『山本舞香さんが2023年、推しの晴れ着を着てみました』vol.2 アンティーク柄着物【メイク編】
お正月や結婚式、お祝いの席に、一度は着てみたい晴れ着。古くから伝わる晴れ着にもその時代を反映する色選びやデザイン、小物との組み合わせなど流行があるよう。そこで今回は、2023年にオススメのアンティーク柄と現代柄の晴れ着、それに映えるメイクとヘアアレンジをご紹介！ 一生の思い出として残る晴れ着を纏って、自分史上最高に輝く晴れ着スタイルを楽しんで。
アンティーク振袖 薄グレー地赤ぼかし 牡丹と木蓮 ￥275000／着物レンタル円居 かんざし／スタイリスト私物
『晴れ着を着たのは、5年前の私自身の成人式のとき。当時はこの柄以上のものはない！ と満足していましたが、改めて最新の晴れ着を見てみると、同じような色や柄でも全く印象が違うんですね。洋服と同様に流行があるのだと驚きました。今回、着用したアンティーク柄の晴れ着は赤を基調にしているのに、甘すぎずどこか色っぽい雰囲気がお気に入り。着こなしのポイントやメイクについて教えてください』（舞香さん）
東京・日本橋浜町の「着物レンタル円居」は、上質なアンティークな着物をはじめ、格調高い白無垢や打掛などの婚礼衣装や成人式の振袖、卒業式の袴、七五三、お宮参りの衣装、華やかな訪問着など、多数の着物を展開。
『大正後期～昭和初期に作られたアンティーク柄の着物は、アンティークならではの色使いで花々が豪華絢爛に描かれています。アンティーク独特の色合いには、柄の帯を合わせるとまとまりがでます。伊達衿には、目鼻立ちがくっきりしている舞香さんに、原色を持ってきてしまうと派手な印象になりそうだったので、落ち着いたネイビーグレーを、帯締めには上品な雰囲気が出るように淡い紫を、間に入る帯揚げにはラズベリー色を入れて、女性らしさもプラスしました』（狩野さん、松本さん）
『大小の花が描かれたアンティーク柄の着物は、ヘアメイク次第では可愛くも、妖艶にも、自在に印象をコントロールできる柄。今回は、赤リップを主役にして、大人の色気がほのかに漂うメイクに仕上げました。目もとにも赤系のアイラインで色っぽさを忍ばせるのがポイント。眉は着物の存在感に負けないよう、いつもよりもしっかりとアウトラインを取り、眉下はストレート、眉尻は長く描いて美人な印象に』（河嶋さん）
【HOW TO MAKE-UP】
着物を着るときのベースメイクのポイント
『着物を着るときのベースメイクは、肌の内側に潤いと血色を宿したセミマット肌が今っぽい。下地やフェイスパウダーは、肌に血色を与えるピンク系のカラーで、毛穴や凹凸、ニキビなどの肌トラブルを補正する機能つきを選んで。ファンデーションは、薄づきながらもカバー力があり、うるおいを補充してくれる美容液レベルのリキッドファンデーションが好バランス』（河嶋さん）
A 肌ノイズをカバーしながら、透明感と血色を高める化粧下地。顔全体になじませたら、ハンドプレスで密着力を高めて。サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC ラベンダーローズ SPF50＋・PA＋＋＋＋ 35g ￥3300／コスメデコルテ B あたかも素肌が美しいように仕立て、自然な艶が華やいだ表情に。首までしっかり塗り伸ばして、顔とのテンションを合わせる。カネボウ ライブリースキン ウェア 全8色 SPF5・PA＋＋ ￥11000／カネボウインターナショナルDiv. C ほんのり血色を足して、洗練された上気肌に。大きめブラシでふわりとひと刷毛。プリマヴィスタ ポアレスフィクサー フェアリーピンク ￥3080（セット価格・編集部調べ）／花王
アンティーク柄の着物にオススメの厳選コスメはこれ！
A 眩いまぶたを演出する3Dパール配合のオレンジピンク。キス シアー グリッターアイズ 03 ￥1320／KISSME（伊勢半） B 自然な立体感と濡れ艶感を叶えるピンクゴールドとカッパーブラウンの組み合わせ。キス デュアルアイズB 15 ￥1210／KISSME（伊勢半） C 抜け感と目ヂカラを発揮するレッドブラウン。キス ソフトムースライナー 02 ￥1320／KISSME（伊勢半） D 程よく締めながらも、洒落感を与えるディープローズ。キス ラスティング カールマスカラ 51 ￥1430／KISSME（伊勢半）
アイラインは目尻1㎝長めに引く
アイホールにAを塗り、二重幅と下まぶた全体にBの2色を混ぜたシャドウをプラス。上まぶたのキワにCのライナーでラインを描き、目尻は1㎝長めに引く。目を開けたときにチラッとのぞかせて、さり気ない色気をアピール。ビューラーでカールアップしたまつ毛に、Dのマスカラを2～3回、重ね塗り。
リアルな眉を描ける繰り出しタイプの細芯。ダークブラウンで自然な眉に。キスミー フェルム スムースタッチアイブロウ 01 ￥550／KISSME（伊勢半）
眉下はストレート、眉尻はやや長めに描く
眉ペンシルで1本1本描き足して、毛並みを整える。眉下はストレートに設定し、眉尻はやや長めに描いて、晴れ着に映えるクラシカルな美人眉に。
大人っぽいブラウンを帯びたクールレッド。ルージュ・アンテルディ・シルキー 501 ￥5060／パルファム・ジバンシイ
リップブラシでふっくらとした唇に
リップブラシでややオーバーに輪郭を縁取り、中も丁寧に塗り広げる。上唇の山も丸く大きく輪郭を取ることで、ボリュームのある立体リップに。
ーーー次回の配信は、明日、12月25日。アンティーク柄の着物に合うヘアアレンジをご紹介します！ お楽しみに。
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撮影／浜村菜月〈LOVABLE〉 ヘア＆メイク／河嶋 希〈io〉 スタイリスト／狩野麻紀子・松本明子〈着物レンタル円居〉 着付け／長谷川裕子〈きもの 円居〉 モデル／山本舞香 構成・文／佐藤 梓 企画／中島和美（MAQUIA ONLINE）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
1997年生まれ。鳥取県出身。女優。現在は映画やドラマ、CMなどマルチに活躍中。主な出演作にドラマ『Sister』（YTV・NTV）、『忍者に結婚は難しい』（CX）、『帰ってきたぞよ！コタローは1人暮らし』(EX)、『今日からヒットマン』（EX）、『闇バイト家族』（TX）、『Believe～君にかける橋～』（EX）、映画『カラダ探し』、『SEE HEAR LOVE～見えなくても聞こえなくても愛してる～』がある。『Bailar』1st Photo & Style Bookが発売中！ また、7月11日からファンの為を想って作られたオフィシャルアプリ『Mk.ZeRo.』が開設中！
最終更新日：
MAQUIA2024年8月22日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア10月号の大特集は「私が輝く秋メイク」。通常版の表紙は池田エライザさんです。
