花粉でファンデが塗れないときはどうすれば？ 長井かおりさんのお助けメイク

花粉症で肌がすっかりボロボロに……。肌あれがひどくなってしまい、ファンデーションが塗れません。すっぴんのままではいたくないけれど、気になる部分は上手に隠して、きれいな肌に見せたい！ 肌に負担をかけたくないときのお助けメイクを教えて！

教えてくれたのは…

ヘア＆メイク長井かおりさん

Profile / ながいかおり。『MAQUIA』をはじめ、美容誌、TVなど多数のビューティメディアで活躍するヘア&メイクアップアーティスト。誰でも簡単に美しくなれる独自のメイクテクニックに定評があり、イベントや監修に携わる。『必要なのはコスメではなくテクニック』（ダイヤモンド社）、『世界一わかりやすいメイクの教科書』（講談社）など、著書多数。 　

長井的POINT！
「究極の“すっぴん風メイク”でうぶ肌に見せて」

肌が弱っているときは、肌に負担をかけないミネラルコスメが活躍！ ベースメイクはいつものスキンケアをたっぷりなじませて肌をシトシトにしてから、乾ききる前にBBクリームをスキンケア感覚で塗ってみましょう。肌をきちんとバリアしながら、アラをカバーしつつ、うるっとした肌に見せてくれますよ。さらに目元と眉、頬と唇、それぞれ一緒に使えるマルチなミネラルコスメで彫りと血色をプラスすれば、究極のすっぴん風メイクの完成です！

ベースにもポイントメイクにもスポンジが活躍！

ふわふわで厚みがあり、やや大きめサイズのスポンジは肌になじませやすくて優秀。ロージーローザ バリュースポンジダイヤ 6P ¥380／ロージーローザ

BASE MAKE
使ったのはこれ！

Ａ 1本でファンデーションとしても下地としても使え、肌の明るさがアップ。植物エキスがゆらぎがちな肌を穏やかに整える。オンリーミネラル ミネラルトーンアップ BBセラム SPF25·PA++ 30g ¥4200／ヤーマン

POINT MAKE

Ｂ ミネラル100%で、目元や頬、唇など顔中どこにでも使えるマルチカラー。石けんで落とせるので肌に負担をかけない。マットな質感のココアベージュ。オンリーミネラル ミネラルピグメント ココア ¥1800／ヤーマン

Ｃ 見た目より軽やかに発色し、肌色を問わずなじむプラムカラーのクリームチーク。リップにも。オンリーミネラル N by ONLY MINERALS ミネラルソリッドチーク コンプリート 02 チャンス ¥3200／ヤーマン 

Process

1.化粧水は重ねづけして、肌がもちっとするまでしっかり水分を与える。乳液もたっぷり手にとり、顔全体にまんべんなくなじませる。肌がもっちり吸いつくくらいシトシトに潤いを与えること。

2.1のスキンケアが乾ききる前に、Aを塗る。両頬と額、あごにうずまきを描きながらのせ、指先から指のつけ根までを使って全体に8割程度広げる。

3.ファンデーションがついていないスポンジで、トントンと軽くタッピングしながら、ファンデーションの溜まりやムラをなじませる。これで肌のトーンが整って、うるっとした肌に。

4.Bのアイカラーをアイホール全体にざっくり広げ、まぶたに陰をつくる。下まぶたは目尻から黒目のあたりにまでのせる。彫り効果で、目元がくっきり見える。

5.眉の地肌を染めるようなイメージでBをブラシで押し当てるようにのせ、ふんわりナチュラルな眉に。

6.Cのチークで頬に血色をプラス。一度スポンジにこすりとり、手の甲でなじませ、目頭の下あたりから頬骨の高い部分まで、ポンポンと押し広げる。スポンジをすべらせてしまうとファンデーションが崩れやすくなるので注意して。

7.唇はスポンジでタッピングするようにCをラフに塗る。スポンジを使うことで密着感が高まり、落ちにくくなる。

撮影／押尾健太郎（モデル）、久々江 満（静物）　ヘア＆メイク／長井かおり　モデル／菜穂（マキア公式ブロガー）　取材・文／佐久間千絵　構成／佐藤 陽（MAQUIA ONLINE）

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