「MAQUIA」6月号の『神崎 恵の恋させる瞬間美容劇場』では、大人の遠足・いちご狩りへ。相手との距離がグッと近づくデートの日のヘアメイク&ファッションを伝授します。

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神崎 恵

Megumi Kanzaki

mnuit主宰。美容家としての活動の他、累計120万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やイベントなどで多忙を極める日々。また先日、ファン待望の新刊『娘に伝授したいこと この世でいちばん美しいのはだれ?』(ダイヤモンド社)が発売になり、福岡、東京、仙台、大阪、名古屋で新刊と連動したビューティ講座の開催を予定している。


いちご狩り

淡く柔らかな血色感をチークとリップでまとって

幼い頃の遠足や社会科見学。同じグループになった子たちとの心の距離が、ぐっと近づいたのを感じる帰り道。「同じことを目的として行動を共にする」ことが心に及ぼす作用を、そんな行事があるたびに実感してきた。それは、同じ方向を向くことで気持ちが自然と重なるからかもしれない。一緒に感じ、味わうことで、心自体の動きが連動する。今まで知っていたそのひととは別人と思ってしまうくらい、近くに感じ、心を許す距離まで迎え入れてしまうから面白い。

これは、大人になっても同じ。同じドラマに共演すると、付き合う確率が高くなる俳優や女優たちと同じように。同じプロジェクト内で共に悩みを乗り越える中で心が近くなるように。何かに向かって、足並みをそろえることで芽生える絆が確かにある。これは、恋愛にとても優位に働く力。

だから、こんな状況を日常に組み入れていくことを楽しみたい。かといって、旅行とか、なにか大きなイベントを計画しろというわけではなく、もっと、身近で簡単なものでいい。ちょっとした遠足的な。それでいて、女の子を可愛く、そして効果的にその作用を引き起こしてくれるもの。いくつか試してきた中で、これはなかなかいいと感じたのが「○○狩り」。いちごに、ぶどう、桃にタケノコ。並べてみると「狩り」は季節を感じながら楽しめるものばかり。向かう途中のプロセスやその瞬間の季節の色、味わいを一緒に体感する。そしてシンプルに手で取って食べるという楽しさと満足感、そして達成感を時差なしに共有することができること。これこそ楽しい大人の遠足。

見た目の可愛さと手軽さを考えると、「いちご狩り」はとてもおすすめ。真っ赤に艶めくいちごは、眼に映る景色を可愛く見せてくれるし、甘い香りは甘い気持ちを呼んでくれる。口元に運んだ赤が、まるで赤いルージュのように、肌を透明に、表情ひとつひとつの血色感をあげ、なんとも愛らしい空気感をだしてくれる。それになにより、「美味しそうな顔」は最強に可愛い顔。たまにはデートに変化球を。普段では味わえない心の距離を楽しもう。


いちごの赤に負けない
自分が引き立つ、華ワンピースを!

「狩り」だからといって、本気のカジュアルで行くのではなく、その果物との空気感を合わせメイクやファッションを組み立てること。そのほうがずっと彼の目に映る景色は愛らしい色になるから。いちご狩りなら、真っ赤ないちごと自分、その両方が引き立つ色であること。非日常らしい軽やかさがでるよう、柔らかな生地のワンピースにフラットシューズ。そこに、食べている姿も後ろ姿も全方位絵になる立体感のあるゆる巻き。メイクは食べることを楽しんでも、口元は可愛いままでいることができる透明感たっぷりのグロスが最適。そして幸せそうな顔に見える笑顔色のチークをふんわり高い位置にひろげれば完璧。

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ロケしたのはココ!

武笠農園 いちごハウス
都心からもアクセスしやすい、田園都市線溝の口駅から徒歩15分。GW明けまでいちご狩りが可能。

水、土、日曜日開園。
●神奈川県川崎市高津区坂戸2-5 
☎090(4521)1515(予約専用)


神崎流・美人レシピ

神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_1
<p><strong><span style="color: #ff3399;">美味しそうにいちごをほおばって</span></strong></p><p>大きないちごを収穫したい気持ちはグッと抑えて、ひと口でパクッと食べられるいちごを探して。美味しさと甘い香りに、表情や気持ちがいつも以上に柔らかくなるはず。</p>
神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_2
<p><strong><span style="color: rgb(255, 51, 153);">光が回るハウス内は血色を大事に</span></strong></p><p>ビニールハウスの中は光が回りやすいので、メイクの色が浮き立って見える場所。なので、淡い色のほうがキレイに見えるメリットが。チークは広めに、リップは透ける色とツヤをプラス。</p><p><img class="fr-fin fr-dib" alt="Image title" src="https://static-maquia.hpplus.jp/upload/image/manager/25/FFg5JHA-1200.jpg"></p><p><strong>a </strong>いちごをたくさん食べても、リップが落ちているかわかりにくいグロスタイプをチョイス。ディオール アディクト リップ マキシマイザー 006 ¥3600/パルファン・クリスチャン・ディオール <strong>b </strong>肌や表情にフィットするクリームチークは、頬に広範囲になじませて。キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ 07 ¥5000(セット価格)/カネボウ化粧品</p>
神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_3
<p><strong><span style="color: #ff3399;">動きや表情と連動する女らしい立体巻き</span></strong></p><p>赤いいちごを見つけてテンションが上がったり、香りを楽しんだり、もちろん口にほおばったり。動作に合わせて髪も動くように、毛束の中間から太めに巻いた柔らかいスタイルがベスト。</p>
神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_4
神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_5
神崎恵流「いちご狩り」デートを楽しむ日のヘアメイク&ファッション_1_6


MAQUIA 6月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/黒沼 諭〈aosora〉 ヘア/赤羽麻希〈joemi by Un ami〉 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 構成・文・若菜遊子(MAQUIA)


【MAQUIA6月号☆好評発売中】

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MAQUIA2024年4月22日発売号

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