は乾燥するといった水分のアンバランス状態に陥ります」(岡宮先生)


Q7 毛穴まわりの黒ずみが悪化した
A 毛穴まわりのメラニンリングのせいかも

「毛穴詰まりの酸化のほか、紫外線の影響などで厚くなった毛穴まわりの角質からメラニンがスムーズに排出されずメラニンリングが形成されている可能性が」(慶田先生)

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毛穴まわりの角質は厚くなりやすくはがれにくいので、メラニンが溜まっているように見える。


夏の終わりに後悔しない!夏の「落ち肌」、「老け肌」予防法_1_1

Q8 スキンケアがなかなか入っていかない……

A 肌の代謝を高めてあげて

「肌の土台力を上げるケアを。ブースターを投入するなどして、肌の代謝をよくしてスキンケアが浸透しやすい肌に整えて」(水井さん)


次に使うアイテムの浸透UP。(右から)ONE BY KOSÉ 薬用保湿美容液(医薬部外品) 60ml ¥5000(編集部調べ)/コーセー ネクターブラン ウォーターオイルデュオ 50ml ¥4000/メルヴィータジャポン

夏の終わりに後悔しない!夏の「落ち肌」、「老け肌」予防法_1_2

Q9 インナードライ肌の見分け方って?

A ローションの入り方でチェックを

「ローションの浸透が悪くいつまでも肌の上に残る感じがしたり、ニッと笑ったときに肌の内側がきしむような違和感があったら要注意です」(小林さん)


美しい角層を育みハリ肌へ。(右から)無添加 アクティブコンディショニング EX 乳液 II しっとり、同 化粧液 II しっとり 各30ml ¥1700/ファンケル

夏の終わりに後悔しない!夏の「落ち肌」、「老け肌」予防法_1_3

Q10 そんなに汗をかかなくてもメイク崩れが酷くなる

A 水分と油分のバランスが乱れているから

「メイク崩れは、肌が皮脂過多になっているせい。水分をたっぷり与えて、肌の水分と油分のバランスを整えて」(水井さん)


塗って寝ている間に肌が潤いで満たされる。エリクシール シュペリエル スリーピングジェルパック W 105g ¥2800(編集部調べ)/資生堂

夏の終わりに後悔しない!夏の「落ち肌」、「老け肌」予防法_1_4

Q11 ファンデーションの毛穴落ちはどうしようもない?

A 乳液を味方につけて!

「メイク前には乳液など油分を上手に使ってしっかり保湿を。メイク直しは乳液でファンデーションを落としながら保湿し、その後BBなどを叩き込めばOK」(水井さん)


1 水に濡らしたコットンを固く絞って中指に巻き付け、乳液をコットンの上に細くのせる。


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2 手首を返すようにして毛穴落ちファンデーションをオフしつつ、潤いを与えて肌をフラットに。

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Q12 肌老けってどういうことを言うの?
A 肌のリカバリー力の低下をさします

「老けるということは、機能が衰えるということ。肌が日焼けしたり、たるんだり、若い頃はすぐ回復できた不調も機能が衰えると定着化。それが積み重なってシミやシワが現れるのです」(髙瀬先生)


Q13 どうして夏に老ける気がするの?
A 茶色と青が混ざり透明度も下がるため

「夏の肌はメラニンが増えて茶色っぽくなり、冷えなどで血流が低下すると青みも出ます。茶色と青が混ざると、肌はどす黒く。さらに角質肥厚で透明度が低下し、結果、老けた印象に」(髙瀬先生)


Q14 夏はシワが深くなるって本当?
A 紫外線や気温の変化で肌が極端に乾燥するとシワは悪化

「強い紫外線を浴びると、肌状態が悪くなります。ほかにも、屋内と屋外での気温&湿度の差、汗をゴシゴシ拭く動作など、肌が乾く要因がたくさん。夏は、肌にとって過酷な季節なのです」(広飯さん)


Q15 シミが濃くなるシーズンは夏で合ってる?
A 実は真夏より晩夏

「溜まったメラニンが表面化してシミが濃くなるのは、9月から10月。まずはUVカットで予防を。半身浴やマッサージで代謝を上げ、メラニン排出を促して、濃くなるのを防ぎましょう」(髙瀬先生)


Q16 夏の天敵は紫外線だけ?
A 乾燥、冷え、血流低下など夏は厄介!

「夏には美肌の天敵がたくさん。肌が潤っていると勘違いしやすい汗や皮脂。冷房など暑さ対策も、逆に体を冷やして血流を低下させかねません。うっかり欺されないよう要注意!」(小林さん)


Q17 夏にケアを頑張れば、老けないの?
A 夏終わりの老化は防げるはず

「夏ダメージを自然にリカバリーできるのは、30代まで。40代以降は代謝が衰えているので、夏にケアを頑張らないと確実に老けます」(髙瀬先生)


Q18 夕方になるとドンッと一時的に老ける気が
A それは表情筋が疲れてくるから

「表情筋が疲れて口角を持ち上げる力が弱まると、口がへの字になったりして老けて見えます。暑さで体力を奪われる夏は、特に顕著に見えるかも」(慶田先生)


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MAQUIA8月号

撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/AYA〈LA DONNA〉(加納さん、福吉さん分) スタイリスト/立石和代(加納さん、福吉さん分) モデル/加納奈々美 福吉真璃奈(マキアビューティズ) イラスト/シママスミ 取材・文/風間裕美子 関本陽子 企画・構成/火箱奈央(MAQUIA)


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