女性なら誰もが定期的に足を運ぶヘアサロン。スタッフ、ゲストを問わず、男性率が高いスポットで一目おかれる女性になるには? 「MAQUIA」12月号から、すぐに実践したくなるメイクやファッションを教えします。

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神崎 恵 Megumi Kanzaki

mnuit主宰。ビューティライフスタイリストとしての活動の他、累計80万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショーなどで全国を飛び回っている。人気著書『「日常」をドラマティックにする方法』(宝島社)では、退屈な毎日から抜け出すための神崎流のちょっとしたきっかけやヒントを集約している。


休日に行くヘアサロン

接近戦にも負けないツヤ肌&血色リップ

 「美容師」に恋しているという女性の話をよく耳にする。「美容師」をパートナーにもつ女優やタレントも多い。それはたぶん「髪」という女の聖域に触れることで、なんとも自然に壁をすり抜け、心の芯に入り込んでくる職業だから。それも「キレイにしてくれる」というおっきなおっきなおまけつきで。もともと、自分を高めてくれるものに強く心惹かれるのが女。「自分をきれいにしてくれる男」に心を許してしまうのも無理はない。けれど、もし、気になる美容師の男性ができたとする。相手は女に触れることを普通と思っている男。気分をよくさせる女の扱い方も取得済み。美というものを常に意識している男。そんなヘアサロンという「女の園」で恋を始めたいと思うのなら、ある程度の知恵が必要。

 まずは、その彼の「ちょっと特別」になること。毎日のように訪れる多くの女の中から、ほんの少し印象を濃く残したい。目に見える恋心や媚びは控えて、どこまでもさわやかで清々しく、でも知的、それでいてちゃんと女っぽい。これを後押ししてくれるのが、ファッションとヘアメイク。これからきれいになるためにサロンに行くのだから、髪はそんなに気にしない……なんて思っているひと、要注意。例えば、歯医者に行く前に歯磨きをするのと同じくらい、髪もシャンプーをして清潔に、きれいにしておくべき。相手は毎日、髪を触り続けるプロ。その状態を見るだけで、生活も性格もセンスもまるっと解析されてしまう。頭皮のにおいやベタついた髪では、お気に入りどころか「不潔な女」どまり。

 ほどよく力の抜けたファッションとメイクも重要。キメすぎではダサいし、まるで部屋着では興味を持ってもらうのは難しい。旬のものに常にアンテナを張る彼には、ほんの少しいまっぽさのあるファッションがベスト。メイクは自分らしさを表現しつつ、作り込みすぎない顔。シャンプーやカットの際の至近戦で相手をうっとりさせるくらい、うるんとツヤのある透明な肌がベスト。彼を追いかけるのではなく、あちらから気になってもらえるような、そんな戦略を♥


神崎流・美人レシピ

少しのトレンド感と着心地の両立を重視

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ヘアサロンへ行くときは、長時間座っていても苦にならずシワもできない、程よくトレンドを加味した服が必要。今期だったらニットのセットアップ、デコルテが見えるオフショルが最強。


鮮度の高い、フレッシュな透明ツヤ肌

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ツヤのあるメイク下地とくすみを飛ばすコンシーラーを使って、肌のアラはきれいに消し去っておく。そこへ、肌の色が美しく映えるコーラルピンク系の口紅をプラスすれば完璧。


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a 顔全体にムラなく。ステージ パフォーマーグロークリエーター ピュアグロー 30ml ¥4500/シュウ ウエムラ 

b 目の下や頬の高い位置に。フィックス イットカラー100 ブルー ¥4200、c ルージュ ディオール 343¥4200/パルファン・クリチャン・ディオール 


自分らしさを体現するスタイルで

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ヘアサロンへ行く前だって、シャンプー&ブローはしておきたい。とはいえ、作り込まず、素髪に近い状態で行くと、その人に似合うベストなヘアスタイルを提案してもらえることに。


MAQUIA12月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/門馬ちひろ 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


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