「MAQUIA」8月号では、大人気アーティスト中野明海さん×千吉良恵子さんが対談! 上半期のメイクトレンドや、今期のLOVEコスメをホンネで語り合います。
大人気アーティストがプロ目線で分析
中野明海×千吉良恵子
「上半期、こんなメイクが気分でした」
常にトレンドの最先端を走り続け、マキアの読者人気投票でも必ず上位にランクインするおふたりのメイク。そんなおふたりが、この上半期にしたいメイク&今どき顔になれるコスメを、ホンネで語り合います。
(右)中野明海さん
卓越したセンスと審美眼で、著名人たちからラブコールが絶えない。魔法のように効くテク&コスメを探し続ける美の探求者。
(左)千吉良恵子さん
旬の空気を絶妙に取り入れた、洗練感とハッピー感が漂うメイクで大人気。常に、メイク研究にも余念がない。
MAQUIA 2019年5月号
「メイク感はあるけれど抜けもちゃんとある。あえて作り込みすぎない感じを大切に」
MAQUIA 2019年3月号
「旬のオレンジEYEにシルキィなリップを合わせて。最高に今っぽいフェイス!」
メイク感が戻り、色や質感、きらめきのレンジが豊富だったこの上半期。トレンドも大きく変化している。
中野 今期もメイクの主役になることが多かったリップは、パキッとした赤の流行は収まり、特にマキア世代は彩度低めなカラーがおすすめ。
千吉良 モーヴやブラウン、テラコッタなど、一瞬、強い色のリップが多かったですよね。でも、どれもくすみ色を含んでいるから落ち着きがあって実は使いやすいですし、誰でもお洒落に。それから唇が透けないシルキィな感じの質感のリップも、メイク度が上がって今っぽかった!
シュウ ウエムラ
ルージュ アンリミテッド
マット M BG946 ¥3200
中野 確かに、質感はツヤツヤよりシルキィへシフトしているかも。撮影でいちばん活躍したのは、シュウウエムラのモーヴベージュカラー。
千吉良 私も好き! オフィスメイクに映える品の良さがありながらも、目を引く華やかさもあって。
中野 マキアの撮影現場でスタッフ全員で塗ってみたんだけど、似合わない人がいないの。それぞれに、いい感じの個性が出るんですよね。
千吉良 それからアイメイクは赤っぽいアイシャドウが流行りでしたけれど、最近はオレンジが気分♪
中野 オレンジって顔にない色だから、少し効かせるだけでピリッとしたスパイスに。温かみが加わって優しい目もとになりつつも、女らしさもヘルシーさもお洒落さも出るの。
カネボウ
インターナショナルDiv.
カネボウ セレクション
カラーズアイシャドウ 07
¥5500
千吉良 カネボウのオレンジパレットは一見難しそうだけど実は万能で、穏やかな風が吹くような心地いい印象に仕上がるのがお気に入り。
中野 小粒目の人も目をけっして小さく見せることなく、目のキワにじんわり広がって自然に大きく見せてくれる優秀パレット。オレンジのアイカラーは、今期、流行っているブラウンやテラコッタカラーのリップにも相性抜群ですしね。
セルヴォーク
(右)カムフィークリーム ブラッシュ 03 ¥3200
(左)エンスロール グロス 03 ¥2800
千吉良 パレット左上のグリーンを下まぶたに効かせると、うるうるとした目もとになるのもポイント。それからオレンジブームの火付け役といえば、セルヴォークですよね?
中野 ヘアメイクとしては、『おっそうきた!?』っていう、新鮮な色や質感が多いから大注目!
千吉良 思い切りがよく、どのアイテムも誰が塗っても垢抜けます。中でも、テラコッタグロスは深みがありつつ、抜け感も秀逸。あと、そういう意味では、UZUのリキッドライナーもハッとさせられました。瞳がきれいに見える発色も、ブラシのコシが絶妙にしなる描きやすさも、描きたての発色が続く持ちの良さも、どれをとってもうまいなあって。
UZU BY FLOWFUSHI
UZU アイオープニングライナー グレー、カーキ、ピンク 各¥1500
中野 豊富な色バリエも感心。
千吉良 ポップな色展開も多く、スポーティなピンクのラインはそれだけでメイクの主役に。でも、よく使うのは、グレーやカーキの締め色。
中野 本当に、この2色は天才的な引き締め色! 派手めの人はマイルドに引き締まるし、地味めの人は濃すぎることなく適度な目力を出しつつ引き締まるんですよね。
千吉良 旬の濃い色のリップにも、いい加減の抜け感が出て似合う。
中野 今どきは、黒のアイラインでしっかり引き締めると、途端に古臭い印象に見えますから。あと、顔全体をツヤツヤさせ過ぎないのも、今期のトレンドですよね?
シャネル
ボーム エサンシエル トランスパラン、スカルプティング 各¥5500
千吉良 ただハリや立体感、潤い感を出すために、ポイント的なツヤは必須。だから、シャネルのツヤスティックは、使わない日はないほど!
中野 白浮きせず、テラテラせず、こんなにも自然な濡れたようなツヤが作れるものって今までなかった。
千吉良 表情に合わせて艶めき、存在までも美しく見せてくれる。
中野 私たちの撮影ヘビロテコスメ、けっこうかぶってたね(笑)。
MAQUIA 2019年5月
みんな好きなピンクメイクだと思う。ピンクなのに、暑苦しさや甘すぎることがまったくなく、さすが!
MAQUIA 2019年1月号
凛としているのに女らしくて、こなれ感もあり、素敵! いつもメイクにドラマがあり、目が離せません。
MAQUIA8月号
撮影/天日恵美子(人物) 菊地泰久〈vale.〉 寺田茉布〈LOVABLE〉(モデル) 橋口恵佑(物) 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画/火箱奈央(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆好評発売中】