片づけのプロに聞きました！ 目からウロコのコスメ収納術【ビフォー・アフター動画付き】

新色に限定品、バズり品にコフレなどなど……ついつい増えてしまうコスメの収納、どうしてる？ コスメ好きが抱えているお悩みに、収納のプロが解決テクを伝授。アドバイスをもとに、コスメ収納に悩むマキアインフルエンサー3名がお片づけにチャレンジ！ 使用した収納グッズはダイソー、Seria、3COINSで調達。before→afterの実例写真＆お片づけ動画は必見。ぜひ年末の大掃除の参考にしてみて。

Q コスメをうまく収納できないのはなぜ？
A 手持ちのコスメの
   見直しができていないのかも
「コスメが溢れてしまっているなら、手持ちコスメの見直しができていないのかも。コスメを無理に処分する必要はないですが、収納スペースには限りがあるので定期的な見直しをしてみて。最近使っていなかったり、似たような色があったり、使い勝手が悪くて放置しているコスメはありませんか？ それらがスペースを取っているせいで、本当に使いたいコスメが収納できずにあふれ出している可能性が。定期的に手持ちのコスメを見直して、今の自分に必要なものをセレクトする習慣をつけることが、収納上手への第一歩。コスメを買い足す時には収納スペースを増やしてでも欲しいものか、今一度立ち止まって考えることも収納テクのひとつです」（池田さん、以下同）

Q 自分にとって使いやすい収納とは？
A コスメを使うシチュエーションを考えてみて
「“使いやすい”の基準は、人によって異なります。急いでいるときでもサッとメイクができるように取り出しやすさを重視するのか、それとも下地、FD、アイシャドウなど、アイテムごとにまとまっている方がいいのか、はたまたメイクする時の場所が一定ではないので、持ち運びしやすいカゴやポーチに入っていた方がいいのかなど、ライフスタイルによって「使いやすさ」はさまざま。どんな使い方がいいのかを考えると、理想の収納が見つかるはず」

Q コスメの捨てどきがわかりません…
A 使用期限や使い勝手の
   善し悪しなどに合わせて判断を
「いざコスメを捨てようとしても、「まだ使えるし……」「いつか使うかも」といった思いが湧き出てきて、なかなか捨てられないことも。そんなときは、以下の5つを基準にしてみてください」

・使用期限が過ぎている
・壊れていたり、使いにくいと感じている
・しばらく使っておらず、今後も使いそうにない
・使っていても気分がアガらず、なくても困らない
・「高かったから」「プレゼントだから」だけが理由になっている

「開封してからだいぶ時間が経っているものは、劣化や酸化が気になるところ。まだ残っているのにもったいないと思う気持ちもわかりますが、肌に悪影響を与える可能性があるので思い切って処分を。そのほか、使い勝手の悪いものや気分がアガらないものは、今後も出番は少ないはず。それならもっと今の気分に合ったアイテムにスペースを譲りましょう。人からのプレゼントや高価なものは最も捨てにくいものですが、使っていないのは自分の好みではなかったり、似合っていなかったり、それなりの理由があるはず。気持ちだけ大切にもらっておきましょう」

Q 限られたスペースに収納するコツは？
A  "衣替え”やデッドスペースを活用
「今使っているものを優先的に収納し、季節外のものや収納しきれなかったものは別の場所にまとめてコスメの“衣替え”を。透明の書類ケースに収納し、棚のすき間に差し込むなどしてデッドスペースを有効活用するのもおすすめです。とはいえ、ぎっちり詰めると取り出しにくくなるので、8割収納を心がけて。そのほか、使いたい色だけケースから外し、オリジナルパレットを作ってコンパクトにまとめるのも手」

Q スッキリ収納するテクはありますか？
A  収納ケースの色･形･シリーズを揃えると◎
「収納ケースは、使う場所の大きさ＆高さに合わせたものを選ぶのが基本。事前に使う場所の幅、高さ、奥行きを測っておき、ベストなものを選びましょう。また、色や形を揃えると、統一感が出てスッキリ見えます。今後買い足すことを考えるなら、同一シリーズのものやシンプルなデザインのものを選ぶのが正解。可動式の仕切りがあると細かいものもごちゃつかず、収納サイズに変更があったときにも対応できて便利です」

コスメの収納に悩む3名のマキアインフルエンサーに、整理収納アドバイザー･池田さんがアドバイス。三者三様のお悩みに合わせたテクニックでどんなふうに変わったか、とくとご覧あれ！

「今までポーチに入れていたリップやネイルをクリアケースに移し替えるだけでも、中身がひと目でわかって見た目もスッキリ。ケースはしっかりサイズを確認してから購入したので、無駄なスペースがなく収納できました。やり出すまでは億劫でしたが、いざケースを購入してみると俄然やる気に！ スキンケアもカテゴリーごとにバスケットに分けることで探しやすくなり、カーテンをつけて目隠ししたらおしゃれ度もUP」（ゆかぴさん）

「『使用頻度の高い美顔器を手に取りやすい場所に』という池田さんのアドバイスのもと、ドレッサー裏のベストボジションを美顔器の収納スペースに。ペンスタンドに立てて収納しているので取り出しやすく、横の空きスペースには一緒に使うジェルも収納できて◎。これでようやく美顔器の外箱を捨てることができました。ペンスタンドを使うテクは、マスカラやアイライナーの収納にも応用できそう！」（makiさん）

「手持ちのアイテムを厳選し、メイクする順に並び替えたところアドバイス通りメイクがしやすくなってびっくり！ 引き出しの中をケースで上下に分けることでデッドスペースが収納スペースになり、より多く収納できるようになったのもよかったです」（ARISAさん）

「何がどこに入っているかわかりにくかったスキンケア類は箱から出して見える化し、カテゴリーごとに分けたことで奥のものも取り出しやすくなりました。棚のものを全部取り出すのは大変でしたが、よく使うもの、年に数回使うもの、必要ないものに分類するだけでも、だいぶスッキリしました」（ARISAさん）

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取材・文／関本陽子 構成／中村千夏（MAQUIA ONLINE）