今までにないほど「家にいる」ことが増えたこの一年。「MAQUIA」6月号では、このコロナ禍で私たちの体に起こった変化を美プロが分析。自分に当てはまることはいくつある?

コロナ禍で起こった体の変化とは? 美プロが詳しく解説!_1

肩こり、むくみ、目の疲れまで、まるっと自分で癒やしましょ。

不調解消!セルフケア100問100答

教えてくれたのは…
石山信男(修盟)先生

日本体育大学准教授

石山信男(修盟)先生

コンディショニングの専門家。オリンピック陸上競技の日本代表チームに帯同するなど幅広い経験が。

川島悠希さん

美容整体師

川島悠希さん

「小顔王子」の異名で人気を博しYouTube等でその技術を指南。「整体Filament」を全国で展開。

村木宏衣さん

エイジングデザイナー

村木宏衣さん

「Amazing♡beauty」主宰。筋肉や骨格、リンパにアプローチする独自の施術でセレブにも人気。

Q この一年のコロナ禍を経て、
私たちの「体」にどんな変化が?
A 筋肉の減少。体脂肪増加。むくみの悪化
「全身の運動不足により、体のエンジンである筋肉が減少。筋肉を動かし脂肪燃焼できない分、余剰な脂肪が体についてしまっている可能性が」(石山先生)。「歩行量が減ったため、むくみやすくなっています」(川島さん)


Q 運動不足だと、どの筋肉が落ちやすい?
A 使わない部分の筋肉が、そのまま落ちます
「歩かないのであれば脚の筋肉、姿勢が悪いなら体幹など、使わない筋肉が落ちていきます」(石山先生)。「リモートワークの増加で全体的に筋肉が落ちた人が多い印象。それにより背中や頭のこりも増加傾向に」(村木さん)


Q 筋肉量が減ったためか、
最近歩く速度が遅くなった。
どうしたら……?
A 歩きを意識的に増やすしかない!
「歩く速度は本人の自覚によるものなので、筋肉量と直接的な関係はありません。でも、もし速度が遅くなったと感じるのなら、歩く機会、距離と運動量を増やすことで、歩くための筋肉が戻ってくるでしょう」(石山先生)


Q 動かさない筋肉が硬くなるってほんと?
A 本当です。
硬くなり、こりにつながります
「筋肉は伸び縮みすることが大事です。ですが動かさないと伸びきったまま固まってしまう。それが硬くなるということ」(村木さん)。「筋肉が硬くなっていることが、一般的にいう“こり”の状態。ほぐすことが必要」(石山先生)


Q 動かしていない筋肉はどこへ消えてしまうの?
A やがて代謝されていきます
「筋肉を動かさないことで『体に不要』と脳が認識すると、体の中へどんどん分解・吸収されてしまいます。脂肪が減っていく理論と同様、分解されエネルギーとして消費されて、最終的には体外へ排出されていきます」(石山先生)


MAQUIA 6月号
撮影/柿沼 琉〈TRON〉 ヘア&メイク/猪股真衣子〈TRON〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/貴島明日香(non-noモデル) 取材・文/高見沢里子 松井美千代 構成/吉田百合(MAQUIA)

最終更新日:

MAQUIA書影

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