いまさらながらメガ割の買い物の話をします。


普段あんまり通販使わないのだけど、思わず買ってしまった「Dinto」という韓国系のティントリップ。
ブランド名はDeeply Into、という意味らしい。古典文学をモチーフにしたブランドとのことで、「流行は刹那、クラシックは永遠」というテーマに惚れました(自称元文学少女。太宰や三島に傾倒したうら若き日々)。

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Dinto
ブラーグローイリップティント 30色
¥1,870
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【Dinto ブラーグローイリップティント 210/218】奥義、パーソナルカラー外し。_1

ちょっとダークな色調が魅力的ね。

【全30色展開。よりどりみどりすぎる中で選んだ2色は210と218】

今回の購入は2本。
30色もラインナップがあると、色彩オタクの私でも流石に迷う。3日くらい検討していた。
「いつもの定番カラー」と「ちょっと冒険カラー」というあるあるで試してみたので、それぞれレビューします。

  • 上が210 Reverentia、下が210 Memento Mori

    上が210 Reverentia、下が210 Memento Mori

  • ちゃんと色イメージと色番号が後ろに書いてあるの便利。

    ちゃんと色イメージと色番号が後ろに書いてあるの便利。

【イエベ春・Warm-Springが選んだ馴染みカラー】210 Reverentia = 「内気、臆病」

Theスプリングタイプなカラーです。色の名前は、Reverentia = 「内気、臆病」
なんとなくいじらしさが伝わるような明るいベージュ寄りのピンクです。
一番のいいところは、ピンクなのに甘すぎないところ。
明るめピンクあるあるの、ポップな彩度に全振りせず、0.5滴の黒を感じさせる「大人のピンク」です。
曲線要素のある大人顔の方は特に、テイスト的にもハマりやすいと思います。
明るめカラーが得意なオータムさんがこういう王道ピンクを試したい時にもいけるかも。



 

【Dinto ブラーグローイリップティント 210/218】奥義、パーソナルカラー外し。_3

人類モテっぽいよね!?この色!清楚そうだよね!?

【青み回避しがちなWarm-Springの挑戦】218 Memento Mori = 「死を想え」

こちらはほんのり青みを感じるワインレッド。
Warm-Springのワタクシがはあまり普段積極的に選ばない色です。
色の名前は「死を想え」なんていう全然違うコンセプト。「死を意識することで今を大切に生きることができる」という哲学的な解釈で使われることもある言葉なんだとか…。
本来のオススメはウィンタータイプ。Deep-WinterやCool Winterの方がメインかと思います。
しっかり黒で彩度を下げ、でもしっかり赤みも感じる絶妙なおしゃれカラー。
最近魔女っぽいリップ流行ってる気がするけど、あそこまでドロドロに濁っちゃうと厳しい!って人が試すのにもいいと思います。

【Dinto ブラーグローイリップティント 210/218】奥義、パーソナルカラー外し。_4

うってかわっていい女色。魔性の女♪(言っとれ)

【本領はツヤが落ちた後。水彩のような揺らぎが毎日メイクの味方に。】

HPを見る限りではツヤ売りのリップだけど、本領はツヤが落ちた後のステインにあると思う


ティント特有の真ん中からがっつりハゲる、みたいな取れ方はせず、水彩のような揺らぎが自然なグラデになってくれるのがうちゅくしい(古)。まあ、古典文学ってそういうイメージよね。色褪せた本の表紙的な。


ツヤツヤリップは飽きたけど、マットリップは苦手、というひとにも実は勧めたい。
疑似的にツヤのない色味を演出できるのでね。


ちょっと薄皮が剥ける感じはするので唇が弱い方は要注意かな。私は気にならない程度でした。

【パーソナルカラーを外すおしゃれ。挑戦をするならリップで取り入れるのがらくちん。】

さて。
210もめっちゃお気に入りでヘビロテしているのですが、それ以上にめちゃめちゃ使っているのが218の方で。


兎にも角にも、タイパ最強です。


なんとこの写真、リップとファンデ、コンシーラー以外、何にもしてない。(眉毛サロンとまつ毛パーマは行ってます。毛が多いのは幸せね、描かなくていいから。)
肌の一番のコンプレックス(私の場合は左頬のしみ・・。)をコンシーラーでちょこっと厚めに隠してしまえば、リップが派手だから、あとは雰囲気でなんとかなるってからくり。

【Dinto ブラーグローイリップティント 210/218】奥義、パーソナルカラー外し。_5

なぜこれが果たされるのか。
パーソナルカラーを外したリップは、一点豪華主義、を一番簡単に叶えられるパーツだからだと思う。


パーソナルカラーを外す=つまり馴染まず目立つ、ということ。
この目立つ、にも色々種類があり、あまりに唐突感があったり、肌のアラが見えやすくなるケースももちろんある。この場合はいくらなんでも使いにくくなる。

例えばアイメイクになると個人的にはかなりそのバランスの取り方が難しい。
目周りはくすみやくま、肌の色のゆらぎが大きめに出るところで、合わない色をつけるとそれがとにかく目立ちやすくなってしまうから。
チークでも、本来忍ばせたい血色が出なかったりむしろ飛び出すぎたりして、調整が難しい。


一方でリップは目立ってなんぼ、リップの周りの肌は比較的みんな不調のでにくいところ(目周り比)。
一番調整しやすい部位なのではないかと思っています。


しかもこのリップの場合は画用紙に落とした水彩っぽいボケた色味がいい仕事しているという感想。程よくカジュアルに仕上がるのが、シンプルなベースメイク作りから浮かないのだと思う。

【奥義、パーソナルカラー外し。ポイントは色の苦手要素を重ねないこと。】

では、その一点豪華主義を叶えるリップはどうやって選ぶの!?という話ですが。
かなり感覚的ではありますが、自分のパーソナルカラーを知っている方は、その典型に苦手な要素を一個だけ足すことから始めるのがいいかなと思います。
例えば一つの例として、私の場合の例を書いてみると、イエベ春の典型は
明るく色味がはっきりしていてクリアな暖色が似合うことになっています。
この下線部のうち、一個だけを逆にするとあら不思議、「耐える」変わり種リップの完成。



今回の218番はちょっと応用編で、「やや」という0.5、みたいな要素が2つになっています。
やや暗めで色味がっきりしていてクリアなやや寒色



これがもっと暗かったら厳しいし、あれ以上青みが強くても苦しい。
NG要素を重ねすぎない範囲なら、結構戦える範囲ってぐっとひろがります。
パーソナルカラーって便利ね。

【Dinto ブラーグローイリップティント 210/218】奥義、パーソナルカラー外し。_6

顔色が明らかに不健康になるのは良くないけど、ちょっと暗くする方向性なら、ダークなおしゃれさが出たりする。冬って季節も味方してるね~~。
柔軟にメイクアイテムを選んで、雰囲気の違う自分をつくっていけたら楽しいな~なんて思いました。
メガ割じゃなくても普通に買えるので、気になった方はぜひ。

Moe

インフルエンサー/メイク

Moe

5年目/乾燥肌/イエローベース

分類オタク。分類の力で「ラクしてキレイ」を叶える!

普段は商社OL。ズボラ代表。効率的に自分にぴったりなアイテム選びをしたい!と言う気持ちを原点に、イメコンにハマりました。ラピス認定 16タイプ・パーソナルカラーアナリスト。骨格12分類診断士(5月予定)。

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