どんな女性もあっと言う間に、“生まれつきのメリハリ美人”のように変身させる名手、河北裕介さん。「MAQUIA」11月号では、トップモデルや人気女優からも圧倒的な支持を得ている、魔法のメソッドを大公開。これであなたも、今日から美人ハーフ顔!
メイクアップアーティスト
河北裕介さん
大人気の河北流メイクの極意やヘアのセオリーを網羅した初の著書、『河北メイク論』(ワニブックス)が好評発売中。内容はもちろん、豪華すぎるタレント&モデル陣も話題に!
河北アニキ直伝!
彫り深必須メソッド
ファンデーションは塗らない!
ナチュラルな彫り深メイクの最重要ポイントは究極の素肌感。ファンデーションは塗らずに、光沢のある下地だけでつややかな肌を作る!
ゴリゴリ塗り禁止!
陰影をつけるのにシェーディングはマスト。でも、ゴリゴリたくさんつけると厚化粧な印象に。肌と一体化させるように、少しずつ馴染ませて。
必要なところだけカバー!
彫り深顔を目指すと、つい重ねづけしすぎてマットになりがち。自然なツヤが命だから、コンシーラーやお粉の使用はできる限り少なめに。
メイクパーツ別ポイント
BASE
河北さん「夜、お風呂上がりにスキンケアをして乳液を塗ったあとの肌って最高にキレイでしょう? ベースはあの質感を目指すべき。だから必要なのは下地のツヤだけ。ファンデーションは塗りません」。
CONCEALER
河北さん「ファンデーションを塗らない分、気になる部分にだけコンシーラーでカバーすれば、もう十分。これならお風呂上がり風のツヤをいかしたままキレイな仕上がりに」。
POWDER
河北さん「みんなパウダーはたきすぎ。せっかく作ったツヤをなんでわざわざマットにするわけ? テカりを抑えるつもりでも、逆に汗と混ざって汚くなるだけだから!」
HIGHLIGHT
河北さん「重要なのは光のコントロール。ハイライトの選び方と使い方をマスターすれば、誰だって、簡単に小顔に見せられる」。
SHADING
河北さん「彫り深顔の一番のポイントはシェーディング。もしメイクが濃く見えるなら、ゴリゴリ強く塗りすぎているせい。ソフトにつけて馴染ませれば、誰でも自然な陰影がつけられるはず」。
【BASE】
自然なツヤのヴェールを纏うように
下地で光を味方につける
メイクアップベースは乳液をつけるように顔全体に均一に伸ばすのがコツ。メイク感のない、いきいきとしたナチュラルなツヤだけをオン。
超微粒子パールが、肌トーンを明るくし、凹凸もカバー。ファンデーションプライマー ラディアンス 50㎖ ¥4000/ローラ メルシエ
1.下地を顔全体にむらなく塗布
クリアでツヤのあるタイプのファンデーション下地をパール粒大とり、頬や額など面積の広い部分から全体にまんべんなく伸ばす。
2.手のひらで軽く押し込む
薄く塗布した下地を手のひらでやさしく包み込むように馴染ませる。下地が肌にフィックスし、崩れにくくてキレイな仕上がりに。
【CONCEALER】
スキンケア仕立ての素肌感はいかしつつ、
色ムラだけを補正して!
キレイな部分には何も重ねずに下地のツヤをいかし、気になる部分だけを柔らかめのクリームコンシーラーでカバー。このメリハリが大切!
くすみもクマも赤みもカバーする2色セット。ハリ、潤いを与える効果も。ナチュラルRコンシーラー ¥7000/フランシラ&フランツ
1.部位に合わせた2色使いがカギ
目の下にはオレンジ、ほうれい線やTゾーンなど色ムラ・影が気になる部分には、肌より少し明るめのコンシーラーをブラシでのせる。
2.スポンジでトントントン!
顔の内側から外側に向かってスポンジで軽く叩き込むようにしつつ、コンシーラーを丁寧に馴染ませる。2色の境目も自然にぼかす。
【POWDER】
お粉は色をキレイに発色させる下準備。
だから目元だけ!
目元と眉のポイントメイクの発色をよくするため、アイゾーンだけにパウダーを仕込む。濡れたような肌質感を変えないよう、必要最低限に。
つややかな仕上がり。自然光の下でもナチュラルに映える肌に。レ ベージュ プードゥル ベル ミン 20 SPF15・PA++ ¥6600/シャネル
1.目のまわりをお粉で整える
目を閉じて、まぶたと目の下にパウダーを薄くのせる。白浮きとつけすぎを避けるため、お粉は肌トーンのプレストタイプをセレクト。
2.アイブロウ周りにもオン
眉とその周りにも同様にパウダーを。下地で作った自然なツヤを消さないよう、大きめのフェイスブラシでふわりとかる〜くのせて。
【HIGHLIGHT】
光を操るハイライトで、さらにメリハリのきいた彫り深感を演出
ハイライトは肌にとけ込むような、柔らかいクリームタイプを選んで。広めに塗布すれば、生まれつき立体感のある骨格のように仕上がる。
絶妙なパール感とオイルのツヤ感で、みずみずしい発光美肌に。ミネラルハイライトクリーム¥3500/エトヴォス(9月25日発売)
1.高い部分に光を集める
スポンジにとったハイライトクリームを、頬やTゾーンなど高く見せたい部分に伸ばす。特に頬は広めに塗布するのがポイント。
2.気になる影も光でとばす
ほうれい線など、影が気になる部分にもハイライトを重ねて馴染ませる。ソフトフォーカス効果で凹凸の影もナチュラルにカバー。
【SHADING】
いらない部分をどんどん削っていく感覚で。立体小顔も思いのまま
メイクのキモとなるシェーディングは、丁寧に少しずつ、でもフェイスライン全体に大胆に! 伸びのよいクリームタイプを選ぶのが最重要。
ツヤと血色感のあるイキイキとした仕上がり。肌馴染みのよいクリーミーなテクスチャー。シマリング グロー デュオ 02 ¥4500/THREE
1.ぐるっと顔周り全体に陰影を
クリームタイプのシェーディングカラー(左)をフェイスライン全体に伸ばす。スポンジに取り、軽く叩き込むように馴染ませて。
2.スポンジで丁寧にぼかし込む
髪の生え際など、顔の上半分の輪郭にもしっかりと。最後に鏡で横顔をチェックして、きちんとぼかしこめているか、必ず確認を!
MAQUIA11月号
ヘア&メイク/河北裕介 撮影/吉田 崇〈まきうらオフィス〉(モデル) 魚地武大(物) スタイリスト/百々千晴 モデル/新木優子(ノンノ専属) 取材・文/横溝なおこ 構成/若菜遊子(MAQUIA)
【MAQUIA11月号☆好評発売中】
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