普段、何気なく選んでいる食べ物。選び方次第でダイエットや美容にもっと効かせることが可能! そこで2択で迷った場合、どっちを選ぶとよいかをクイズ形式でご紹介。こんなときどうする?というシーン別にまとめました。
迷ったとき、どっちを選ぶ?
キレイに「効く」食事これを選ぶが勝ち!
あすけん管理栄養士
道江美貴子さん
食事管理アプリ『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発管理に携わる。著書は『結局、これを食べるが勝ち 国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式』(ワニブックス刊)など。
状況や目的に合わせて
こんなときどうする?
夕食が遅くなった日や、便秘、夏バテのときなど、状況や目的ごとに選ぶとよい食べ物は変わるもの。さて、どっちを選ぶのが正解?
Q スタミナをつけるなら?
牛ステーキVS豚しょうが焼き
A 疲労回復によいビタミンB1が摂れる豚しょうが焼き
「牛肉はスタミナがつくイメージがありますが、疲労回復を助けるビタミンB1は牛肉より豚肉に豊富。玉ねぎ入りのしょうが焼きならビタミンB1の吸収をアップさせるのでさらにおすすめ」
Q 便秘のときは
きのこVSキウイ
A 水溶性食物繊維が豊富なキウイ
「どちらも食物繊維が多いので便秘によいですが、きのこの不溶性食物繊維は慢性的な便秘の人が摂ると便が硬くなって逆に出にくくなることも。不溶性食物繊維と、便を柔らかくして排出しやすくする水溶性食物繊維をバランスよく含むキウイがおすすめ」
Q 最近、野菜が不足気味
スティック野菜VSレタスサラダ
A ビタミンが多い緑黄色野菜が摂れるスティック野菜
「レタスなど淡色野菜中心のサラダはビタミンが少なめ。緑黄色野菜が摂れるスティック野菜は栄養価が高いので◎。ドレッシングを付けて食べるほうがビタミンAなど脂溶性ビタミンの吸収率が高まります」
Q 腸活には…
ヨーグルト+きなこVSヨーグルト+いちごジャム
A 善玉菌を増やすオリゴ糖が摂れるヨーグルト+きなこ
「乳酸菌を含むヨーグルトは腸活によい食品。糖質が多く太りやすいいちごジャムより、腸内の善玉菌の餌になるオリゴ糖を含むきなこを足すほうが腸活効果アップ」
Q 肌荒れしたときには
マンゴーVSぶどう
A 肌によいβカロテンやビタミンCが多いマンゴー
「ぶどうは肌によいビタミンが少なめ。マンゴーは体内で皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAに変わり、抗酸化作用も高いβカロテンや、同じく抗酸化作用が高くコラーゲンの生成にも関わるビタミンCも多いので肌荒れ時におすすめ」
Q 夏バテしたら…
ポークソテーVSそうめん
A ビタミンB1や鉄が摂れるポークソテー
「夏バテしたときはそうめんで済ませたくなるものですが、そうめんは栄養が糖質に偏っています。疲労回復を助けるビタミンB1や鉄を含む豚肉で作るポークソテーを選んで」
Q 日焼けしたので美白したい!
ヴィシソワーズVSコーンスープ
A 美白を助けるビタミンCをしっかり摂れるヴィシソワーズ
「美白には肌のターンオーバーや、コラーゲンの生成を促す効果があるビタミンCを摂るのが効果的。とうもろこしよりじゃがいものほうがビタミンCが断然多いのでヴィシソワーズを」
Q 安眠したい
コンソメスープVSわかめスープ
A マグネシウムが摂れるわかめスープ
「わかめには、神経系の機能を維持し、精神を安定させるセロトニンの生成にも関わるマグネシウムが多いので、安眠したいときはこちらを」
Q 髪がパサつく、抜け毛が気になる
わかめの酢の物VSまぐろの刺身
A たんぱく質や亜鉛を含むまぐろの刺身
「わかめ=美髪と思いがちですが髪の生育に不可欠なたんぱく質は少なめ。たんぱく質や、髪の主成分ケラチンの合成を助ける亜鉛も含むまぐろの刺身が◎」
MAQUIA10月号
撮影/佐々木美果 イラスト/本田佳世 取材・文/和田美穂 構成/髙橋美智子(MAQUIA)