「MAQUIA」12月号で連載中の『神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場』。今月は、誰でも1本は持っているデイリー服・デニムに合わせるメイクについて。カジュアルダウンしすぎないのが、神崎流のこだわり。

【神崎流・美人レシピ】デニムを女らしく仕上げる極意をレクチャー!_1

神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる

誰でも1本は持ってる、デイリー服の代表選手、デニム。今回はそんな定番アイテムでも、神崎さんのセオリーでドラマティックに女らしく仕上げる極意をレクチャーします。


神崎 恵 Megumi Kanzaki
1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。ひとりひとりに合わせたメイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰し、美容誌をはじめ、各女性誌で連載を持つ他、イベントやメイク講座も数多く行う。また、コスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導く製品の開発、プロデュースなど活動の幅を広げている。書籍の累計発行部数は134万部を超え、待望の新刊『神埼CARE』(ワニブックス)が早くも話題に。


SCENE:デニムをはく日
幸福感あふれるツヤ肌に濃い色リップで女っぽく
よく見かける男が好きな「コーディネートランキング」。1位から3位の中に、必ずランクインするのが「デニム」コーデだ。ノースリーブのシャツやさらっとしたワンピなど、「女」的なものが堂々と並ぶ中、シンプルなトップスに合わせたデニムに対し「このカジュアル感がかわいいよね」的なコメントが添えられている。本当にこのかわいさがわかっているのか、デニム=洒落ている、が刷り込まれているのか、定かではないが、毎度毎度そんなランキングを目にするたびに、デニムってすごいね、と思っている。
確かに、デニムはかわいい。シンプルなTシャツやニットとデニムだけで勝負できる女は、同性からみても最高にかっこいい。どこまでもシンプルなはずなのに、ゴージャスで女っぽくて、洒落ていて、羨ましい思いいっぱいで眺めてしまうものだ。「デニムははかない」主義の女性にもたびたび出会うけれど、そんなときは決まってその女性がデニムをはいた姿を想像してみる。そしてその姿に、「デニムはいたらめちゃくちゃ色っぽいのにな」と惜しい思いを感じてしまう。
やっぱり、デニムはかっこよくはけたら最高だよね、と強く思ってしまうのだ。
デニムには難しさもつきものだ。もともとワークウエアだっただけあって、ただ着てしまえば、「とりあえず着ている」「楽だから着ている」感がでてしまう。形やサイズを選び抜き、合わせる服や小物、そしてヘア、メイクを計算しなければならない。計算されつつも「気にしていない余裕」をださなければデニムはお洒落っぽくないという、難易度の高いアイテムであるのは間違いない。
でもはまったときのかわいさは格別! 男たちのベタぼめのコメントもうなずける。力の抜けたかわいさ。硬めの生地感が浮き立たせる女のやわらかさ。ハンサムな色気と余裕の空気が独特の美しさをだしてくれるからだ。だから、デニムははけたほうがいい。これからの季節なら、やわらかなニットを合わせるだけでバランスは難なくとれる。そこに女っぽい唇と軽やかな肌。この最強のかわいさ、着こなしてもらいたい。

【神崎流・美人レシピ】デニムを女らしく仕上げる極意をレクチャー!_2

【神崎流・美人レシピ】デニムを女らしく仕上げる極意をレクチャー!_3

カジュアルダウンしすぎないのが、神崎流のこだわり
デニムをはくときに意識しているのは、雑な「生活感」がでないようにすること。デニムを「ただ楽なはきもの」と思って選ぶと、とたんに生活感がでるからだ。ドレスを選ぶように、シルクのシャツを選ぶように、同じ感覚でデニムを選ぶようにしている。合わせる小物やヘアメイクにもこだわりがある。
THEカジュアルなものは合わせない。どこか女っぽさや華奢な空気をもつ靴や、洗練されたバッグやアクセを合わせる。そしてなにより、髪は丁寧にツヤとやわらかさをだし、リップや目元に旬の一色を潔く纏うこと。とたんにデニムが洒落て見え始めるから面白い。


神崎流・美人レシピ

ニットはインにして腰周りはすっきりと!

この秋、神崎さんが手にしたいデニムは、腰周りはフィットしつつもゆとりのあるデザイン。ざっくりニットも、ボディラインにフィットするニットもインして女っぽく着るイメージ。

濃い色リップでメイクにアクセントを

透明感とツヤが美しい肌に、アクセサリー感覚のチョコレートブラウンのリップを投入。ニットに合わせてメイクにもやわらかい風合いを出したいから、輪郭をぼかしてカジュアルダウン。

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a レッドのニュアンスが見え隠れする、肌にも唇にもなじむチョコレートブラウン。ルージュ ココ 494 ¥4000/シャネル b みずみずしいツヤで毛穴も色ムラもカバー。透明肌を引き立てる効果も。ピュアエッセンス フォーエバー クッションコンパクト 103 SPF50+/PA++++ ¥4000(セット価格)/ジルスチュアート ビューティ

髪にもツヤを足していい女度アップ

髪の中間から毛先に向かって、ミックス巻きを。グロスオイルをなじませながらカールをほぐし、束を残すイメージで。髪にもツヤ感をプラスすることで、女っぽいヘルシーさが増す。

MAQUIA 12月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。

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