正しい姿勢は骨によって保たれます。そして、その骨を支えているのが体幹部分のインナーマッスル。今回は「MAQUIA」3月号から、体幹を効果的に鍛えるエクササイズを画像つきで紹介します。
今村大祐先生姿勢アライメント・今村式ウォーキングなど独自のメソッドを提唱 し、体型から印象まで変えるプロフェッショナル。
体幹を鍛えることでよい姿勢は保たれる!
「美しい姿勢を維持するためには、体幹を鍛えることが大切です!」と今村先生。「体幹部分には、大腰筋などのインナーマッスル(体の深層部にある筋肉)が多く存在しています。正しい姿勢は主に骨によって保たれるので、それを支えるインナーマッスルが機能的に使えることは、美姿勢作りの大前提といえます。今回紹介するエクササイズは、体幹を効果的に鍛えられるものばかり。胸は開きつつ背中を縮めるなど、ひとつの動きで『伸ばす・縮める』の両方を同時に行い、ゆがみのないニュートラルな体を目指します。体幹を鍛えることで代謝がアップするので、痩せ体質にもなりますよ」
基本
伸縮運動で体をリセット
背面を伸ばした後、胸を開いて前面を大きく伸ばすエクサ。重心が整い、ゆがみのないニュートラルな姿勢を作ります!
つま先を開いて立ち、ひざを曲げながら脚を開く。手を組んで前に突き出し、背中を丸める。
手のひらを外側に向けて伸ばす。あごとおへそをくっつけるように距離を近づける!
Check!
背中が反っているのはダメ!
あごを引いて背骨をしっかり丸めることがポイント。反り腰のまま行っても効果はありません!
手を組んだまま上に持ち上げ、後方にできるだけ反らす。慣れたらつま先立ちで伸びて。
腕の位置は耳より後ろになるのが正解。シルエットが三日月型になっているとマル。
肩の位置をキープしつつ、全身の力を抜き、手を体の真横に下ろす。下ろした手は体より前にこないように。
インナーマッスルを刺激して美姿勢をキープ
ストレートバランス
体の中心を意識した動きで体幹全体を伸ばしながら、ブレない軸を手に入れるエクサ! 1日に左右10回ずつ×3セットを目安に。
腕をできるだけ後方に引き、手首を返して手のひらが上下になるよ うに動かす。
体の中心軸を意識しながら、上半身を右にひねる。つま先を開くと体幹が安定して◎。
反対方向にひねる。左右のひねり具合が同じだとベスト。手だけ動かしても効果なし!
ツイストプル
体幹の中の一番大きなインナーマッスル「大腰筋」が効果的に鍛えられます! 左右30回ずつを目標に。
体をツイストして左ひじと右ひざをくっつけるようにして、背中をしっかり丸める。ふらつかないよう、体幹を意識して。
くっつけた手足を反対方向に引き合うイメージで、腕を前方と後方に引っ張り、背中全体をぐーっと伸ばす。軸脚を変えて同様に。
Check!
胸を開いて背中を伸ばす!
①と②の差が大きいほど効果的。胸を大きく開いて、背中をぎゅーっと伸ばしましょう。
「MAQUIA」3月号
撮 影/玉置順子〈t.cube〉(モデル) 藤澤由加(仁香さん・物) ヘア&メイク/paku☆chan〈Three Peace〉(モデル) 林 由香里〈ROI〉(仁香さん) スタイリスト/中村美保(モデル) 阪本幸恵(仁香さん) モデル/泉 はる(ノンノモデル) 依吹 怜 取材・文/平田桃子〈verb〉 構成/清田恵美子(MAQUIA) 撮影協力/アワビーズ
【MAQUIA3月号☆好評発売中】