医学博士・牧田善二先生が“食べて痩せる食事術”をレクチャー
「MAQUIA」6月号では、 医学博士・牧田善二先生が“食べて痩せる食事術”をレクチャー! 糖質を断って中毒症状から抜け出すことが、痩せる一番の近道。
医学博士 牧田善二先生が教える
食べて痩せる食事術
痩せたいなら「糖質中毒」の毒抜きしなさい!
「太る」原因のすべては
「糖質中毒」にあり
教えてくれたのは…
医学博士
牧田善二先生
AGE牧田クリニック院長。北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医。糖質を賢くオフすることが健康にも美容にもいいことを提唱。
『医者が教える食事術 最強の教科書』
牧田先生が20万人を診てわかった糖質中毒の怖さを記す、毒抜き指南書。ダイヤモンド社刊。
女性のほとんどが糖質中毒。
だから痩せられない
「糖質には、麻薬やたばこのように中毒性があります。糖質は生きていくためにエネルギー源として不可欠だから、食べたときに快楽ホルモンのエンドルフィンやドーパミンが出るように人間は作られている。スイーツを食べると幸せな気持ちになりますよね? 翌日も食べたくて頭を離れない。それは脳が体の健康を置き去りにして快楽へと暴走した、中毒症状なんです。食料が不足していた太古の昔と違い、今は糖質過多の世の中。現代人は必要量を大幅に超える糖質を毎日摂っていて、それが太る原因に。糖質はブドウ糖に変わり、エネルギーに使われなかったブドウ糖は脂肪細胞に中性脂肪としてため込まれます。お肉や脂で太るのではありません。脳が暴走して摂ってしまった不要な糖質で太るのです」
\えっ私も?/
糖質中毒チェックテスト
下記の項目に3つ以上当てはまったら、糖質に依存している可能性大。糖を欲しがって暴走した脳が、知らず知らずのうちにあなたを太らせ、老化まっしぐらの道へと迷い込ませている!
なぜ毒抜きした方がよい?
「血糖値スパイク」が肥満と老化の元凶
「血液に含まれる糖の割合を示す、血糖値。70~140mg/dlの範囲で緩やかに上がり下がりすれば正常。ところがすきっ腹にケーキを食べたりすると140以上に急上昇し、『血糖値スパイク』の状態に。血糖値スパイクが起きるとハイな気分になりますが、そのあと血糖値は低すぎる値まで一気に下降。イライラしたり、眠気に襲われて不快な状態に陥ります。するとまた「あのハイな気分になりたい!」とチョコレートに手が伸び、血糖値の乱高下を繰り返すことに。血糖値の乱高下は中性脂肪をため込んで太るだけでなく、『糖化』を招いて肌のシワやたるみを引き起こし、糖尿病など生活習慣病の原因となるのです」
まずは1週間糖質を抜く
お菓子、清涼飲料水、麺、
ごはん、パンをスパッと断つ
「たばこを止めるとき、少しずつ減らしても成功しないでしょう? 快楽を求めて『糖が欲しい』と暴走している脳をリセットするには、スパッと一度止めることが大事なんです。『え~、そんな! 1日も我慢できない』と思ったあなたは、かなり重度な糖質中毒。大丈夫、お肉や野菜、油の制限はないので、空腹に耐える必要はありません。ワインもOK。カロリーの計算は、一切不要です」
脳が変わればめきめき痩せる!
「最初の1~2日は、中毒症状で甘いものやラーメンが食べたくてボーッとしたりイライラするかもしれません。が、それを過ぎれば、体重は確実に減っていくし、集中力が増して仕事などのパフォーマンスが上がるので、むしろ続けたくなるはず。そうなれば毒抜き成功です」
糖分を角砂糖に換算
いつも食べたり飲んだりしているものに、
こんなに糖質が!
普段よく食べているごはんやパンに含まれる糖質量を角砂糖に例えてみると、想像以上に糖分を摂っていることに。
MAQUIA6月号
撮影/押尾健太郎(モデル) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/福永いずみ(モデル) モデル/黒澤はるか イラスト/本田佳世 取材・文/小田ユイコ 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA6月号☆好評発売中】
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