ココロも晴れるイガリ語録。「食べることと同じくらい化粧は心を支えるって信じてる」

固定観念にとらわれがちな美容界に、新たなムーブメントを巻き起こし続けるイガリさん。そのユニークな発言の中には、物事の本質に迫るような熱いメッセージが。独特な感性から発せられる力強い言葉に、ココロもぱっと明るくなる。

少し前からY2Kブームとかもあって、今また女の子たちにエモいギャルなエネルギーが戻ってきてると思うの。昔もそうだけど、ギャルって時代を作ってきたから元気ハツラツで、健康そうで忍耐力がある印象。そういう人を見てるといいなって。大人でも、そのパワフルさと可愛らしさを持つと、メイクがもっと楽しくなると思うな。

ほうれい線って本当に嫌だよね～。鼻の真横にあるものはまだいいの！ 口角の横まで伸びたものだと顔全体が下がって見えるから厄介なんだよね。だからトーンアップベースで調整してカモフラージュするのがオススメ。あと、やっぱりクリニックに行くよね。私も定期的にダブロとかやってるよ。悩んでいる人がいたら、ぜひプロの手にも頼ってみてほしい。

一日いろんなこと頑張ってたら、夕方になると「なんか顔の調子悪いぞ」ってなる気持ちは分かるよ～!! そんな時はね、私の場合は美容液を塗るの。手のひらにたっぷり広げたら、顔に優しく馴染ませて首や耳の後ろにも塗る。で、こめかみをマッサージして目の下にも重ねて。そうやって肌の潤い補給が完了したら、ミニマムなメイク直しをして、髪を結んでリセット完了。

「化粧」っていうカテゴリーを、衣・食・住と同じところに上げてもらっていいですか？ だって心を支えるじゃん、メイクって。昔は女性がするものっていう認識が強かったけど、今ってそんな壁は無くなってみんなのものだしさ。食べることにさえ興味が持てない……って時にもメイクで気分が上がることもある。それぐらい、大事。

自信がある人に見られるには分かりやすいものばかりじゃなくて、細部のキレイさとか清潔感が意外に大きく影響してたりするんだよね。素爪でもきちんと手入れされてたり、唇が常に潤っていたり。あと髪の毛の面がキレイだと、それだけで印象が変わるよ！

匂いって自分ではなかなか気付きにくいのかもしれないけど、かなり印象を左右すると思うのね。私は女性でも加齢臭ってあると思うから、好きな香りで毎日ケアしてるよ。

そうやって声に出すだけで、元気出たりするじゃん。気持ちも切り替わるし。あとは自分をご機嫌にするものを近くに置いておくことも大事。私の場合は、こだわりの美味しいお菓子。とらやの羊羹だったり、シヅカ洋菓子店のクッキー缶が大好き。それをちょこっと食べるだけで気分がよくなるから、みんなもやってみて～！

これはもう、即答！　街にいる女の子たちとかはもちろんだけど、おじいちゃんとかおばあちゃんとか、本当にみーんなが私のメイクのひらめきや気付きの源になってます。若い人たちが発信しているSNSにしっかり影響されて、私も色気が欲しいなと思って、最近ダンスを習ったりしてるの。独特の動きで、自分にも変化が出るんだよ。

MAQUIA5月号
撮影／ISAC〈SIGNO〉　取材・文／森山和子　構成／火箱奈央（MAQUIA）

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