いつの時代も女性の声に耳を傾け、真摯に応えているクラランスが、多くの美容のプロをも魅了する引き締め美容液を進化させました。そのパワーアップのポイントと植物のサイエンスに迫ります。
クラランス インターナショナル
サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター
マリエレン・レアさん
製薬会社、外資系化粧品会社を経て、2015年より現職。科学的な知識を持つスポークスパーソンとしてクラランスの革新的な植物研究、製品の魅力を世界中に発信する。
マキア編集長
湯田桂子
2004年にマキアを立ち上げた創刊メンバーのひとり。マキアの合言葉は、“願望実現ビューティ”!
厳選された植物の恵みが
Vフェイスを叶える
オーガニックシバムギ※1をはじめ、グリーンコーヒー※2、ワイルドジンジャー※3、マロニエ※4などを配合。「重力」「脂肪」「むくみ」を捨てるアプローチにより理想のフェイスラインを手に入れられる待望の美容液。たっぷりのヒアルロン酸を配合することで保湿力の高いみずみずしいテクスチャーに。塗布後は肌になじみピンとしたリフト感がもたらされるのが心地いい。パッケージもピンクゴールドになり華やかな印象に。V コントア セラム 50g ¥9100/クラランス
※1 シバムギ根エキス(保湿)
※2 ロブスタコーヒーノキ種子エキス(保湿)
※3 ハナショウガエキス(保湿)
※4 エスシン(保護)
新たに“抗重力”に着目。
肌を自然に引き上げる!
湯田 日本人女性が絶大な信頼を寄せる肌引き締め美容液がさらに進化して、5代目「V コントア セラム」が発売されましたね。これで何冠? というほど、各国で様々なビューティアワードを受賞している人気美容液ですが、今月号のマキアの2019年上半期ベストコスメの「美容液部門」でも、この新セラムが、見事1位を受賞されました!
マリエレン 本当ですか? とてもうれしいです。すでにご存知かと思いますが、この引き締め美容液の初代「リフトマンスール ヴィザージュ」は、日本人ジャーナリストの声から生まれました。21年前、パリのクラランス本社に訪れた彼女は、“日本人女性は皆キュッと引き締まった小顔に憧れている”という話をされ、その声に応える形で研究が進められて、1998年に引き締め美容液が誕生しました。
湯田 よく覚えています! 当時日本は小顔ブーム全盛期でしたから。
マリエレン 今は?
湯田 もちろん今も小顔願望は持っていますが、単純に顔を小さくしたい、というよりエイジングケアの意味合いが濃くなっている気がします。スマホの普及で下を向くことが多くなり、年齢や容姿を問わずフェイスラインのたるみを気にする人がとても増えています。
マリエレン それは私たち白人も同じです。フェイスラインのたるみは老化の初期サインで、誰もが何とかしたい。おっしゃる通り、フェイスラインのたるみは、一番目立つ場所ですし、25歳でも30歳でも出ます。重力に負けるとたるむのです。
湯田 今回登場した「V コントア セラム」も“抗重力”がキーワードですね。顔を大きく見せる原因、むくみや脂肪、たるみ、すべてを解決してくれるものなのでしょうか。
マリエレン そうです。クラランスは生物学的にも形態学的にも、ライフスタイルについても、日本人女性の肌を研究し尽くしています。2014年に登場した4代目美容液が着目したのは、皮膚組織に過剰な水分が残ってしまうことと、脂肪が蓄積してしまうことの2点でした。今回さらに研究を深め、脂肪細胞に着目したところ、顔の脂肪は体に比べてガンコだということが判明。その違いを研究した結果、1つの線維を発見しました。それが「18型コラーゲン」です。
湯田「18型コラーゲン」が抗重力と関係するのですか?
“捨てる”メソッドで
自分らしいVフェイスへ
マリエレン 肌はもともと重力に抗う力を持っています。ここで重要な役割を果たすのが「18型コラーゲン」 というタンパク質です。このコラーゲンは、まるでネットワークのように脂肪細胞を支え、引き締める働きがあるのです。つまり「18型コラーゲン」によって、肌は引き締まり、すっきりとしたフェイスラインを創ることができるのです。
湯田 ということは、たるみはこの「18型コラーゲン」の減少が原因なのでしょうか。脂肪やむくみを支えきれなくなり、重力に負けて顔が下がってたるんでしまうってことですよね。そもそも「18型コラーゲン」 が減少する原因は加齢ですか?
マリエレン それもありますが、大気汚染やストレスなど環境要因も大きな要因です。これらにより「18型コラーゲン」が70%も減少することを今回新たに発見しました。
湯田 この「18型コラーゲン」はメジャーなものなのですか?
マリエレン 特に脂肪層に多く見られることはわかっていましたが、役割まではわかっていませんでした。それが今回、脂肪を固定するために存在することをクラランスの研究者が解明したのです。
湯田 新美容液は「脂肪」「むくみ」「重力」の つを“捨てる”アプローチで、理想のVフェイスに導くと伺いましたが、捨てるアプローチとは?
マリエレン 重力と闘う肌のためにクラランスが選んだのが「シバムギ」という植物。シバムギの地下茎のネットワークを構築する力強さに着目しました。脂肪やむくみにもアプローチしていきますが、その素材をアップデート。カフェインを含むコーヒーは環境に配慮した「グリーンコーヒー」に変えました。クラランス製品は250種類の植物を使っていますが、そのうち82がオーガニック。同じ効果を維持しながら、今後はよりオーガニックや環境に優しいものにシフトしていく予定です。
湯田 まさに植物のパイオニア。そういったところも美容賢者の心を捉えて離さないのだと思います。
使った日からわかる
輪郭のすっきり感
小顔願望からスマホ時代のたるみ悩み解決へ。日本人女性の輪郭悩みの変化に応え、進化を重ねてきた人気美容液もはや5代目。クラランスらしさとは「女性の声を聴く」「たゆまぬ改革」「植物や環境へのリスペクト」なのだとマリエレンさん。今回の抗重力へのアプローチも、カギは植物のシバムギにあり、なぜなら「自然界は38億年の歴史を持つ最も古い研究所だから」なのだそう。つけた日から顔すっきり、この即効性と満足度はすごい!
MAQUIA8月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/湯田桂子(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆好評発売中】
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