「自然の力で、人は輝く」というアルソアのブランドメッセージ。今回、それを体現する、山梨県・小淵沢にあるアルソアの本社を見学。自然あふれる環境の中で、人を大切にし、真っ直ぐに製品づくりに取り組む姿がそこにはありました。
建築家マリオ・ベリーニ氏が設計した社屋
本社社屋の中央には水がたたえられた気持ちいい空間が広がる
八ヶ岳の山々を望み、文字通り自然の中に現れた社屋はまるで美術館のような素敵な建物。自然と調和しながら「水」のエネルギーを活かすことと、「心」を満たす空間をつくることという2つのコンセプトが込められているそう。敷地に足を踏み入れると、時間の流れがゆったりとするような、そんな感覚がありました。
働く人の健康を考えた社員レストラン「The Garden」
アルソアの農園で採れた無農薬野菜を中心に、オーガニックの食事が日替わりで提供される
レストランから出られるテラス。外には森が広がっている気持ちのいい空間
マクロビオティックの考えに沿った美味しくてヘルシーなランチを提供するレストランは、なんと社員のためのもの。心・体・肌の健康を提唱する企業として、社員に対しても同じ理念で接していることがよくわかります。
不思議と心が落ち着くコアルーム
突如現れた球体にびっくり。オブジェかと思いきや「部屋」!
弦楽器がスピーカーになっている
一見何かわからないこちらの球体、実は中に入ることのできる“コアルーム”という部屋。当初は会議室を想定されていたとのことなのですが、包まれている不思議な安心感で落ち着けるということから、今はリラックスしたいときに訪れる場所になっているとのことです。
本社内の至る所でアートに触れられる
仕事中も自然が眺められるようにと、外の景色を印象的に切り取る窓
大きな藍染は福本潮子さんの作品
廊下を歩いているとさりげなくアート作品が飾られている。本物に触れることによって「本物」を生み出してほしいと願いが込められているそう。大きな窓枠で切り取られた小淵沢の自然もまるで芸術。良いものを作り出すための環境が整えられていることが随所から感じられました。
アルソアの歴史が感じられる記念館
本社の敷地内にたたずむ記念館
1972年の創立からの歴史を知ることができる記念館へ。塗り重ねる美容法が主流だった当時、落とすことの大切さに気づき、石鹸を製造したところから始まったアルソア。今もその理念が大切に守られていることを実感します。
アルソアといえばの黒い石鹸、クイーンシルバーの型。1975年に発売されていた当時のクイーンシルバーハニーのものも
大きなクイーンシルバーが! この大きさから切り分けられたものが製品になるそう
化粧品会社の自社農園 アルソアレインボーファーム
2010年の開園以来、試行錯誤しながら作りあげた農園。畑を歩くたびに虫が飛び出すような環境の中、無農薬なのに虫がつかない野菜を作っているそう。その秘密は野菜自体の免疫力! 健康な野菜は天然のワックスを出して自らを守るから、虫がつかないのだとか!
農園の責任者・山野洋輝さんが持っているレタスをその場で試食。みずみずしいのに、味が濃い!
ツヤツヤした大きなピーマン。このツヤが野菜を守る天然のワックス
「ジオリナ 酵素」に入っている霊芝の栽培も
自家製の堆肥。発酵していて、触ると温かい
農園で採れた野菜も味わえる オーガニックレストラン「奏樹 カフェ&ダイニング」
窓の外は森。景色も素敵なレストラン
本社から少し離れたところにある「女神の森」内にある「奏樹 カフェ&ダイニング」というレストランへ。レインボーファームで採れた野菜も使われている、オーガニックの食事が楽しめる場所です。観光客が多いシーズンは満席になることもある人気っぷりとのこと! メインのプレートはいろんなおかずが少しずつ楽しめて、野菜でおなかいっぱいに。今回特別にデザートにいただいたアルソアグループの食ブランド「ビオクラ」のチーズケーキはなんとヴィーガン。そうと知らなければ卵も牛乳も使っていないなんて思わない、濃厚な味わいでした。
研修で使われるサロンで泡立て体験
本社内には全国から訪れるビューティーカウンセラーの方々が研修に使うサロンも。お店さながらの空間で、クイーンシルバーの泡立てをレクチャーしていただきました。
泡立ては苦手で、普段は泡立てネットに頼っているのですが、こんなにふわふわの泡を立てることができました! コツはまずは空気を含んだ泡をたくさん作ること。その後にその泡を潰すようにしてキメを細かくすると、弾力のある泡に。
なかなか入れない研究所の見学
社員でもなかなか立ち入ることができない研究所へも特別に入らせていただき、研究員の方から貴重なお話を伺いました。水を大切にするアルソアには2種類の水があるそう。それは肌なじみの良いミネラルバランスを追求した「アルソア水」と北海道十勝川流域から湧き出る「植物性温泉水(モール水)」。この2種類の水と水道水を実際に触らせていただいたところ、違いは歴然。アルソア水は肌にスッと馴染むような感触で、モール水は肌あたり優しくまろやかな感触。この水へのこだわりが製品づくりに活かされていることがよくわかる、研究所での体験でした。
●お問い合わせ/アルソア
0120-301-742
企画・構成/横山由佳(MAQUIA)
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