「MAQUIA」9月号では、ヘア&メイクアップアーティスト河北裕介さんの、あか抜け顔をつくる引き算ルールの極意を公開。大人のワントーンメイクは、色数とポイントを引き算するのがコツ!
色数とポイントを絞った
シンプルメイクこそ、
大人メイクの新定番
――YUSUKE KAWAKITA
河北アニキが伝授する、今どきシンプルメイクの秘策
「引き算ルール」であか抜け成功メイク
圧倒的に短い時間で、美しいメイクを仕上げる河北さん。“時短=簡単=でも美しい”を実践している、その引き算ルールの極意を教えてもらいました。
ヘア&メイクアップアーティスト
河北裕介さん
その人自身の魅力を最大限に引き出すメイクに定評あり。メイクセミナーやイベントは常に超満員の、時代を牽引するアーティスト。
これが河北流
色とポイントを引き算して、大人のワントーンメイク
河北ルール 1
色数を絞ればこそ、アクセントが効いてくる
「色数を多くしたり、重ね塗りしたからといってキレイに仕上がるわけじゃない。使う色の数はミニマムにしたほうが、ピリッと効かせたアクセントを最大限に生かせるんだ」
河北ルール 2
寒色シャドウはライン使い一択
「寒色シャドウが難しいのは、そもそも肌にない色みだから。だから僕はラインに使うと決めている。この秋はカーキをラインとしてキワに細く引けば、シャレ感のある目元に早変わり」
立体感と深みのある目元を演出する秋色パレット。レ キャトル オンブル 318 ¥6900/シャネル
河北ルール 3
目の下シャドウは、いったん綿棒でぼかして
「下まぶたにアイシャドウをのせたら、綿棒でシャドウの下側をすうっとぼかしてみて。そうすれば重ね塗りしなくても、自然なグラデが作れて、厚塗り防止にも有効!」
河北ルール 4
濃い色リップ1本で、引き算自由自在
「濃い色のリップ、実は薄づきのものよりも使い勝手が優秀。指づけやリップクリームと混ぜれば薄くなるし、重ねれば濃くなる。何パターンかの濃度をこれ1本で作り出して」
ツヤやかで濃密な発色のブラウン。ルージュ エッセンシャル シルキー クリーム リップスティック 05 ¥3600/ローラ メルシエ ジャパン
河北ルール 5
目力はインラインのブラウンで十分
「まつ毛が上がってラインくっきりじゃないと落ち着かない人も。実はブラウンのライナーで上まぶたにインラインを仕込むだけで、自然な目力に。そのほうがリップなどいろいろなポイントにも目が行くしね」
河北ルール 6
チークの後、練りハイライトでエッジをぼかして
「チークは『塗っている』のがバレたら失敗。いかにしてなじませられるかが重要なんだ。チークと肌の境界線を練りタイプのハイライトでぼかせば、自然な血色とツヤが手に入る」
MAQUIA9月号
撮影/吉田 崇〈まきうらオフィス〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/杉本学子〈WHITNEY〉 モデル/上西星来 取材・文/佐藤 梓 構成/木下理恵(MAQUIA)
【MAQUIA9月号☆好評発売中】