盛らないメイクが主流の今、ナチュラルでいながら“可愛い”や“ステキ”をアップデートする方法とは? 「MAQUIA」8月号では大人気ヘア&メイクアップアーティストの中野さんがメイク術を伝授。その中から、ナチュラルで可愛く見せるメイクのヒントを、こっそりお教えします。
ヘア&メイクアップアーティスト
中野明海さん
常にメイクアップのフレッシュな魅力を提案し続け、日本ビューティ界を牽引。多くの女優やアーティストからの信頼も厚い。
ナチュラルメイク=時代を反映するもの
だからこそ、もっと自由でいい!
中野さん「少し前までは眉毛をレスしたり、チークはふわっと広めだったり、その時々のブームやスタンダードがありますよね。だからこそ、ナチュラルメイクは常に変化していて“時代そのもの”だと思うんです。わかりやすい完成見本もないですしね! 思い込みにとらわれず、思うままにメイクアップを楽しんでみるのが大切です」。
「可愛い~!」と思うカラーアイテムを
使い倒してみることが次の魅力へのカギ
中野さん「ビューティ誌を読んでいるみなさんにこそオススメするのが、気になるカラーアイテムを1品購入して、徹底的に使い込むこと。目や眉、頬、唇などにとにかくトライしてみる。思いがけない+αの魅力は、自分でまず試さないと!」
メイクアップはファッションから考えて
そうすれば365日新鮮な仕上がりに!
中野さん「どんな場合でも、顔だけで完成するメイクアップはないと思っているんです。カジュアルなスタイルにあえて赤いリップを塗ったり、お洋服の色にリンクさせた色を使ったり。毎日ファッションから考えることで、ナチュラルメイクもマンネリにならずにより魅力的になるはず」。
【次ページをチェック!】トレンドのカラーメイクをさりげなく取り入れるコツは?
プラスしているのに印象はナチュラル!
いつものアイメイクにポイント使いで
涼しげなピンクのラインをプラス
中野さん「今回紹介する2ルックとも、普段のメイクを基本に、“少しプラスしただけ”を目指しました。これは、目尻と目頭下にピンクのラインを効かせたパターン。ポイント使いだけれど、目元全体につながりと広がりを感じさせることで、スッと涼しげな印象に。ベースに定番カラーのブラウンラインを引いておくことで、カジュアルになりすぎたり、浮くことなくなじむんです」。
普段メイクに華が咲く
光輝くピンクライナー
細やかなメタリックラメがチラリと光る。見たままの美発色ながら、フィルムタイプで落としやすい。メタルインク アイライナー ME ピンク ¥3400/シュウ ウエムラ
締め色は黒を使わず茶色で引き算!
まぶたにメタルシャドウでツヤを出し、茶色ライナーで上まつ毛の隙間を埋める。目尻と下まぶたの目頭にピンクライナーでラインを引き、茶のマスカラを上まつ毛に塗り、抜けを作る。黒目下の頬中央にチークを丸くのせ、唇はグロスのみでみずみずしく仕上げて。
しっとりとした質感で、暖かな影を目元に添えて。ピンクライナーと目元を一体化させる、上品なつなぎ役に。フルメタルシャドウ 6 ¥3800/イヴ・サンローラン・ボーテ
暖色系ブラウンで、ピンクとも好相性。ステイトゥルー ジェルアイライナー 02 ¥2300/ジルスチュアート ビューティ
繊細なまつ毛に仕上がる軽やかなテクスチャー。マスカラ ディオールショウ デザイナー 698 ¥4200/パルファン・クリスチャン・ディオール
肌の透明感を高めるチアフルピンク。ジュ コントゥラスト 250 ¥5500/シャネル
ベタつきを感じさせず、潤いあふれる唇に。シマリング リップジャム 06 ¥3000/THREE
次回は、囲み目メイクをナチュラルに仕上げる奥義をご紹介します。
MAQUIA8月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 冨樫実和(物) ヘア&メイク/中野明海〈Air Notes〉 スタイリスト/永岡美夏 モデル/林田岬優 構成・文/森山和子 構成・企画/中島 彩(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆絶賛発売中】
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