この秋の美容トピックス&新作スキンケアから見えてきた最新の肌の潤い対策をお届け。ひどくなるとかゆみが出たり、粉をふいたりすることもあるボディの乾燥。ツルすべボディを目指すためのポイントをプロが解説します。
乾燥が加速する季節だから肌・髪・体の内&外もまるっと保湿!
潤いのためにできること100問100答
ひとりひとりの肌を的確に捉える肌診断を得意とし、心と体にもアプローチするケアアドバイスが大好評。
国際中医薬膳管理師
久保奈穂実さん
成城漢方たまりで相談を行う。著書『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』(世界文化社)が話題。
ボディの潤い編
全身
Q ボディで特にカサつきやすいパーツって?
A 肘、膝、すね、かかと
「肘、膝、すね、かかと。これらの部分は皮脂腺や汗腺が少ないうえ、摩擦による刺激も受けやすいので角質が厚くなりやすく、カサつきやすいのです」(水井さん)
Q カサつきを防ぐための基本の保湿ケアとは?
A 乾燥レベルに合わせて保湿剤を使い分けて
「かゆみがあるなら皮膚科のステロイド剤で一気に治すのがベター。カサつく程度ならボディクリームやオイルを塗るなど乾燥レベルに合わせてケアを」(水井さん)
Q 乾燥対策によい入浴剤は?
A 敏感肌にも使えるものや保湿成分入りのもの
「浸かるだけで全身の保湿ができるアトピスマイルの入浴剤や、セラミドなどの保湿成分が配合された津田コスメの入浴剤は、湯上がり後もしっとり感が持続します」(水井さん)
a 温浴効果やスキンケア効果があるライスパワー®No.1-D配合。アトピスマイル®薬用入浴液〈医薬部外品〉 600ml¥2200/勇心酒造 b 5種の保湿成分配合。めぐり美肌 30g¥440/ドクター津田コスメラボ
Q 入浴後の乾燥を防ぐおすすめケアは?
A 体が冷え切らないうちに素早く保湿を
「入浴後は顔の保湿と同時にボディも冷え切らないうちに素早く保湿を。キュレルの濡れた肌に使えるクリームで湯上がり前に保湿するのも◎」(水井さん)
Q 体が乾燥しているときはお風呂に入ったほうがいい?
A 巡りがよくなるので◎。熱すぎるお湯、長風呂はNG
「巡りをよくすると乾燥予防になるのでおすすめ。ただし熱すぎるお湯はNG。入浴後はすぐ保湿を」(水井さん)、「長風呂も汗をかきすぎて乾燥を招くので避けて」(久保さん)
Q ボディの保湿コスメでおすすめのものって?
A ヘパリン類似物質配合のものや湯上がり前に使えるもの
「ひどい乾燥なら抗炎症作用や高い保湿作用があるヘパリン類似物質配合コスメを。お風呂で濡れた肌に使えるクリームは湯上がり後の乾燥防止におすすめ」(水井さん)
a お風呂で濡れた肌に使用。キュレル バスタイム モイストバリアクリーム〈医薬部外品〉 310g¥1980(編集部調べ)/花王 b ヘパリン類似物質HD配合。カルテHD モイスチュア フェイス&ボディローション〈医薬部外品〉 410ml¥2530(編集部調べ)/コーセー マルホ ファーマ
Q 乾燥を防ぐためのインバスケアとは?
A 潤いをキープするボディソープを使って
「保湿効果のあるボディソープを使い、肌に直接塗らず泡で洗いましょう。また、ナイロンタオルでゴシゴシ洗うのは避け、綿やシルクなど天然素材のタオルで優しく洗って」 (水井さん)
a バリア機能を守りつつ洗浄。ミノン全身シャンプー 泡タイプ〈医薬部外品〉 500ml ¥1540(編集部調べ)/第一三共ヘルスケア b CICA、植物セラミド配合。ラポリスホイップウォッシュ 500ml ¥3630/プロティア・ジャパン
Q 部屋の乾燥が気になる。よい対策は?
A 加湿器や濡れタオルなどで加湿を
「部屋の広さに合った加湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。加湿器がない場合は濡れタオルを部屋にかけておくだけでも空気の乾燥を防げます」(水井さん)
MAQUIA11月号
構成・文/和田美穂 髙橋美智子(MAQUIA) 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
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