美容業界でも一目置かれるコスメマニアの3人が、この春に注目するアイテム&メイクをプレゼン。忖度なしのネクストトレンドをご覧あれ!

トレンド コスメマニア 春 コスメ メイク 鈴木えみ

MAQUIAが誇るトレンドセッター3人がガチでセレクト
私たちの「推しコス」&「推しメイク」はこれ♡

ロジカルメイクの達人
岡野瑞恵さん

ヘア&メイクアップアーティスト

岡野瑞恵さん

メイクテクニックはプロ級
鈴木えみ

マキアミューズ

鈴木えみ

各社のトレンドを熟知
森山和子さん

美容エディター&ライター

森山和子さん

推しテクスチャーは?
繊細なキラキラとぷるんとしたツヤ


光に映える輝きが春にも復活!
ひとつ取り入れるだけで旬顔に
森山 ここしばらく、春新色とはいえ落ち着いたボルドーやブラウンが主流だったけど、久しぶりの春らしいラインナップで嬉しい!
えみ 落ち着き系も好きだったけど、明るい色が多いとやっぱり気分もアガるよね。
岡野 色もだけど、質感も新鮮。春コスメでこんなにつやつやキラキラしているのも久しぶりだよね。マスク生活でツヤ感は封印してたから、季節だけではなくて時代の変化も反映されている気がして、心までポジティブになっちゃう。
えみ ツヤで言うとYSLのリップが大ヒット。とろける質感で唇がぷるんとして、すごく可愛い。
森山 私はバームタイプのリップが気になったな。しっかり色がのるというより、素の唇に少しだけ血色とみずみずしさを与えてくれる感じが好き♡
岡野 アイカラーもキラキラしてるよね。でも、ザ・ラメというギラつきではなくて、繊細で軽やかなきらめきがすごく上品。
森山 そう! 大人のキラキラメイクは他のパーツのくすみが目立ってしまうことがあるけど、今季は透けるようなラメ感で自然になじむから、気負いなく使えそう。
えみ つやつやとかキラキラっていうとすごく華やかに感じるけど、浮かずに溶け込むのが不思議。
岡野 発色が少しスモーキーだったり深みがあったり、主張しすぎない工夫がされているから、大人でも取り入れやすいよね。

品と華やかさのあるキラキラ

1 まぶたに密着しながらも繊細なきらめきを実現。洗練された目元に。オンブル プルミエール ラック 46 ¥4290/シャネル(1月7日限定発売) 2 ニュアンスパールから大粒のグリッターラメまでワンパレットに。ニューデップスアイシャドウパレット 03 ¥4290/hince(1月18日発売)

ジューシーなツヤリップが戻ってきた!

3 ナチュラルでみずみずしい唇に。ルージュ ココ ボーム 916 ¥4730/シャネル(1月7日発売) 4 唇にのせた瞬間にとろけるようなツヤが出現。ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ 5 ¥4730/イヴ・サンローラン・ボーテ(1月14日発売)

推しカラーは?
くすみ感のあるモーブオレンジがヒット


人気の2大トレンドカラーは
大人向けのくすみ色にアップデート

岡野 アイメイクはラベンダー系アイテムが豊富。全部かわいい!
森山 確かに!! でも、ラベンダーはちょっと難しいイメージ。どう取り入れるのが正解ですか?
岡野 今季のラベンダーはくすみ系だから、どう使っても白浮きなく肌になじむはず。
森山 (手に試して)本当だ。ラベンダーって明るいイメージだけど、ちゃんとなじんでる。
えみ ラベンダーだけじゃなくて深みのあるモーブやボルドーっぽい色まで、パープルの幅が広いよね。これまで苦手だった人も、自分に合った色が見つけられそう。
森山 うんうん、使ってみたくなる。私が気になったのはオレンジ。新色の資料を見て、まず最初にサニーオレンジを使ったフレッシュなメイクをしたいって思った。
岡野 私も黄み系のアイテムが気になってる。これまではニュアンス程度のイエローが主流だったけど、今季はかなりしっかり黄みが出るから、オレンジやイエローのメイクをするのが楽しみ!
えみ でも黄みの強いメイクってモードになりすぎたり、肌がくすんで見えたり、難しそうだよね。
森山 完全な黄色じゃなくて、赤みの強いオレンジなら血色感もあってヘルシーになるから、黄みメイク初心者も取り入れやすいはず。
岡野 そもそも黄色は日本人の肌に合う色。抵抗があるならくすんだ色から始めてみて欲しいな。
えみ トレンドカラーは、くすんだトーンから取り入れるのが間違いなさそうだね。

スモーキーモーブはなじみ抜群!

5 ノスタルジックなくすみラベンダー。ヴィセ リシェ アンティークパステル ライナー PU180 ¥1100(編集部調べ)/コーセー(2月16日発売) 6 深みパープルで眼差し強化。ハイボリューム マスカラ EX-01 ¥3850/RMK Division(1月7日限定発売) 7 紫陽花のようなアイシーパステル。ブルームクチュール アイズ 07 ¥6380/ジルスチュアート ビューティ(1月7日発売)

ダスティオレンジで大人のフレッシュメイク

8 フォギーに発色して印象的な瞳を演出。シルキー タッチ アイズ 01 ¥2970/スナイデル ビューティ(1月1日発売) 9 ニュートラルになじむオレンジパレット。クワッドアイシャドー 02459 ¥6160/NARS JAPAN(1月1日限定発売) 10 ヘルシーなツートーンが骨格を引き立てる。ルナソル グロウブラッシュ EX03 ¥6820/カネボウ化粧品(1月21日限定発売)

推しパーツは?
血色と立体感を操るマルチなチーク


名脇役から主役に飛び級!
顔を印象付けるキーパーツに

えみ 今季の主役はチークかな?
森山 確かに多いね。昨シーズンはほとんどチークがなくて、それもマスクの影響なのかしら?と悲しくなっていたんだけど、見事に戻ってきたね。
岡野 チークもくすみ色が多い印象。色数とともにニュアンスも広がって、目元とリップをうまくつないでくれるものがたくさん。
森山 質感もほどよく透けるものが多いですよね。色はちゃんとあるけど、それがニュアンスとして発色してくれる感じ。
えみ これまではチークって血色を出すためのものだったけど、表情に寄り添った絶妙な色気だったり、ハイライトっぽく使えて立体感が引き立つものだったり、今まで以上に仕上がりに関わる主役級のパーツになった気がする。
岡野 今までも主張するチークはあったけど、それ以上に曖昧な中間色の層がとにかく厚かったんだよね。それが今回は、アクセントカラーからなじみ系まで、あらゆるバリエーションがバランスよく深掘りされている気がするな。
森山 えみがさっき言っていたハイライト系チークも、ハイライターよりも色や質感のバリエが多くて、どれもこれも可愛かった。
岡野 今季はチークの立ち位置が劇的に変わる予感がするね。
えみ森山 同感♡

血色の幅を広げるくすみ発色

11 チークのみならず、リップやアイにも使える。ファシオ マルチフェイス スティック 20 ¥990(編集部調べ)/コーセー(3月16日発売) 12 5色のパウダーで紅潮したような頬に。ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト 20 ¥4620/ジルスチュアート ビューティ(1月7日発売)

うるみ系のハイライトカラー

13 湿度のあるパウダーが肌に溶け込み、内側から発光するようなツヤに。メルティング パウダー ブラッシュ 01 ¥6050/SUQQU(1月7日発売) 14 霞がかったペールベージュで上品な立体感が宿る。クリーム ブラッシュ 001 ¥3850/コスメデコルテ(1月16日発売)

MAQUIA2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(人物) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/岡野瑞恵 スタイリスト/平田雅子 取材・文/野崎千衣子 構成/若菜遊子(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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