太眉や平行眉ブームが一段落した現在。旬の眉がわからない…という人のために佐々木七海さんの眉レッスンを大公開! 抜け感&ほどよくトレンド感のある眉をマスターして。

今の眉は、これ一択
\教えて!ななみん/
最旬ふわゆる眉の描き方

トレンドを取り入れつつ個性を引き出すメイクで人気。イラストも得意で、図解を交えた眉レッスンはマキアサロンのイベントでも大好評。
今どき眉は…?
ふわっとした印象の
柔らかゆるいアーチ眉
濃いめのリップやチークが人気の今、眉もしっかり描くと強すぎる印象に。自眉を活かしつつ、少しアーチをつけて柔らかく整えて。毛が多いならコンシーラーで消すなどして存在感を弱めるとトレンド美眉に。(佐々木七海さん)
太さ
自分の眉を活かした太さで
これまでよりやや細めに整えるのが今どき眉の鉄則。上下の目幅の2/3くらいの太さで描き、不要な毛は最後に抜いたりカットすること。眉を描いていない状態でいじると失敗しやすいので注意!
色
ふわふわブラウンで柔らかトーンに
やや濃いめのリップが流行っているので、眉まで強いとキツい印象に。自眉よりワントーン明るいくらいの、柔らかいブラウンがおすすめ。全体のバランスをとる“抜きどころ”が眉だと考えて。
形
ゆるーいアーチでトレンド感アップ
形は直線ではなく、ほんの少しカーブした眉が今の気分。黒目の真上まではストレートでいいけれど、眉山から眉尻に向かって落とす時に軽くカーブを描き、スッと細く整えると今どき感が。
ななみん推し!の必携アイテムはコレ
【準備アイテム】
眉アイテムの発色も持ちも高める
サラサラの仕込みパウダー

A.キャンメイク オイルブロックミネラルパウダー
「オイルブロックでさらりと仕上がり眉メイクがのる!」(ななみん、以下同)。使用色は01。SPF16・PA++ ¥748/井田ラボラトリーズ
眉のベースをさらりと整えるのに便利!
アイシャドウ用ブラシを活用

B.ベアミネラル ドラマティックディファイナー アイ ブラシ
「アイシャドウ用だけれど、小回りが利くから眉にパウダーをなじませるのに便利。地肌にしっかり粉がつけられます」。¥5060
スリム設計で抜群の使いやすさ。
眉にもまつ毛にも使えてお値打ち

C.エレガンス ブラッシュ 11
「細身で小回りが利くから、眉のパーツによって異なる毛流れにもきめ細やかに対応」。¥1320/エレガンス コスメティックス
【描くアイテム】
絶妙バランスの4色をIN。
面白いほど立体感が叶う

D.ヴィセ フラッフデザイン アイブロウパウダー
「色が薄めなのでさっと調整しやすい。ニュアンスカラーも作れる」。モデル使用色はBR-1。¥1320(編集部調べ)/コーセー
計算し尽くされた斜めカットで
プロにも愛用者の多い名品

E.アディクション アイブロウブラシ
「毛が硬めで色がきちんとのるブラシ。誰でも簡単に美眉が描ける」。¥3850/アディクション ビューティ
何本も使った“ななみん眉”の定番。
驚きの細さと折れにくさが魅力

F.セザンヌ 超細芯アイブロウ
「細芯なのに折れにくく繊細な線が描ける。定番として愛用中」。モデル使用色は01。¥550/セザンヌ化粧品
自眉と錯覚するナチュラル発色。
細さと透明感で右に出るものなし

G.ルナソル モデリングアイブロウライナー
「毛の1本1本を自然に描きたい時にぴったり。透明感ある色も細さも理想的」。¥3520/カネボウ化粧品
【眉マスカラ】
細かい修正も自在な細ブラシで
抜け感ある今どき眉に

H.ファシオ まゆ消し マスカラ 00
「小ぶりだから眉1本ずつを消しやすく、重ねてもダマにならない」。¥1100(編集部調べ)/コーセー
塗ったそばからパウダーに変化。
柔らか質感の極上眉仕上げ

I.インテグレート ふわ眉マスカラ
「小さめブラシで細かいところも1本ずつ染められる。柔らか質感も◎」。使用色はBR770。¥1045/資生堂
【整えアイテム】
眉の立体感を作るキーアイテム。
平筆が繊細でいい仕事をします

J. RMK コレクティングヴェール コンシーラー
「細いラインも描けるし、ファンデともなじむ質感が見事」。使用色は02。SPF17・PA++ ¥4400/RMK Division
細かいムダ毛もビシッとキャッチ。
輪郭を際立てる縁の下の力持ち

K.アイブロウ ツィーザー
「不要な毛をビシッとつかめ、まぶたのムダ毛もすっきり」。40もの工程を経て作られる名品。¥2530/資生堂
シャープな先端で、気になる毛だけを
見事に狙い撃ち

L.オーガー オシャレハサミ
シャープで小回りが利くハサミがななみん推し。厚みがあり持ちやすいから失敗知らず。¥1045/貝印

ほんの少しカーブのあるふわゆるアーチ眉を目指して
ふわゆるアーチ眉の作り方を
徹底解説!
いい意味で存在感が控えめで、柔らかい可愛さがにじむ眉の描き方を誌上で中継。ふわゆる眉を攻略して、今どきのおしゃれが似合う顔に。
仕上がりに差!最初にやるべきこと
準備
\Start!/
1 眉メイクは“アイメイク後”が鉄則

ベースメイクができたらすぐ眉を描く人が多いけれどアイメイクが先! 仕上がった目元に合わせて眉を描くと好バランスに。
2 ティッシュで眉の油分をオフ

眉付近は意外に皮脂が多く分泌されがち。眉を描く前にティッシュを軽く押し当ててサラリとした状態に。メイクの油分も同時にオフ。
3 フェイスパウダーでサラサラに

アイシャドウブラシにお粉を含ませ、眉尻から眉頭へクルクル。最後に毛流れにそってとかすと、眉を描きやすいベースが完成。

4 スクリューブラシで5回ずつブラッシング


スクリューブラシで眉頭は上へ、眉山はやや斜め上へ、眉尻は横へ各5回ずつとかす。眉を描く時は、とにかくこまめにブラッシングを。

Point
眉頭、眉山、眉尻はココ

アイメイクに合わせ調整
小鼻の膨らみの半分のところの延長線上が眉頭。眉山は外側の白目のまん中の延長線上に、眉尻は口角と目尻を結んだ延長線上に描く。アイラインが長い場合は、その描き終わりと口角を結んで眉尻を描くと全顔のバランスがとれる。
順番が大事!コツを掴んで
描き方
1 黒目の上をマークし眉山を描く


aをアイブロウブラシにとり、黒目の上をマークする。そこから眉の下側ラインを眉山に向かってふんわりぼかしてなじませる。
2 眉尻をペンシルでマーク

眉尻の位置にアイブロウペンシルでチョンとマークをつける。正面と、やや斜めからも確認してアイラインとバランスをとること。

3 眉の下側にアーチを描く

ブラシに1と同じパウダーのDのaを足し、眉山から眉尻にかけてラインを描く。この時まっすぐでなく、軽くアーチを描くのがコツ。
Point
眉の縦幅は目の縦幅の2/3

ナチュラルな太さを意識して
しっかりと太く描くと目元の主張が強すぎる仕上がりに。眉の縦幅は目の縦幅の2/3を目安に。自眉っぽいナチュラルな太さを意識。
4 眉山〜眉頭のすき間埋め

3のブラシの残りで眉中央から眉頭に向かってすき間を埋めるようにふわっとぼかしていく。ブラシに残ったパウダーで整える程度に。
5 ブラシでこまめにぼかす

眉頭は上へ、眉山は斜め上へ、眉尻は横へとかす。特に、眉の毛流れと逆方向に描いた時は、その都度必ずブラシを入れること。
Point
左右差は少ない&低い方を足す

眉頭の毛が足りない場合
眉頭の毛が薄い場合は、淡い色のアイブロウリキッドで1本ずつ描き足すこと。下から上への毛流れを意識して描くとキレイに。


左右の高さが違う場合
眉の高さに高低差がある場合はここで調整を。アイブロウパウダーの付属ブラシの細い方を使い、下がっている眉山側にちょい足し。
6 毛がまばらな部分にスタンプ塗り

部分的に毛が少ないところに毛を足す。パウダーのDのaを少量ブラシにとり、スタンプを押すように薄い部分にポンとのせる。
7 三角ゾーンにベージュをオン


パウダーのbとcを混ぜ、眉頭下の三角ゾーンにのせて影を仕込む。付属ブラシの太い方を使って、ふんわり淡くのせる。
8 眉尻に“毛”の線を足す

スクリューブラシを入れて整え、眉尻にアイブロウリキッドで“毛”を描く。極細のラインで1本ずつ足し、引いた鏡でバランスを確認。

9 はみ出ている毛はコンシーラーで消す

描いた眉の形からはみ出す毛が1、2本あればコンシーラーでスッと撫でて消す。1本ずつ消しながらバランスを見る。消したら触らない。

Point
濃い自眉はコンシーラーで薄く

太く黒い自眉はコンシーラーで存在感を薄める
自毛が黒く濃い場合は、このタイミングで全体にコンシーラーをつけて存在感を薄くする。地肌にはつけないよう、ふわっと柔らかく撫でる程度に。
10 毛流れと逆方向に眉マスカラをつける

眉マスカラはまず、眉尻から眉頭に向かって、毛を逆立てるようにつける。毛の裏側につけるのが目的なので地肌にはつけないように。

11 毛流れに沿って眉マスカラをつける

毛の裏側にマスカラをつけたら、今度は毛流れに沿ってとかすように表面に色をのせる。角度を細かく調整しながら、柔らかな印象に。
12 コンシーラーで立体感を出す

筆ペンタイプのコンシーラーで眉山から眉尻の下側をスッと撫で、指で軽くおさえてなじませる。筆を立て、平筆の細い部分を使う。

Point
はみ出し毛の処理の方法
必ず眉メイク後に!

うぶ毛は毛抜きでオフ
眉を描いたら、最後に余分を調整。余計なうぶ毛は毛抜きで1本ずつ抜く。生えてこなくなるので、抜きすぎには注意すること。


眉丘筋からはみ出た毛はカット
眉をひそめた時に動く眉丘筋よりも上に出た毛は不要なので、ハサミでカットして整える。ボサボサ印象を防ぐ大事なステップ。

\Finish/

MAQUIA 7月号
撮影/天日恵美子(モデル) ヘア&メイク/佐々木七海〈cheek one〉 スタイリスト/坂下シホ モデル/上西星来 取材・文/高見沢さとこ 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
左耳イヤカフ ¥4180、右耳イヤカフ ¥4620、右手リング ¥5500/メロウバイアヤカモリ トップス/スタイリスト私物
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
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