「MAQUIA」4月号の連載『神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場』では、カラバリ豊富な春新色コスメの中から、神崎さんがデートにおすすめしたいカラーをピックアップ。使いこなしのテクニックも教えます!

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神崎 恵
Megumi Kanzaki

1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。ひとりひとりに合わせたメイクやビューティスタイルを提案する、アトリエ「mnuit」を主宰。美容誌をはじめ、各女性誌で連載をもつ他、イベントやメイク講座も数多く行う。また、コスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導く製品の開発、プロデュースなどの活動も。書籍の累計発行部数は131万部を超え、2月25日発売予定の新刊『服が似合う顔が欲しい』(大和書房)が早くも話題に。


デートの日のカラーメイク

普段と違った印象で魅了する、甘さ控えピンクメイク

「女性は空気を操る花であれ」と思っている。部屋に花を飾るようになってもう何十年も経つ。なぜ花を飾るのか? それは、そこに色があるだけで、空気が変わるからだ。曇りの日、雨の日、嵐の日だって、ただそこに花という存在があるだけで、空気は晴れる。華やかな花を飾れば、華やかな気分がうつるし、可憐な花があれば、可憐な心地になるものだ。

敬愛する先輩に、まるで真っ白なカラーの花のようなひとがいる。凛としたその姿、無駄のない美しさの中に涼やかで静かな強さがあり、それはそれは美しい。その姿をみるだけで、こちらの心まで浄化されていくような透明感に覆われる。ダリアのように華やかな友人は、いつだってわたしの心に彩りを注ぎ込み、視界や心がより鮮やかに深まるのを実感するものだ。桜の花のようにまろやかなやさしさをもつ友人に会うたびに、ほのかにせつなく人恋しい気持ちになる。色や花というものは、その場の色合いやそこにいるひとの心具合に確実に染み込んでいく。

メイクも、これと同じだ。顔の上の色や全身からわきたつ彩りは、その場の空気を変え、ひとの心を変える。だから、女性は鮮やかな存在でいるべきだと思う。この春は、ぜひ花のように空気を操る、カラフルメイクを楽しんでほしい。さまざまな色が面白いこの春。心を恋心地にするのなら、使うべきは断然ピンクだ。この春の新色はピンクの幅がとにかくひろい。桜のようなやさしいピンクから、ドラマティックに浮き立つ鮮やかなピンクまでにぎやかだ。

春の日差しの中でのデート。どんなピンクを纏えば、彼の恋心を誘うだろう? 2020年の春なら、どきっとするような鮮明さをもつピンクがいい。普段見慣れた、淡くやさしいピンクがつくる甘い表情とは、がらりと違う大人びた表情を見せることができる色。まるで初めての顔、初めての表情。「いつも」を抜けだしたとき、恋は大きく動きだす。はっとさせるようなピンクの唇に、やわらかなピンクでつくる甘い視線と幸せそうな頬という完璧な組み合わせ。この春は、彼の意表をつくピンクメイクで、相手の心を動かしたい。

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ピンクがもつさまざまな印象をギュッと凝縮

この春のピンクメイクは潔く、すべてピンクで揃えたワントーンがいい。唇はちょっと攻めた鮮明ピンク。そこへ、やわらかなピンクを目元と頬に。相反するニュアンスをもったピンクを組み合わせることで、ひとつの顔に、強さとやわらかさ、儚さ、可憐さが混じりあい、なんとも魅力的な仕上がりになる。髪は、まるで春風がふわりと舞っているような、やわらかさを含ませたように仕上げ、毛先まで巻き込まないことで甘さがそがれていいバランスに。服もピンクのワントーンで揃えながらも、パンツという選択で甘さ軽減。顔、髪、服のそれぞれのバランスと甘さを調整することで、ほんのりぴりっとする味わい深い甘みになる。


神崎流・美人レシピ

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大人がピンクメイクを使いこなすには、服との相性が重要。スカートやワンピースではなく、パンツでマニッシュさを意識。たとえ、色みがピンクでも、このバランスなら甘くならない。


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甘くなりすぎないメイクに仕上げたいから、唇にはっきりとした鮮やかなピンクをセレクト。さらに、頬の広範囲にチークをふわっと重ねれば、肌の彩度が高まって幸福感が上昇する。

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a 肌の色や透明感を高めてくれる、王道フューシャピンク。唇に直塗りするだけ。ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン 9 ¥4300/イヴ・サンローラン・ボーテ b まるで自然の血色のような色と質感を再現する、美肌ピンクチーク。大きめのブラシでふんわりと広めに色づけて。コンスピキュアス チークス 11 ¥6800/アンプリチュード

Amplitude  コンスピキュアス チークス  ¥6,800+税



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ピンクに合わせた女っぽさは欲しいけど、髪には少しのカジュアルさをプラス。ヘアアイロンで巻くとき、毛先は巻かずに逃がして、中間にボリュームを出すイメージがベストバランス。



MAQUIA 4月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)

※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。


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