ALLプチプラコスメ。柏木由紀さんが「崩れない」リップ&チークをチョイス

メイク崩れが気になる夏に向け、ヘア＆メイク長井さん＆AKB48柏木由紀さんが鉄壁の「崩れない」メイクをプチプラアイテムで提案。今回は、リップとチークをピックアップ！

長井　落ちないリップ、本当に増えたよね。これは長かったマスク生活による恩恵と言わざるを得ない（笑）。
柏木　ホントに♪ これまでは落ちないリップ＝マットだったけど、質感のバリエーションが驚くほど広がりましたよね。
長井　その中でも、私が推したいのは、発色が長く続くインク系リップと、うるんとしたツヤで唇を染めるティント系リップ。
柏木　ステージメイクってやっぱり華やかなツヤ感が大事だから、ティント系が増えたのは本当に嬉しい！ これまでグロッシーな質感だと色持ちが期待できないものが多かったから。
長井　血色感になりすますような、ピンクやコーラルがずっと続くものがたくさん出てきたよね。ゆきりんのイメージにもぴったり♡ インク系は、これまで主流だったマットはもちろん、濃密なツヤ系のルージュもたくさん。しっかり発色させたい人はインク系、ピュアさを持続させたい人はティント系を選ぶのがおすすめ。
柏木　1本で落ちにくいのも嬉しいけど、私はハイラスティングのツヤリップを重ねるのもお気に入り。素の唇の色を格上げする血色リップの上に、濃いめのリップを重ねると、じゅわんとしたにじみ系の発色に。
長井　重ねることでさらに落ちにくくなるから、ツヤ系でもより長く色が残りそうだね。
柏木　イメージに合わせて落ちないリップの質感を選べる時代が来るなんて、喜びしかない！

長井　マスクが外せるタイミングが増えて、チークへの意識も変わったよね。
柏木　マスクの摩擦を気にしなくなって、チークを入れるようになったり、色を楽しむ人が増えた印象です。
長井　その反面、チークの発色が夕方まで持たないという相談も増えているの。そういう人のほとんどは、パウダーチークのみで仕上げている傾向が。
柏木　パウダーのふんわり発色も可愛いけど、落ちないのは断然、練りチーク。やっぱり粉よりクリームのほうが肌への密着度は高いですよね。
長井　その通り。パウダーの色持ちに満足できないなら、クリームやリキッド系のチークを試してほしい。
柏木　ですね。クリームチークの色持ちをさらに高める方法ってありますか？
長井　クリームチークだけで完結させず、その上にパウダーチークを重ねることで、発色をキープすることが可能に。
柏木　水と粉を重ねると膜が強固になる、ベースメイクの濡れスポンジの原理と一緒ですね！
長井　その通り。パウダーかクリーム、どちらかひとつを重ねるよりも、2つのテクスチャーを薄く重ね合うほうが肌へのFIX力がグーンと高まるの。
柏木　崩れない原理、わかってきました。単一質感を重ねるよりも、異素材を薄く薄く重ねるほうが崩れにくい。このセオリーさえ覚えれば、どのパーツにも応用できそう。
長井　ツヤやマットの質感操作ができるから、メイクの幅もグーンと広がることになるはず。

MAQUIA7月号
撮影／榊原裕一　ヘア＆メイク／長井かおり　スタイリスト／平田雅子　モデル／柏木由紀　取材・文／野崎千衣子　構成／若菜遊子（MAQUIA）

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