あなたのしているメイクにたったひとつ、新しいことを取り入れるだけで新鮮な自分に出会える! 「MAQUIA」2月号から、岡野瑞恵さんが教える美人メイクのコツとおすすめアイテムをお届けします。
モーヴカラーを巧妙に重ねて、奥行きのある美人印象に
TAMAE OKANO
視線を引き寄せて離さない印象深さとリアリティの半歩先ゆく、絶妙なメイクで人気。知性や品の良さが覗くメイクは、女優やタレントからのラブコールが絶えない。
Q.メイクで美人になれますか?
A.賢さと女っぽさを両立するのが美人の条件。
シャネルのパレット&リキッドシャドウで彫りと丸みのある造形の美しい目元に―――岡野瑞恵
「美人顔に大切なのは、ノーブルな知性と女らしいほんのりした色気の調和。顔の1パーツが際立った途端、個性的だったり可愛い印象に転びがちになるから、パーツを“際立たせる”のではなく、さりげなく“造形を美しく見せる”ことに重きを置いてみてください。今回は、人となりを雄弁に語る目元をポイントに、質感の違うなじみカラーを巧みに重ねて彫りを作り出しつつ、入れ方で丸みを。出しゃばっていないのに視線が引き寄せられる、そんな美人印象が叶います」
(左)シャネル
レ キャトル オンブル 354
(右)シャネル
オンブル プルミエール ラック 28
このアイテムを取り入れるべき理由
“質感の異なる濃淡のモーヴカラーなら、出しゃばらず美人アイに”
「美人な眼差しの決め手は、大人っぽく知的なニュアンスと謎めいた色っぽさを醸し出すモーヴカラーのアイシャドウたち。クリーム状のメタリックなモーヴブラウンのシャドウはいい感じの透け感があり、また4色のパレットは繊細な色の濃淡だけでなく、パール、マットなどそれぞれ質感が異なるのも魅力。重ねても目元が重く沈みすぎることも腫れぼったくなることもなく、適度なボリューム感と赤みニュアンスが叶います」(右)軽やかさと深みを両立できるリキッド。¥3900、(左)計算された色と質感がひとつに。¥6900/シャネル(1/3発売)
――(目元に美人オーラをまとう使い方)――
“色と質感を適材適所に効かせ曲線と彫りを演出”
「色自体を濃くつけずとも、入れ方を計算して重ねるだけで美人印象に」。リキッドシャドウをアイホール全体に淡くのせてほのかな陰影を作ったら、まぶた中央にローズブラウンaをのせ、くぼみに沿わせるように左右に広げて女性らしい丸みを。キワにはマットな深みモーヴカラーbを重ね、さらに二重幅にくすみボルドーcをのせて。下まぶたは、目尻1/3にaを。
その他のポイントは?
“2色の立体チークで顔立ちも美人に”
「美人だからといって、ツンとした印象はNG。優しい発色のコーラルチークにオレンジチークを重ねることで、立体的ないきいきとした雰囲気を作り出して」。上のコーラルチークを頬の中央に丸くふわっと入れて血色感を出したら、そのチークの外側の輪郭に沿うように下の左側のオレンジをオン。(上)やわらかな血色を生む、エアリーなコーラル。パウダー ブラッシュ OR201¥5000/コスメデコルテ(1/16限定発売) (下)ほのかに艶めくサンタンオレンジが新鮮。ルナソル カラーリンググレイズ EX02¥6200/カネボウ化粧品(1/10限定発売)
MAQUIA 2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 山口恵史(物) ヘア&メイク/岡野瑞恵〈storm〉 スタイリスト/辻村真理 山本瑶奈(物) モデル/絵美里 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。
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