今回は人には言えない過酷な過去を抱え、時代や慣習に翻弄されるヒロインたちの、運命の恋を引き寄せるたくましさに注目。フィクションだからこそ描くことができたロマンチックなストーリー、そして美しい世界観にも注目です!
男性たちを次々魅了する
107歳のヒロインの
圧倒的な女子力の高さに注目!
★今回のおすすめ新作映画★
『アデライン、100年目の恋』
監督/リー・トランド・クリーガー 出演/ブレイク・ライヴリー、ミキール・ハースマン、キャシー・ベイカー、ハリソン・フォード、エレン・バースティン 公開/10月17日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開 配給:松竹 ©2015 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC, KIMMEL DISTRIBUTION, LLC AND LIONS GATE FILMS INC. All Rights Reserved
<ストーリー>
サンフランシスコの中央資料館で働く29歳のジェニー(ブレイク・ライヴリー)は、年越しパーティで出会った青年エリス(ミキール・ハースマン)と恋に落ちる。順調にデートを重ねる2人だったが、ある日エリスがいきなりアパートの前に現れたことでジェニーは激高。実はジェニーという名前は偽名で、本名はアデライン・ボウマン。ある事故により29歳のまま老化が止まり、以来10年ごとに名前と住居、外見を変える逃亡生活を送っていた…。
ブレイク・ライヴリー
出産後初の
ゴージャスな主演作!
【松山 梢の女子ツボPOINT!】
永遠の若さをキープできる不老不死は、いつの時代も女性たちの憧れ。これまでにも多くの映画で描かれてきたテーマですが、この作品の主人公アデラインはダントツに魅力的! 29歳のまま老化が止まった107歳の女性を、出産を経て美しさを増した女優のブレイク・ライヴリーがゴージャスに演じています。ヒロインの秘密を知るのは80歳を越えた年老いた娘だけ。劇中では誰も愛さずに生き続けることがいかに孤独かを描いていますが、男性を次々と魅了していくモテモテのアデラインを見ていると、やはりうらやましさを感じずにはいられません。
地味に生きてるのに
悪目立ちしてしまう
溢れ出る魅力とは!?
なぜそこまでモテるのか、アデラインを観察していると一目瞭然。なんせ100年以上生きているのでどんな時事ネタも即答できるほど知識が豊富で、10年ごとに各地を転々としていたので語学も堪能なのです。もちろん生まれ持った美貌もアドバンテージですが、自分の美しさを過度に主張しない代わりに照れもせず、卑下することもしません。自分に合ったメイクやファッションを熟知しているセンスの高さと、女性として生まれた喜びを素直に享受する精神的な女子力の高さ、そしてにじみ出る知性は、どんな時代でも共通する恋を呼び寄せるモテ要素。誰にも本性を知られまいと地味に生きながらも逆に悪目立ちしてしまう、アデラインの無防備な色気は女の目から見ても魅力的です。
クラシカルで
エレガントな
衣装にうっとり♡
不老不死を描きながらも年を重ねる喜びを描いたラストシーンも必見ですが、やはり注目したいのはヘアメイクやファッション。20年代や50年代、60年代などそれぞれの時代にマッチするように、『ムーラン・ルージュ』でアカデミー衣装デザイン賞を受賞したアンガス・ストラシーはなんと50着を越える衣装をデザイン。1908年生まれのアデラインらしさが感じられるクラシカルでエレガントな現代パートのスタイルも、思わずマネしたくなるものばかりです。ブレイクがミューズを務めるグッチも衣装提供をしているので、ぜひ注目を!
豪華絢爛な世界観にうっとり♡
17世紀フランスが舞台! 勇敢な美しきヒロインをご紹介します!
〈映画ライター/松山 梢〉
映画のヒロインに感情移入することでかろうじて「女」であることを維持している、三十路まっただ中のライター松山 梢です。自分に足りない女っぷりを向上すべく、そして美意識の高いマキアオンライン読者の女っぷりをさらにアップさせるべく、愛すべき女子向け映画&ドラマを紹介していきます!
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