ストライキを起こしている肌に鞭打つようなスパルタケアは肌が悲鳴を上げるだけ。「MAQUIA」11月号で紹介中のちょっと過保護な手厚いケアがいい感じ♪ その一部をこっそり伝授します!
Q.何をつけても化粧品が響かない!
A.ゴミ出しマッサージで解決
小林さん「リンパや毛細血管が詰まっていると、何をつけても入りません。新しい何かを入れたいなら、余計なものをまず捨てないとダメ」。
1. マッサージクリームなどで指滑りをよくしておいて。あご先からこめかみへ10回流す。
2. 小鼻の横からこめかみに向かって肌をこすらないように10回優しく流して。
3. 最後に額中央からこめかみへ10回流す。こめかみには老廃物を捨てるゴミポケットあり。
Q.バスタイムにできる簡単な美容術は?
A.お風呂の中で耳もみ
小林さん「耳の周りには、無数のツボが集まっていて、顔や頭皮の血流がよくなるので、入浴効果も相乗して顔ぐすみ改善。また耳下腺への刺激にもなるのでリンパの流れも良好に。むくみ顔解消にもなります」。
Q.朝の時短ケアは?
A.隈取ラインをマッサージ
小林さん「静脈に働きかけて老廃物を排出。血管を描いたとされる歌舞伎の隈取は、静脈マッサージのガイドに〇」。
1. 額の生え際に手のひらの母指球あたりをあて、気持ちがいいと感じる強さで5回押す。
2. 眉の上から目頭を通り、頬骨下を囲うように中指で流して。これを5回行う。
Q.コスメが効いたか知るには?
A.目の下と小鼻で肌の格差がなければOK
小林さん「小鼻と目の下の肌を手で触って比べ、同じようにしっとりとしていればお手入れ成功」。
Q.季節の変わり目でけだるい顔を元気に!
A.スタンプづけでお疲れ顔がシャキッと!
小林さん「リンパや血流の滞りが、けだるい表情を招きます。外出先でもできる押しがメインのマッサージを試して」。
1. 小鼻横を親指で押してから頬骨下を軌道を描くように軽く流して、こめかみを押す。
2. 手のひらに乳液を薄くのばして。額、こめかみ、小鼻横、耳下、あご先に押しづけ。
Q.秋の脆弱な肌に効果を上げるお手入れ法は?
A.首元を温めながらのお手入れが良!
小西さん首元を温めながらスキンケアすると、吸湿力が弱まった肌でも化粧品の入りがよくなります」。
1. 小豆入り綿100%の布袋をレンジで30秒温め、首の付け根へあてておく。
2. 化粧水を手のひらによくなじませて分子を細かくして。顔全体を押さえるようにつける。
Q. 顔が下がったみたい…急激な老け感が!
A.“モミの木ライン”を美容オイルでケア
小林さん「頬骨周りに老廃物などのよどみが溜まりやすく、老け顔印象をもたらします。やや強めに骨周りを押して流します」。
1. まずは手をグーにして、第一関節で頬骨下の大頬骨筋を痛気持ちいい強さで5回押す。
2. 美容オイルを手にのばし、ほうれい線が目立ちやすい“モミの木ライン”にON。
3. 目周りもよどみやすい部分なので、まぶたの上にも美容オイルをのせてソフトに押す。
Q. 化粧水の染み込みが悪いときどうする?
A.潤してから取る! 超さりげない角質ケアにトライ
小林さん「いったん角質を潤いで膨らませてから、絡め取ります。ストライキ中の硬くこわばった肌のバリケードがほぐれるようにゆるみ、簡単に化粧水が突破できます」。
1. 乳液またはとろみ化粧水をたっぷりと顔全体になじませて。潤いで角質を柔らかにする。
2. 乳液またはとろみ化粧水がそこそこなじんだら、蒸しタオルで肌の角質をゆるめて。
3. 1分間ほど蒸しタオルで角質を蒸したら、お湯で絞ったコットンでふき取りを。
Q. 冴えない肌を底上げしたい!
A.血行促進系のマッサージミルクで秋肌を明るく!
小林さん「デトックスと保湿を摩擦レスな状態で行うマッサージで、冴えない肌の色や質を向上。血行促進成分入りがなおよし」。
血行&リンパ循環促進成分配合。エモリエント ネイチャーマッサージ 80g ¥5000/イグニス
【教えていただいたのは…】
メイクアップアーティスト
広瀬あつこさん
透明感とツヤのある肌作りと、上品なメイクに定評あり。卓越した技術で肌の気になるトラブルを消し去るエキスパート。
成城松村クリニック 院長
松村圭子先生
婦人科医。婦人科系のデリケートな内容も相談しやすい気さくな人柄と深い知識と経験で全国から患者が殺到するほど。
ポーラ化成工業 研究所
五味貴優さん
ポーラ化粧品の人気ブランド「B.A」などの研究開発に携わる。徹底した生理研究データをもとに新知見の誕生にも貢献。
銀座ハリッチ院長
川辺なお先生
自身の過敏な肌も、東洋医学的なアプローチで蘇らせた猛者。多くのモデルやタレントにも頼られる“銀座の美肌姉御”。
アユーラ 商品開発グループ
松田千津子さん
アユーラで数々の商品開発を担当。季節による肌や体の変化に詳しく、東洋医学の視点も取り入れたケア提案に定評が。
コスメコンシェルジュ
小西さやかさん
メーカーで化粧品の研究開発に携わった経験と豊富な成分知識をもとに、最適のコスメと使い方をセレクトするプロ。
美容家
小林ひろ美さん
独自の美容理論に基づき、日常の中で取り入れやすいスキンケアテクを多数生み出す。輝くような白肌はまさにお手本!
タカミクリニック 院長
高見 洋先生
美容皮膚科医。開業以来16年、20万人以上の悩みに応えているニキビ治療のパイオニア。女優やモデルのかかりつけ医。
松倉HEBE DAIKANYAMA院長
草野貴子先生
抜群の美貌と患者目線の治療方針には多くのファンが。ハードな仕事ゆえ、ストライキ肌をなだめるケアにも一家言あり。
資生堂 リサーチセンター
中山三佳さん
美容法の研究開発・提案に携わって13年のベテラン。紫外線と肌ダメージにまつわる話に精通している、美肌育てのプロ。
MAQUIA11月号
撮影/押尾健太郎(高橋さん) 藤澤由加 ヘア&メイク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉(高橋さん) 広瀬あつこ モデル/高橋 愛 中西麻里衣(マキアビューティズ) 構成・文/白倉綾子 高見沢里子 企画/清田恵美子(MAQUIA)
【MAQUIA11月号☆好評発売中】
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