保湿バーム使いこなしのためのQ&A。ニキビには？ 効果を高めるテクは？など、素朴な疑問にプロがお答え！

ゆらぎの季節の味方にしたい、保湿バームの使いこなし術をレクチャー。使い方のコツや注意点、おすすめアイテム、気になる疑問……美賢者たちがアドバイスします！

使いこなすためのQ&A
知っているようで意外と知らないバーム＆ミストのこと。これからの季節に、上手に取り入れる方法をレクチャー。

濃密な膜で潤い力をアップ
バーム

Q 今さらだけどバームの特徴って？
A 油分を固形化。いろいろケアできます
「一般的には油分を固形化し、保護膜効果があるものです」（友利先生）。「独自の厚みが摩擦を抑え、保護膜を作ることでバリア機能の乱れを調整できます」（小林さん）

クレンジング
とろけるようにのび広がり、しっかりとメイクオフ。洗い上がりも乾燥知らず。
スキンケア（保湿・保護）
潤いの膜でスキンケア成分を閉じ込めながら潤いをキープ。クリームより保護効果が高い。
リップ
ラップ効果でデリケートな唇に負担をかけずに潤いをプラス。カラータイプもあり。
ヘア
潤いを与えながらツヤやかに仕上げる。ヘアスタイリングやハンドケアまでできるものも。

Q ニキビにはバームを避けたほうがいい？
A 抗炎症成分配合ならニキビケアができるものも
「ノンコメドジェニックテスト済みや抗炎症成分配合のバームならOK。塗布は綿棒で」（藤井さん）。「バームはピンポイントづけできるので、乾燥肌のニキビにはおすすめ」（小林さん）

Q 使用量やつけ方のコツは？
A 小豆粒１個分を体温で溶かしながら塗布
「顔なら小豆粒1個分を手の体温で溶かしてから薄くつけていって」（小田さん）。「少量からつけ、足りなければ同じ要領で繰り返しましょう。髪は毛先を中心につけて」（小林さん）

Q バームってどこにでもマルチに使える？
A 使えますが、量の調整が必要
「少量ずつ体温で溶かし、押し込むように塗布を」（藤井さん）。「シアベースなどはテクスチャーが重めなので、いろいろな部分に使う人は軽めのものを選ぶのがベター」（小田さん）

Q バームってベタつくイメージが……
A 肌に水分を与えてからつけてみて
「乾いているとベタつきが気になりがち。水分を与えてからだとなじみがよくなりますよ」（小田さん）。「この3つのように塗ってもすぐにサラリとするタイプもあります」（藤井さん）

Q ひび割れや痛いときに使っても大丈夫？
A 痛くなる前にとにかくバームで保護を
「バームをたっぷりめに塗り、ホットタオルで温めると和らぎます。また、かかとなら専用のバームを使うのも手です」（藤井さん）。「痛みや出血がある場合は皮膚科へ」（友利先生）

Q バーム効果を高めるとっておきの方法は？
A 温める、密閉法をプラスしてみて
「お風呂上がりの肌にバームを使うとなじみがアップ」（小田さん）。「バームの上から鼻が出るよう5分間のラップパックを。ホットタオルで温めるのもいいですよ」（小林さん）

Q マスク荒れをケアするには
どういうものを選べばいい？
A 敏感肌用、医薬部外品をチョイス
「抗炎症成分配合のバームをセレクト」（友利先生）。「手のひらにバームをのばし、頬骨上に2～3秒かけてジワッと。ケア不足になりがちなフェイスラインにも」（小林さん）

MAQUIA 3月号
撮影／藤澤由加（人物）　橋口恵佑（物）　ヘア＆メイク／甲斐美穂〈ROI〉　スタイリスト／程野祐子　モデル／佐藤さき（マキアビューティズ）　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／奈良彩花（MAQUIA）

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。