フレグランスをつけてみたくても、選ぶのは意外と難しい! 日常のなかで好きなシーンや好きな匂いを手がかりに、自分好みの香りの系統を知れば、フレグランスがグッと身近な存在に。

フレグランス 香り 香水

生活のなかで惹かれる香りを
フレグランスのタイプに変換!

私好みの香りの見つけ方

「やっぱり王道のバラが好き」なら…フローラルノート(シングル)

香水といえば花の香りが定番。なかでもローズとジャスミンは二大香料。シングルフローラルノートは1種類の花だけを香料として使うという意味ではなく、単一の花を主役として引き立てるように調香した香りを指す。産地によって芳香が異なるバラは各メゾンが競って創るフレグランスの女王。ゆえにメゾンの個性が現れる。

イレジスティブル
オーデパルファム
ヴェリィフローラル

好きから見つける最愛フレグランス。生活の中で惹かれる香りをタイプに変換!_2

50ml ¥15510/パルファム ジバンシイ

シリーズの核であるローズエッセンシャルLMRに新たにグラース産のセントフォリア ローズ アブソリュートを合わせた新作。フレッシュでセンシュアルなローズの魅力が花開く。

「澄んだ空気のようにさりげない香りが好き」なら…グリーンノート

スズランやジャスミン、ピオニーなど白い花びらをもつ花を香料とした、清楚で上品なイメージのノート。青みのあるクリーンなスズラン、甘くエキゾチックなジャスミン、濃厚な甘さのチュベローズ、みずみずしい透明感のあるピオニーなどが主に使われる。

ムゲットパフューム

好きから見つける最愛フレグランス。生活の中で惹かれる香りをタイプに変換!_3

50ml ¥8690/レルボラリオ

スズランやジャスミンサンバックなど草の青っぽさを感じるグリーンみのある花々に、ライラックの柔らかな甘さ、サンダルウッドの落ち着きを添えて、純白のスズランを表現。清楚な透明感が輝くフローラルグリーン。

「色とりどりの花束にうずもれたい」なら…フローラルブーケ

単一の花を主役に立てるのではなく、花束のように色とりどりの花を複数、組み合わせて作る調香でレディースフレグランスの多くがこのタイプ。たくさんの種類の花を組み合わせるため、香りに深みや奥行きが出て、より華やかな印象に。

アクア アレゴリア
フローラブルーム
オーデトワレ

好きから見つける最愛フレグランス。生活の中で惹かれる香りをタイプに変換!_4

75ml ¥14960/ゲラン

南米の砂漠が突如花々に覆われる奇跡のような現象を香りに託して。チュベローズを中心にローズ、アイリス、ヴァイオレットが競演。そこにマンゴーやココナッツで甘さを加えた芳醇なフローラルフルーティノートに。

「いちごや桃など甘い果実が好み」なら…フルーティノート

ストロベリーやピーチ、アプリコットなど柑橘系以外の甘く芳醇な果物のノート。ジューシーな果汁のみずみずしさが特徴。そこに深みのあるパチョリを合わせ、美味しそうなグルマンノートの要素を絡めた調香が近年の一大トレンドになっている。

ミス ディオール パルファン

好きから見つける最愛フレグランス。生活の中で惹かれる香りをタイプに変換!_5

50ml ¥18040/パルファン・クリスチャン・ディオール

メゾンの最初の香水ミス ディオールを調香師フランシス・クルジャンが新解釈。グリーンなジャスミンとパチョリやシダーウッドなどの花々や木々だけでなく、ワイルド ストロベリーのグルマンな調べを合わせて。パルファンならではの濃密な甘さがありつつ、軽やかな香り立ちにクルジャンの手腕が光る。

MAQUIA 7月号
撮影/Kevin Chan スタイリスト/山本瑶奈 取材・文/平 輝乃 企画・構成/横山由佳(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年9月21日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア11月号の大特集は「これからも『私が主役』の美容でいく!」。通常版の表紙は鈴木えみさん、小嶋陽菜さん、与田祐希さんです。

ネット書店での購入

share