「マットリップは縦ジワが……」「少し老けた印象に見える……」といった思い込みはもう過去のもの! 今期は、マットな質感なのに乾燥しにくく、ふんわりと優しい印象を与えてくれる“ソフトマット”リップが大豊作。ヘア&メイクアップアーティストの佐々木れなさんによる解説とともに、新“ソフトマット”リップメイクに挑戦してみてはいかが?
- Q1. ソフトマットリップのいいところは?
- Q2. 乾燥させない塗り方は?
- Q3. リップペンシルで塗るといいって本当?
- Q4. 肌はマットすぎないほうがいい?
- Q5. アイシャドウとの相性は?
- これだけはおさえたい! マットリップの塗り方
- 佐々木れなさんおすすめ! 最旬マットリップ10選


MAQUIAでも引っ張りだこの若手アーティスト。今すぐに真似できるわかりやすいメイク術にファン多数。プチプラからハイブラコスメまで、日々抜かりなくリップの動向をチェック。
Q1. ソフトマットリップのいいところは?
A1. 大人のふわっとリップの要望にジャストマッチ♡
「唇がふわっと仕上がり、かつ自然なボリュームを出せるのが“ソフトマット”リップの強み。パキッと発色する従来のマットリップよりも、モードになりすぎないので使いやすいですね。塗り心地がよく、スムーズに伸び広がるのでぼかすのも簡単! 淡い発色も雰囲気作りも自由自在です」(佐々木れなさん、以下同)
Q2. 乾燥させない塗り方は?
A2. 保湿リップを軽く仕込んでみて
「マットリップ=乾燥する、縦ジワが目立つという心配は、メイク前に保湿リップを仕込むことで解決! グロス系のリップを使ってしまうと、ツヤと油分によってせっかくの“ソフトマット”の質感が変わってしまいます。油分少なめのリップで軽く保湿してあげるのが正解です」
Q3. リップペンシルで塗るといいって本当?
A3. 影色と落ち方のきれいさが欲しい人はぜひ!
「リップペンシルは+αのテクニックになりますが、影色のニュアンスや落ち方にもこだわりたい人はぜひお試しを。使うマットリップと同じような色、または少し明るめのペンシルで唇全体をふちどると、きれいなグラデーションを仕込めます」
Q4. 肌はマットすぎないほうがいい?
A4. ツヤからセミマット肌が正解!
「リップのマット質感に合わせてベースメイクもマットにしてしまうと、メリハリがなくなり、のっぺりとしたお面のような顔印象に。ベースメイクはツヤからセミマットにしてあげるのがベター。セミマット肌にする時は、ハイライトやチークで目尻から小鼻横にかけてツヤを少し入れてあげると、バランスの取れたルックになります」
Q5. アイシャドウとの相性は?
A5. ツヤ肌ならマット系、セミマット肌ならパールを
「“ソフトマット”リップを主役にするなら、アイシャドウはあくまでも引き立て役にしましょう。ツヤ肌ならマット系、セミマット肌ならパール系のアイシャドウで、目元に軽くニュアンスを足してあげるイメージです。アイシャドウの色は、イエベさんならゴールド系、ブルベさんならシルバー系だとさらにマッチ」
これだけはおさえたい! マットリップの塗り方
STEP 1
クリアな保湿リップで潤いチャージ

「Q2でお答えしたように、乾燥と縦ジワを防ぐために、まずは透明な保湿系リップで唇に潤いを補充。塗り方がまばらだと、リップの発色にムラが生じてしまうので満遍なく保湿することを心がけて。保湿した後に水分をティッシュで軽くOFFしてあげると、唇表面がフラットになり、リップの伸びと発色がよりスムーズに」
STEP 2
リップの先端で唇の輪郭をオーバー気味にふちどる

「唇に自然なボリュームを出すために、スティックやチップの先端でオーバー気味にふちどって。その後、内側に向かって指でタップし、輪郭をぼかしていきましょう。タッピングは、唇の表面が凹まないくらいの優しい力加減で。輪郭にのせた色を唇の内側にポンポンと広げてあげるイメージです。
ふちどる時の目安は、唇に厚みがある人は素の唇から+1〜2mmオーバー気味に。唇が薄い人やボリュームダウンが気になる人は、思い切って3mmほどオーバーに作ってみて。ちょっとやりすぎでは?と思うかもしれませんが、百聞は一見にしかず! 指でぼかすことで素の唇の色となじみ、唇の存在感が引き立つことが実感できると思います」
STEP 3
下唇に塗った色を上唇にスタンプ

「唇の輪郭とベースができたら、下唇のみにリップを直塗り。その後、上下の唇をムニムニと何度か合わせて、下唇にのせた色を上唇に転写(スタンプ)していきましょう。
“ソフトマット”リップが持つふわっと感を上手に活かすためには、直塗りは下唇のみでOK。ここで上唇にも直塗りしてしまうと、せっかくのふわっと感が減ってしまいます」
佐々木れなさんおすすめ! 最旬マットリップ10選
今までのマットリップの概念を覆す、NEWSな“ソフトマット”リップを厳選してご紹介します。佐々木れなさんの推しコメントも。
hince(ヒンス) ニュー・ブラーティント 03

全10色 各¥1760/hince
ふわっとほどけるホイップクリームのような質感。半透明のブラー処方が唇の縦ジワをふんわり補整。デイリー使いしやすい王道カラーから印象を引き締めるボルドーカラーまで、技ありのカラバリ。
「今回注目した“ソフトマット”リップのなかでも、一番のしっとり質感。渋すぎず白みが強すぎない、絶妙なカラーもお見事! マット系のリップに抵抗がある人も使いやすいと思います」
YSL ラブヌード リップスティック #1

全10色 各¥5500/イヴ・サンローラン・ボーテ
水彩画チックな“ふわっ”と“じゅわっ”を両立。独自の「ウォーター・ボム・コンプレックス」が潤いのあるボリューム見えを演出。
「気持ちいいくらいのほんわか発色にビビッときました! 保湿成分とオイルのW効果で、縦ジワレスの仕上がりに。細身のスティックタイプだから、ふちどりも直塗りもテクニックレスでできます」
milktouch(ミルクタッチ) スプレッドフィット ブラーティント 09

全11色 各¥1969/オリーブインターナショナルジャパン
“クリームチーズ”リップに、深みとコクがある3色が仲間入り。ラフ塗りでもぼかしたようなフィニッシュに。清涼感によるマイルドなボリューム感UPも叶う。
「一見ベタッとついてしまいそうな濃いめカラーですが、伸ばすとまるで雲みたいなふかふか発色。色そのものにムードがあるところも素敵。保湿感と色もちも◎」
HERA センシュアル パウダーマットリキッド EX 134

全5色 各¥4400/アモーレパシフィックジャパン(293のみ公式オンラインストア限定販売)
今年の3月に、ダークトーン寄りの5色が追加。配合されたシアバターが潤いヴェールを形成し、空気を含んだようなリップメイクが完成。
「1度塗りでもパキッときまる高発色ながら、仕上がりにやわらかさと余韻が残るんです。フラット面と先細りチップが両方あって、ミラーレスでも簡単に塗れちゃうところも推しポイント」
コスメデコルテ ルージュデコルテ クリームサテン 01S

全7色 各¥5500/コスメデコルテ(7月16日発売)
今までにない、ソフトマットなサテン質感を実現。骨格まで美しく見せる赤の色素「ヘモグロレッド」を採用。大人の余裕と品のある口元に。
「やっぱりコスメデコルテは、血色感のある色作りが上手! 素の唇の延長線上のナチュラルな発色と血色感がスッと溶け込んで、顔全体がいきいきとした印象に」
ジバンシイ ルージュ・ジバンシイ・ベルベット・マット N02

全12色 各¥6050/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]
上品で力強い発色と霞がかかった抜け感を両立。アジア人の肌を美しく見せる厳選されたシェードで、なじみも抜群。
「見た目は一般的なマットリップですが、色にも質感にもヌーディーさがあるギャップ系リップ。使うとたちまちエレガントさが宿ります。大人が欲しい、ハリとボリューム感もバッチリ演出!」
M•A•C パウダー キス ヘイジー マット リップスティック テイケン

全24色 各¥4840/M•A•C
儚くアンニュイな雰囲気を醸し出すブラー系マット。すべらせた瞬間に弾けるオイルと、新たに配合されたサンゴ草エキスの効果で、潤いのある仕上がりに。
「パウダリー質感だけど潤い力がちゃんとある、まさに“ソフトマット”リップ! 個性派カラーを含む全24色はどれも見たまま発色。重ね塗りしても色ムラが生じにくく、日中のお直しもササッとラフにできます」
ランコム ラプソリュ ルージュ インティマット N #211

全17色 各¥5940/ランコム
スモーキーで抜け感のある発色。希少なダマスクスバラエキスがスルスルとした伸びとなめらかさを実現。唇を潤わせながら縦ジワをカバーするセラミドを配合。
「クレヨンのような粘度がありながら、伸びがよくぼかしが簡単♪ 唇にピタッと寄り添うように発色してくれます。重ね塗りで演出できる深みは、大人の女性にピッタリ」
バーバリー ビューティ バーバリー ブリット マット リップ ヴェール 611

全6色 各¥5720/コティジャパン
2月に登場した、ブランド初のリキッドマットリップ。クラッシックなマットリップを再解釈し、ソフトで洗練された印象に昇華。コラーゲンペプチドなど潤い成分を配合。
「濃淡も立体感も自在に作れるやわらかいテクスチャー。たんぽぽの綿毛のようにやわらかいアプリケーターは、輪郭をふちどるペンシル代わりにも使えて、全体の色をぼかす時にも重宝!」
トーン ペタル ブルーミング マット リップ 03

全4色 各¥2970/to/one
光を透かす花びらをイメージしたエアリーな発色とテクスチャー。やわらかくほどけるゲル化剤と最適バランスで配合されたオイルの妙で、ナチュラルな質感を演出する。
「チップにとった時の色はこっくりカラーですが、唇にのせると薄く伸び、ニュアンシーに発色。サッと塗っただけでも洒落感とメイク感が一気に出ます」
撮影/野呂知功〈TRIVAL〉(人物) 早川歩夢(静物) ヘア&メイク/佐々木れな〈ThreePeace〉 モデル/さくら(マキアビューティーズ) 取材・文/三上六花 構成/中村千夏(MAQUIA)
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