2月に誕生したジュニアの新グループ「ACEes(エイシーズ)」が、初のツアー「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」を開催中。結成してからわずか2か月にもかかわらず、会場内を魅了する歌唱力とダンス力、トーク力、演出のすべてにおいて、まさに“エース”級の輝き。4月12日、有明アリーナで行われたライブの中から、メンバーである浮所飛貴(うきしょひだか)さん、那須雄登(なすゆうと)さん、作間龍斗(さくまりゅうと)さん、深田竜生(ふかだ りゅうせい)さん、佐藤龍我(さとうりゅうが)さんの魅力をマキア的視点でレポートします。
ハイライト①“エース”級の輝きを放つ5人

1stツアーのサブテーマは“ビジュー(宝石)”。5人のメンバーカラーを象徴する宝石をイメージしたオープニングスペシャル映像が流れたあと、きらびやかなエフェクトとともに、まるで宝石箱から飛び出すようにメンバーが登場。巨大スクリーンに5人の顔が映し出されると、ビジュアルの強さに会場内が沸き上がり、視線を釘付けに。
ライブ中のMCで、那須さんが「ビジュアル強すぎんだろ!」とコメントしたように、顔立ちもスタイルも圧倒的な存在感を放つメンバーたち。どの角度から見てもパーフェクトな彼らは、全員がセンターを務めても納得のビジュ力。それぞれが持つ個性と美しさがステージ上でさらに際立ち、観客を魅了していました。
外見だけでなく、ダンス力と歌唱力も高く評価されている彼ら。オープニングを飾った嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」、なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」、Hey!Say!JUMPの「DEAR MY LOVER」など事務所の先輩たちの名曲を、自分たちのスタイルを取り入れつつ、楽曲に込められた想いやエネルギーを見事に表現。また、サビや決めパートを偏りなく5人全員が担当し、自分のものにしていく個性の強さに驚かされました。
ハイライト②ファンの近くまでパフォーマンスを届けたい!という思いが伝わる演出

メインステージ以外にも、センターステージやバックステージを縦横無尽に走り回ったり、トロッコでステージからステージへ移動したりするなど、会場内のすべてのファンに精一杯のパフォーマンスを届けていた彼ら。なかでも、メンバーカラーに輝くゴンドラで宙に舞い上がり、会場全体を見渡しながら手を振る姿は圧巻。2階席と3階席のファンとも自然に目線が合い、その距離の近さに思わず胸が高まる瞬間も。ペンライトやうちわの振る手には一層の熱がこもり、客席のボルテージは一気に上昇。
できる限りファンの近くでパフォーマンスを届けようとする姿勢からは、「一人でも多くの人に」というまっすぐな思いがしっかりと伝わってきます。楽曲や衣装の切り替えも最小限にとどめ、少しでも多くの時間をファンとの触れ合いに充てようとする姿が印象的でした。
ハイライト③ステージに込めた、ファンへの特別なメッセージ

セットリストの最初と最後に込められていたのは、メンバーからファンへの感謝の気持ち。MC中に何度も「ありがとう」と口に出し、その想いはパフォーマンスでもしっかり表現していました。ツアーの幕開けを飾った、嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」、アンコールで歌ったSMAPの「ありがとう」でもその想いが伝わるように、希望に満ちたまっすぐな歌詞は、新たなスタートを切るACEesにぴったり! 終始、「ありがとう」の空気が満ち溢れ、感慨深いステージとなりました。
また今回のライブでは、MC中にリポーターたちによる「公開記者会見」が行われ、グループとして初のツアーの感想をはじめ、リーダーの有無やファンの呼び名、今後の展望など、ファンが気になる質問が次々と飛び出す一幕も。初ツアーの感想について、那須さんは「本当に始まるまでドキドキしてました。どの公演もファンの皆さんが温かいと感じました」と話し、浮所さんは「セットリストは感謝を込めました」とコメント。
リーダーについての質問には、浮所さんが「決めていないんです。みんながリーダーだし、誰もならない可能性も(笑)。生まれ年も所属歴もほぼ一緒なので」と答えると、深田さんも「そもそもあまり縦(の感覚)がないですね」と付け加える一面も。

ファンの呼び名の話題では、浮所さんが「まだ決まってませんが、僕の中では“PEACE”がいいかなと。グループ名の“ACE”の文字にもかけて。平和という意味もありつつ、みんながひとつのピースであるという想いも込めたい」と提案。会場内からは大きな拍手が沸き起こり、那須さんが「じゃぁ“ジョーカー”は? トランプのジョーカーって一番強いし(笑)」と茶目っ気たっぷりに続け、会場をほっこりとさせました。
今後やってみたいことについては、浮所さんが「メンバー全員で2~3日、旅行に行きたいねって話してます。行先は内緒♡」と語り、5人の結束力の高さを感じさせる場面も。そのほか「デビューを目指しているか」と直球の質問が飛ぶと、5人が「当たり前です」「もちろん」と即答。那須さんも「ツアーを始めるにあたって、それを念頭に準備してきているので。絶対デビューする、という気持ちで挑んでいます」と続けました。
ステージの一瞬一瞬に感謝と決意を込めた彼らの姿、また5人の仲の良さに安堵したファンも多いはず。いよいよスタートしたACEes物語の続きに、ますます期待が高まります。
ハイライト④圧巻のステージを彩った、煌びやかな衣装と5人の美貌

今回のステージ衣装を手掛けたのは、メンバーの佐藤龍我さん。オープニングで登場した、ファーやスパンコール、レースをあしらったTHE王子様な白の衣装は、ACEesだからこそ似合う一着。メンバーカラーにちなんだ宝石をイメージした装飾が施されており、それぞれの個性を際立たせながらも、グループの統一感とステージの始まりを華やかに飾りました。
一方、オリジナル楽曲「Acing out」では、グループ名の「ACEes」のロゴがデザインされた赤い衣装を身に纏い、力強いパフォーマンスを披露。こちらは佐藤さんがメンバーに希望を募り、できるだけ要望を取り入れながらディレクションしたそう。
イメージが相反するこれらの衣装のほか、注目を集めたのがSnow Manが着用していたというターコイズブルーにパッションピンクの衣装。グループの歴史や想いが込められた一着を、次世代として継承する姿は胸が熱くなる瞬間。そして、どんな衣装も着こなす5人に驚かされます。
この日の浮所さんは柔らかく動きをつけたソフトウェーブヘアで、ほんのり甘さを感じさせるスタイル。那須さんはセンターパートにシースルーバングを合わせ、端正な顔立ちからは知性がにじみます。作間さんは艶やかな美髪と目を引くスタイルで、洗練された色っぽさで魅了。深田さんはオールバック風に仕上げたスタイルで、優しい笑顔の奥に凛としたクールさをのぞかせる、大人っぽい雰囲気に。そして佐藤さんは透明感のある白肌を引き立てるブリーチヘアで、トレンドを取り入れつつ、目を奪われるような色気を漂わせていました
ハイライト⑤キラキラ王子様だけじゃない! ACEesが魅せる多面性の魅力

グループのメンバー発表とともに、ACEesの華やかなヴィジュアルも公開され、グループの方向性はキラキラの王道路線かと思われていましたが、浮所さんがMCで語ったように「王子様系だけじゃない」多面性をしっかり証明する時間に。
オリジナル曲「PROLOGUE」は、未来への誓いと決意を込めたバラードで、まさにグループの新たなスタートを象徴していましたが、一方のオリジナル曲「Acing out」は、パワフルでキャッチ―なアップテンポなダンスナンバー。“最強”や“挑戦”をテーマにしたパワフルで情熱的な一曲で、枠にとらわれない自由なエネルギーを感じさせました。
またインターバルでは、作間龍斗さんが演出したという「ドラゴンvs勇者」の寸劇がスタート。名前に「龍」と「竜」が含まれる作間龍斗さん、佐藤龍我さん、深田竜生さんが演じるドラゴンに対して、勇者役の浮所さんと魔法使い役の那須さんが立ち向かう、シュールなバトルストーリーが繰り広げられました。戦いの途中では、佐藤さんと浮所さんが「全力〇〇」のゲームを行い、可愛らしい表情や思わず笑ってしまうような変顔を披露したり、日替わりでメンバーが変身する可愛らしいキャラクター(取材日は那須さん)も登場するなど、ファンたちはそのコミカルな一幕に大盛り上がり。会場は常に笑いと歓声で包まれていました。
生まれ持った美貌に加え、惜しみない努力によって磨かれた歌唱力とダンス力、トーク力。ふたつのオリジナル曲を始め、全てのパフォーマンスからは、ACEesが新たなステージへと踏み出す強い決意と、自分たちの道を切り開いていくという揺るぎない意志が確かに感じられたのでした。
撮影/詫間由佳 取材・文/佐藤梓
編集部
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