キレイな肌や髪、柔らかく女性らしいBODYで女性から絶大な支持を得る田中みな実さん。「MAQUIA」11月号では、彼女が“美”に対して抱く熱い思いをうかがいました。
美容がわたしにくれたもの。
田中みな実、31歳。
ポジティブ&ストイックBeauty
「コンプレックスがあるからキレイになれる。美容のおかげで私は進化することができるんです」
Minami Tanaka
1986年11月23日生まれ。元TBSアナウンサー。フリーアナウンサーとしてMCなどを務める傍ら、バラエティやCMなどでも活躍。MAQUIA読者も一目置く美容オタクで、その人気はうなぎのぼり。
「器械体操に打ち込んでいた15歳の頃。眉を細くしたのはいいけど、描き方は知らなかった(笑)」
「大学に入って美に開眼。周りは服を買っていたけど、私はデパコスに夢中。髪はエビちゃん巻き」
「女子アナになった緊張感で、眉もラインも釣り気味。バラエティを始めてからはメイクも優しげに」
「昔は塗りたくって白くしていたけど、肌力を上げて白くなりたいと思うように。メイクも最小限」
――見た目も心も、なりたい自分を
叶えてくれるのが美容
「素直で何事にもストイックな人」。実際田中みな実さんを取材した美容関係者は誰しもがそう思っている。マキア登場当初「私、女性人気ないですけど大丈夫ですか?」と心配顔だった彼女は、マキアの「好きな顔ランキング」にも登場するほど反響が大きい存在となり、誰もが驚くほど前のめりな美容マインドは読者から圧倒的な信頼を勝ち得ている。ジャストマキア世代の彼女がそこまで美にこだわるのはなぜ?
「少しはマシになってきたものの、すべてがコンプレックスなんです。『イヤな部分はひとまず置いておいていいところを伸ばそう』という考え方もあると思います。でも私の場合は、ニキビや肌荒れ、納得のいかないボディラインにそっぽを向いていると、鏡を見るのも嫌になるし、人に会うことすらおっくうになってしまう。『自分に悲観し続けるくらいだったらしっかり直視して、どうすべきか考えて、少しずつでも改善するほうがずっといい』と思うようになったことが、美容にのめり込むようになったきっかけ。スキンケアやエステなどにお金や時間を惜しまないことを恥ずかしいことと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は自分のやっていることや工夫していることを堂々と発信したい。少しでも自信が持てるようになると、おしゃれも楽しくなるし、物事をポジティブに捉えられるようになる。結果的に内側からハッピーなオーラを出せるようになると思うんです。メイクを駆使すれば今まで見たことのなかった新しい自分に出会うことだってできる。“なりたい”を叶えてくれるのが、私にとっての美。辛いとか苦しいとか一切ないです。ただただ楽しい!」
――皆さんと美をシェアすることも
私の楽しみのひとつ
取材時は毎回熱を帯びた旬の美容トークが繰り広げられる。
「周りの方は自分が気にしているニキビなんて、きっと見てもいないってわかっています。でも私はそれだけで自信を失ったり、ふさぎ込んでしまう。だったらそうならないスキンケアの方法を極めたり、駆け込めるクリニックを知っておいたほうがいいですよね。以前はコンプレックスは自分を苛むだけのものだったけど、今は美を磨く原動力。たった一枚のシートマスクであっても、ひたすら試してベストを見つけたい。必死だからこそ知れることも数多くあると信じています。そんな経験を皆さんにシェアして“この間のあれ、良かった”って言って頂けるとすごく嬉しくて。もっといい情報を見つけていきたいって思うんです。だから私は友達に聞かれれば一緒にデパートへ行ってコスメを選んだり、オススメのスキンケアをいつでも分けてあげられるように、小分け用のケースも常備しています。あと、美容の話って天気と一緒で誰とでも盛り上がれるコミュニケーションツールのひとつ。なんの目的もないお茶はハードルが高いけど、美容ネタならいくらでもオススメを共有しあいたいって思っちゃう!」
今後のみな実さんはいったいどこへ向かうのかも気になるところ。
「20代はどこかでモテたい願望があったけど、今は“自分が心地いい自分”になりたい。“清潔感があって凛としている”が私の大テーマなんですけど、女性から見て“なぜか色気あるよね?”っていうツヤめきのある人になれたら最高。それには美容が味方だって信じてる。これからも突き進みますよ!」
自分の心と体に冷静で素直な目を持ち、自分磨きを楽しむ田中さんの前向きな姿勢にますます注目していきたい。
MAQUIA 11月号
撮影/吉田 崇〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/林 由香里〈ROI〉 スタイリスト/筒井葉子〈ピースモンキー〉 取材・文/通山奈津子 構成/芹澤美希(MAQUIA)
【MAQUIA11月号は9月22日(土)発売】
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