睡眠トラブルの原因は人によってさまざま。“苦手タイプ”をチェックして、自分に合った対策で眠りの質を向上させて。本格的な暑さが来る前に、Let's スリープトレーニング!

暑い、寒い、眩しいなど、「外的ストレス」で眠れない人のための快眠処方箋

眠り下手(ベタ)にはタイプがあった
#スリトレで夏の快眠テクニック

教えてくれたのは…
ヒラノマリ

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

睡眠メソッド「#スリトレ」に基づきアスリートに睡眠を指導。著書に『#スリトレ すぐに試せるぐっすり睡眠法』(虹有社)など。

課題は睡眠環境の見直し!
カラダの外側が苦手タイプ

温度や湿度、照明、寝具など
睡眠環境の改善で快眠に

「このタイプは寝室環境の問題で睡眠の質が下がっている可能性が。寝室の温度や湿度が適切でないため、暑い・寒いと感じることがよくある、またマットレスや枕が体に合っていないために首や腰など体のどこかに不具合を感じている、といった悩みがある人はこのタイプ。パジャマを着ないで寝ることも睡眠の質を下げます。下の方法で環境改善を」(ヒラノさん、以下同)

多く当てはまったらこのタイプ
□着古したTシャツや半袖・短パンで寝ている
□エアコンの温度が寒かったり暑かったりして目が覚める
□寝る直前まで明るい部屋で過ごしている
□起きると腕がしびれていたり、首が痛かったりする
□寝る直前までスマホやパソコンを見ている

カーテン
「寝るときは真っ暗な状態で寝るのが理想。窓の外の街灯が眩しい場合は遮光カーテンを。色は筋肉の緊張をほぐすベージュ系が◎」


寝具
「掛け布団は肌掛けと合い掛けがセットになっているものが便利。暑い、寒いといった季節による温度差を調整できます。また抱き枕も寝姿勢の安定やいびき予防に◎」


マットレス&枕
「マットレスと枕は別々で買いがちですが、高反発のマットレスを選んだら同じ硬さの枕を選ぶ、といったように組み合わせがある。買うときはセットで考えて」


光目覚まし時計
「朝日のような光で徐々に起こしてくれる目覚まし時計を使えば、大きな音で起きるより自律神経に負担をかけず自然に起きられます」


温湿度計
「寝室に温湿度計を置いて温度・湿度の“見える化”を。室温は夏は26℃、春・秋・冬は16〜19℃、湿度は通年、50%がベストです」

Q 仕事で夜遅くまでPCを見るときはどうしたらいい?

A ブルーライトカット眼鏡で光対策を
「スマホやパソコンのブルーライトや明るい光は睡眠ホルモン、メラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質を落とします。夜にスマホやパソコンを見るときはブルーライトカット眼鏡をかけて」

暑い、寒い、眩しいなど、「外的ストレス」で眠れない人のための快眠処方箋_2

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MAQUIA 7月号
イラスト/みみかん 取材・文/和田美穂 構成/山下弓子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

公開日:

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