筋肉の癖をほぐして整える「舌トレ」で小顔に? 「MAQUIA」5月号から、全身を使った薩摩式「舌トレ」を大公開。
お話を伺ったのは
さつま骨格矯正
鍼灸整骨院・総院長
薩摩宗治先生
柔道整復師。専門分野は顎顔面骨格矯正。独自の「さつま式メソッド」はモデルや女優からの信頼も厚い。著書に『顔面筋革命』。
小顔から遠ざかる原因は
骨ではなく筋肉にあった!
エラの張った四角顔やフェイスラインのたるみなど、大顔悩みの原因は、あごのゆがみにあり。
「ゆがみを加速させる理由は“食いしばり”。口を閉じている時に上下の歯がくっつくと、あごの関節を支える『そしゃく筋群』に体重の約2倍もの負荷がかかるといわれています。あごは、多い人で1日3000回以上動くパーツ。そのたびに負荷がかかれば筋肉は疲弊し、あごがズレていくのです。悪い姿勢や無表情なども顔のむくみやたるみの原因になります」(薩摩先生、以下同)
さらに、スキンケアやマッサージの何気ない動きも大顔の要因に。「顔の筋肉は日常の動きで過剰に外側へ引っ張られています。それをマッサージでさらに外へ動かせば、顔は広がり垂れるばかり。外から内へほぐすように動かしましょう」
効率よくゆがみを解消するなら、実践すべきは「舌トレ」!
「舌を動かす時に使う『舌筋群』を鍛えると、マッチョになった『そしゃく筋群』もほぐれてゆがみが改善。たるみを引き上げ、ほうれい線も浅くなります。ぜひ朝晩のスキンケア後の習慣にしてください」
Q 舌を動かす場所がズレたら効果なし?
A 少しぐらいならズレても問題なし
位置を細かく気にするよりも、動かすことが重要! 「舌を動かした時に気持ちいいと感じる場所は、筋肉のこりや疲れが溜まっています。多少位置がズレても行うことで必ず効果がありますよ」
Q どれくらいで効果が実感できる?
A 1回でも顔のむくみが解消!
舌筋群が刺激されて血行がよくなると、1回でむくみが改善&メイクのりもアップ。「2週間ほど続けると、フェイスラインの変化が実感できるはず。筋肉痛は、しっかり効いているサインです」
Q もっと効果を高める方法は?
A 鏡を見ながら筋肉を意識して
動かす方向や刺激するポイントは鏡でしっかりチェック。「どの筋肉を動かしているのか意識すると、筋肉の反応がよくなり効率よく鍛えられます。観察することで変化にも気づきやすくなります」
時短かつ即リフトアップ&ゆがみ解消
全身使って 薩摩式 小顔舌トレ
基本姿勢
かかとをつけたら、つま先を外側に向けて立つ。みぞおちを斜め上に向けるイメージで胸を張り、肩甲骨を寄せてお尻を締め、かかとに重心をのせる。耳の穴、肩先、腰、くるぶしが一直線上にくるのが理想的。
START!
基本姿勢のまま左手で右手首を掴み、息を吐きながら斜め後ろへ引っ張り30秒キープ。肩甲骨を寄せあごを軽く上げる。反対側も同様に行い、やりやすかった方で再度実践&キープしながらスタート。