夏祭りや花火大会など、浴衣を着るイベントが多い夏。「MAQUIA」9月号の中から、神崎恵さんの夏の浴衣デートのテクニックをご紹介。

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発光する透明感、肌からにじむ血色感がマスト!


着るだけで、確実に女の格を跳ね上げる服がある。


 無条件でヒロインに生まれ変わらせてくれるウエディングドレス、本能をうずかせる水着、そして特別扱いしなければという気持ちを湧かせる浴衣。なかでも浴衣がもたせてくれるしっとりとした色気は、男心を降伏させる不思議な力をもつ。禁欲的な肌見せに反して、簡単にほどけてしまう帯の危うさは、思わず妄想を誘い込む絶妙なバランスだし、服では出すことが難しい、しとやかな所作やしなりもまた、女をさらに女に見せてくれる。


 花火大会に夕涼み、これからの季節、この浴衣の威力が絶対的に恋の濃度を高めてくれることは間違いなし。例えばそれが数年ごしの片思いだとしても、崩しにかかれてしまうほどの勢いをもつものだから。恋に効く正しい浴衣の作法を読み解いて、欲しい恋を自力で落とす女になりたい。


 まず、なにがなんでも間違えたくないのが浴衣の選び方。浴衣の好みは男女で意外と違うことが多い危険アイテム。ここは潔く男目線(男心)重視で選ぶべき。本命は紺や白ベースで大柄のしとっと大人風味なものを。鮮やか過ぎるものやモードすぎるものは避けるのが得策。

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髪は盛りすぎないまとめ髪。後れ毛などの計算は一切なし。うなじを一番美しく見せる高さと適度なボリュームで、360度どこから見つめても、うっとりとさせる完璧な仕上がりに。


 そして、最大のポイントがひんやり感と上気感が重なり合った寒触発光肌。触れるとひんやり心地いいけれど、中からじゅわんと隠していたのに、にじみ出てしまったような血色感もある。そして暗闇の中からほわんと浮き立つような透明感を超えた発光オーラ。可憐なのに完全に妖艶。そんな吸引力のある肌で挑むことができたら最強。



MAQUIA9月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉  ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/松村純子 着付け/いけやえり 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)



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