「MAQUIA」12月号では、女性ホルモンの疑問にドクターがお答え。全身にあらわれるさまざまな体の不調、実は女性ホルモンの影響かも?
うまく付き合えば不調がおさまる!
キレイになる! 女性ホルモン100問100答
生理周期にともなって定期的にやってくるカラダの不調。いつものことだと思っていたら病気のサインのことも……。何十年も続くことだからこそ、正しい知識を身につけよう。
教えてくれたのは…
女性泌尿器科医
関口由紀先生
世界標準の女性医療を目指す女性医療クリニック・LUNAグループ理事長。『女性ホルモンの力でキレイをつくる本』など著書多数。
婦人科医
福山千代子先生
アヴェニューウィメンズクリニック院長。更年期を中心に、幅広い世代の女性が活き活きと過ごすための治療・相談を行う。
女性ホルモンと体の不調編
全身に影響を及す重要な ホルモンは、見えないからこそ普段のケアが重要に。
Q 免疫低下にもつながるって本当?
A YES
「特にプロゲステロンはむくみを引き起こし、リンパ液が増えることで免疫力に影響が。むくみやすい黄体期は要注意」(関口先生)
Q 自律神経とも連動しているの?
A ホルモン、神経、免疫は相関関係にあり
「女性ホルモンは脳の指令によって卵巣から分泌されます。ところが分泌が正常に行われずに不足すると、脳は何度も指令を繰り返すうちに混乱し、自律神経まで乱れてしまうのです」(関口先生)
Q 歯周病とも関係があるの?
A 女性ホルモンが原因菌の栄養源に
「歯周病の原因菌の中に、女性ホルモンを栄養源として増殖する菌があるため、生理前や妊娠中などホルモンバランスが変わるタイミングは歯周病にかかりやすくなるのでケアを丁寧に」(関口先生)
Q ストレスも影響する?
A もちろん! ストレス=生命の危機
「ストレスや急な体重の増減、病気の発症などで脳が“生命の危機”を感じると、バランスが崩れて生理不順などに。転職や異動といった環境の変化が原因になることも」(福山先生)
MAQUIA12月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/甲斐美穂〈ROI〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/里海 イラスト/本田佳世 きくちりえ〈Softdesign〉 取材・文/中木純〈デジタルライツ〉 国分美由紀 構成/木下理恵(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】