「MAQUIA」8月号では、鈴木えみさんの美の哲学にクローズアップ。基本のメイクをベースに、シーンや会う相手に合わせてシャドウやリップをマイナーチェンジ。自分らしさと今の気分を両立する、えみ流アレンジテクをお届けします。
私らしく生きるために必要なチカラ
鈴木えみ、美容愛を語る。
どんなときも私らしく
オンとオフ、2人のえみ
ON mode……
「引きで見たときの
顔全体の“絵力”を大切に」
普段は頑張りすぎない80点くらいのさじ加減でメイクしているけれど、パーティなど人前に出る場面では100点、ときには120点の仕上がりを目指すことも。華やかなファッションや引きで見たときにも負けない“絵力”が顔にも必要だなって。濃い色のシャドウやリップはあえてボカさず、パキッとつけこなす方がサマになります。
1 モードなまなざしを叶えるダークプラム。クリーミィな質感で、光を受けて鈍い輝きを解き放つ。キャビアスティック アイカラー 2010 ¥3000/ローラ メルシエ ジャパン 2 ほのかに火照ったような色づき、官能的なツヤで人気のオーガズムシリーズ。ひときわセンシュアルな表情に。オーガズムX チークパレット ¥5900(8/28限定発売)、3 ディープなボルドーは唇の輪郭に沿って2度塗りを。リップもアイシャドウ同様ボカさず、アクセサリーのように印象的につけこなしたい。オーデイシャスリップスティック 2830 ¥3900/NARS JAPAN
Makeup tips
プラム色のスティックシャドウ(1)は二重幅に沿って直塗りし、ボカさないでスタイルのアクセントに。アイラインやマスカラは基本のメイクと同じでOK。目の横のCゾーンにはゴールドのハイライト(a)を重ねて。コーラルピンクのチーク(b)は基本のチークの代わりに、耳横から頬骨に沿ってシャープにオン。
OFF mode……
「自然光の下では、
黒を使わずにメイクする」
家族とテラスで過ごしたり、公園に出かけるオフの日は基本的に黒のアイライナーやマスカラは使いません。自然光の下では黒の色素が重たく見え、“低解像度”のようにクッキリと目立ってしまうから。普段からメイクは自然光と蛍光灯、両方でチェックして、どちらでも不自然に見えないように。常に光を意識していますね。
1 アジア人のスキントーンを引き立てる新100色が登場。こちらはきらめくレッドブラウン。プレスド アイシャドー ME リフレクティブメタリック ME ミディアム ブラウン 885 B、2 パーリィなグレージュも混ぜてまなざしにニュアンスを。同 P イリデッセントパール P チャ グレージュ 866、3 目の下には木漏れ日のような奔放なきらめきを宿して。同 P ソフトベージュ 820 A 各¥2300(レフィル)/シュウ ウエムラ 4 表情に血色と洒落感をもたらすバーガンディ。インフィニトリー カラー 16 ¥3200/セルヴォーク 5 優しげな目もとに見せる、明るい赤みのブラウン。アイラッシュ マスカラ ウォータープルーフ 02 ¥4300/SUQQU 6 初夏の陽射しに浮かずに映える、じんわりとにじむような色づき。アフターグロー リップバーム 1357 ¥3500/NARS JAPAN
Makeup tips
赤みのブラウン(1)とグレージュ(2)の両方を指に取って二重幅にオン。2色を混ぜることで、より柔らかく自然な影のように。下まぶたには、黒目よりも少し幅広にライトゴールド(3)を。シックな血色レッドのクリームチーク(4)は、3本指でラフに大きな丸を描くように叩き込む。
MAQUIA 8月号
撮影/髙木健史〈SIGNO〉(モデル) ヘア/KOTARO〈SENSE OF HUMOUR〉 スタイリスト/古田千晶 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) イラスト/宮島亜希 構成・文/小川由紀子 企画/火箱奈央(MAQUIA)
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