「MAQUIA」5月号の人気連載『えみと、メイクと、ファッションと。』では、ちょっと懐かしい当時のトレンドを新しい目線で再解釈します。
― THIS MONTH THEME ―
ノスタルジーと新鮮味が混ざる
90's風
×
メイクアップアーティスト
耕 万理子さん
=
フレームリップ
あの頃へのオマージュを
最旬バランスで今再び
えみ あぁ~懐かしいー!! 着てたよね、こういうスタイリング。クリアバングルも! ウエストポーチも今またブームだしね。
耕 そうだよね。このブーツ、安室ちゃんの時代のものを復刻させたものなんですって。
えみ 引退……(涙)。90年代感って、この厚底がカギだと思うの。タートルトップス×デニムスカート自体は普遍的だもん。
耕 確かに。このスタイリングなら、メイクはリップをポイントにするのはどうかなと思って。その昔、アウトラインを濃く描いていたじゃない? それを再び。
えみ 当時、TLCとかローリン・ヒルみたいな感じがイメージソースだったんだよね。
耕 あの頃はラインをくっきりさせて、マットなホワイトベージュだったじゃない? それをモダンに、少しぼかしつつツヤを与える感じで。目元もあえてラインだけで潔く。
えみ うん、すごくそれが良かったです。チークの血色は、あの頃同様無くていいよね。あぁ~、今日の撮影楽しかったな……♡
「その時代のムードを
エッセンスとして取り入れ
モダンにアップデートを」
BY MARIKO TAGAYASHI
メイクアップアーティスト
耕 万理子さん
某ブランドにて世界中を舞台に活躍後、2013年に独立。現在は雑誌や広告、CM等で活躍中。細部まで美しい仕上がりで、スタッフからの信頼も厚い。
MAKE-UP POINT
MAQUIA5月号
モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 撮影/池満広大〈Tron〉 ヘア/芝田孝之〈SIGNO〉 メイク/耕 万理子〈SIGNO〉 スタイリスト/清水文太 構成・文/森山和子 企画/吉田百合〈MAQUIA〉
【MAQUIA5月号☆好評発売中】