フェス大好きな方も初心者も必見! 照りつける陽射しと熱風の中、夏フェスラバーが持参するバッグの中身をチェック。汗みどろになってもキレイに、そして快適に過ごすために選び抜いたアイテムの数々を紹介します。これから続々開催される夏イベントに参加する予定の人は、ぜひ参考にして。


フェスLOVERのバッグの中身

透明感キープを厳命されたモデル上西星来さんのお支度

上西星来さん

モデル

上西星来さん

アイドルグループ「東京パフォーマンスドール」として活躍していたときは、「Tokyo Idol Festival」やアメリカ、サンフランシスコの「JAPAN Summit」などステージに立つ立場として数々のフェスに参加。観客としては先日、初めて野外音楽フェス「中津川 WILD WOOD」を満喫。あまりに楽しかったので、今後は「FUJI ROCK FESTIVAL」や「SUMMER SONIC」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などたくさんのイベントに参加したいと意気込む。

モデル 上西星来さんのフェスバッグの中身

1.2WAY仕様のバッグが大活躍


上西さんは、Beyond The Vinesのバッグをフェスのお供にセレクト。「移動中や観覧など、シーンにあわせてリュックにもハンドバッグにもできるところが、フェスにぴったり! 背中側のポケットはすぐ取り出したいものを入れるのに便利だし、折りたためばコンパクトに収納できるところも、嬉しいポイント。ナイロン素材だから、汚れてもサッと拭けちゃいます」
そのほか、サブバッグとしてBeyond The VinesのMicro Dumpling Bagも持参。「貴重品は体の前に持っておきたいので、サブバッグは必須。メインバッグと同じブランドでそろえれば、コーデに統一感が出てGOOD。こちらも、使い終わったら折りたたみができます」



2.日焼け御法度! モデルのUVカット事情


モデルである上西さんにとって、日焼けは論外。夏フェスへの支度には、日焼け対策に最も力を入れているそう。「まずは遮光率99.9%の Mukii UVカットパーカー。鼻の下まで隠れるフードつきで、腕もしっかりカバーできるように袖が長め。接触冷感素材かつサイドがメッシュ仕様なので、着ていても“暑くて無理!”にならないんです。そしてサングラスは、TOM FORD。ファッションに寄り添うデザインで、どんなフェスコーデにもぴったり。動いても揺れにくい、ほどよい重さも素敵」。
UVカットは、スティックタイプ、チューブタイプ、SPF値つきクッションFDを使い分け。「SHISEIDO クリア サンケア スティックは、手が汚さずに塗れるので便利。耳の裏や首の後ろなど、細かい部分にも使いやすい。自然なツヤ感で、体全体の輝きが増します。アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NAはフェスだけでなく、タイやベトナム、スリランカなど暑い国を旅するときに持参する信頼のアイテム。サラッとしたテクスチャーなのに、肌にフィットします。SPF50+、PA+++のプラダ ビューティ メッシュ クッションは、フェス中のお直しに。汗でどうしてもヨレたとき、サッと自然にカバーできて、ムラなくのびる。ハイライト要らずの自然なツヤ感で、持ち歩くアイテムがひとつ減るところもイイ」



3.もちろん暑さへの対策も忘れずに


「暑さで体力を奪われてしまったら、せっかくのフェスを楽しめない! 太い血管が走っている首元を冷やすグッズは、本当に助かります。私の愛用品は、ビオレの冷タオル。首に触れた瞬間ヒンヤリして、リフレッシュ感が最高! 使い捨てだから衛生的に安心だし、コンパクトで持ち運びが楽。去年は夏のロケで、すごくお世話になりました。それからラ・カスタのアイシーアロマ ボディミストも、暑さ対策におすすめ。強すぎない優しいミストだけど、スーッと爽快感が広がるところがお気に入り。さっぱりした香りで、気分転換に。疲れたときは、足にもシュッとひとふきします」




4.納得! 美女のひと手間アイテム


どうせ汗をかくしとメイクは二の次になりがちなフェスだけど、キレイな人はやっぱり違う。上西さんの身だしなみグッズに注目を。「ラブクロム (R)INBATHツキのコームも、荷物にセット。前髪を整えるのにちょうどよい小さなサイズで、携帯に◎。塗れた髪でも使える特殊加工が施されていて、フェス中に急な雨が降っても安心。梳かした瞬間美髪が復活します。それから、コスメデコルテのルージュ デコルテクリームグロウ04Gも、ビジュアルアップにマスト。鏡なしでもムラなくスルスルのばせて、ひと塗りで顔全体の印象がグッと格上げされます。フェスではどうしてもメイクが崩れるので、被害を最小限に抑えるべく、全体がナチュラルメイク。それでもリップを盛れば、全体がバッチリ映えるんです」

ビジュアルキープに技が光るアイドル真山りかさんのフェスグッズ

真山りかさん

アイドル(私立恵比寿中学/えびちゅう)

真山りかさん

バラエティ番組やドラマに出演したり、声優としても活躍。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」には、アーティストとしても、観客としても参加経験あり。夏は野外ライブなどに参戦。いつか「FUJI ROCK FESTIVAL」やアメリカ最大級のフェス、カリフォルニアの「Coachella Valley Music and Arts Festival」に遠征するのが夢。

私立恵比寿中学(えびちゅう)真山りかさんのフェスバッグの中身

1.行動の自由度を高める優秀バッグ


真山さんは、Firsthandのナイロンバッグを愛用。「肩がけなので両手が空きます。ナイロン素材なので軽いし、洗おうと思えば丸洗いできちゃう」



2.目から入る紫外線にも対策を


紫外線対策には、日焼け止めとサングラスを。「アリィーは、毎年コラボデザインを楽しみにしているアイテム。汗をかいても白浮きしないし、ノンカラーのジェルは抵抗なく塗り直しできるのでおすすめ。ビオレUV アスリズムは、スティックタイプをチョイス。ボディに日焼け止めを塗り直すときは動くスペースが必要だけど、このアイテムなら省スペースに。収納的にも幅を取らず、お気に入り。最後に大切なのが、A.D.S.R. のサングラス。目から紫外線が入ると疲れやすくなるので、サングラスは大事。このブランドは日本人にあわせて設計されているらしく、顔にフィットするから好きです」



3.汗をかいたときのエチケット


暑さ対策のハンディファンは、冷却機能つき。「中央の冷たいプレートで首元を冷やしたり、風を浴びて涼んだりして、暑さをしのぎます。カラビナでバッグに装着できるところも素敵。汗をかいてしまったら、ビオレの全身すっきりシートの出番。日焼け止めを塗り直す前は、これで全身を拭いてすっきりさせます。小分けにして持ち歩いているLUSHのドライシャンプーを頭皮につけたあと、このシートで拭くのもいい感じ。ボディの汗を拭ったあとは、Aesop ボディスプレーをシュッとひとふき。香水代わりにもなる爽やかな香りで、汗のニオイをカモフラージュできます」




4.暑さ対策はインナーケアも抜かりなく



「せっかくフェスへ出かけたのに体調不良になっては元も子もないので、夏バテ対策としてビタミンCのサプリアミノバイタルPRO梅のお菓子はマストで持ち歩きます。プラス今年は、HEY! GUMMYを実装予定(笑)。朝早くてご飯をしっかり食べられなかったときは、道中こっそり食べて、エネルギー補給をしようと思います。とにかく糖分不足、塩分不足が怖いので、お菓子は何かしら持っていきましょう。食べる前には、キレイキレイ 除菌ウエットシートで手をキレイに。手を気軽に洗えない環境の可能性があるので、こちらもマストです」



5.メイクが崩れても泣かないように、事前準備



フェスではメイクが崩れる前提。崩れてもキレイでいられるようにする、と真山さん。「フェスへ行く前にまつ毛パーマと眉脱色がおすすめ。アイカラーやファンデが消えても、これでビジュをキープできます。絶対に色を落としたくないという人は、練り物を活用しましょう。リキッドのチークやアイカラーを仕込んでからメイクすると、崩れにくくなります。リップは、Lakaのフルーティーグラムティント。お水をこまめに飲むので、保湿力があって色もちがよいリップを選ぶようにしています。フェスでは好きなバンドのTシャツを着るので、ラフな格好にもマッチする、こっくりブラウンレッドがお洒落♪」

紫外線の恐怖を熟知した美容ライター谷口絵美さんの備えを公開

谷口絵美

美容ライター

谷口絵美さん

スキンケアやメイク、ヘルスケアなど数多くの記事を執筆する傍ら、オフでは「FUJI ROCK FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」、「GREENROOM FESTIVAL」、「朝霧JAM」など数多くのフェスを満喫中!

美容ライター 谷口絵美さんのフェスバッグの中身

1.バッグと帽子はあえてのアーバンブランド


「持ち物は、MASTER&COのリュックにセット。シンプルなデザインが、どんなファッションにも似合います。サマソニだと帰りにどこかへ寄ってご飯を食べたりするので、あえてアウトドアブランドのバッグにせず、シティ寄りのブランドをチョイスしました。バケハも、ガチガチのアウトドアではなく洗練された雰囲気のENTWURFEIN。折りたためるし、紐がついているので、海側のステージでも風に飛ばされません」



2.UV対策グッズはパーツ別に7種も用意!


基本のUVカットは、アリィー クロノビューティ スムースジェルUVを。「フェスは基本汗をかいて肌がベタベタ。前列の方へ行くと、人混みでもっと地獄です。なので、サラッと快適に使える“ノンペタ”なタイプのUVをセレクト。&be 薬用ホワイトニングUVスプレーは、顔にも体にも使えるタイプ。手が届きにくい場所もサッとスプレーできるし、ブライトニング効果も期待できます。フェイスにはさらに、レブロン カラーステイ ロングウェア UV クッションファンデーションで最高レベルのSPFをプラス。崩れにくいし、お直しが時短でできます」
日焼けしやすい唇は、to/one ブライトニング リップバーム UVでお手入れを。「髪は、紫外線防御と褪色予防もできる、アリィー クロノビューティ UV ヘアカラーラスティング&スタイリング バームでスタイリングします。さらに&be UVスムースパウダーを頭にポンポンすれば、帽子を被ってベタついた頭皮のムレとニオイ予防をしながら、UV対策もバッチリ。汗でペタンとしたトップが、瞬時にふんわり♥ 目は、華奢で軽く、不快にならないEYEVANのサングラスで保護します」



3.快適さを求めてたどり着いたコンビ


「フェスでは次のアーティストの出番まで炎天下でしばらく待たなければいけなかったり、結構ハード。肌温度がマイナス3℃になるというビオレの冷やしタオルはマストですね。汗をかいたら、同じくビオレZeroのシートでサッと拭き取り。サラサラ肌をキープできます」

集英社きってのフェスマニア!? 赤津誠太のグッズはミニマル

赤津誠太

集英社 メディアビジネス部 デジタルプロデュース課 マキア担当

赤津誠太

「FUJI ROCK FESTIVAL」や「SUMMER SONIC」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」など有名どころのフェスはもちろん、「ごぶごぶフェスティバル」、「LuckyFes」、「a-nation」などのイベントにも参加するマニア。

赤津誠太さんのフェスバッグの中身

赤津誠太さんのフェスバッグ

「フェスではテンションを心地よく保つことが大切」という赤津は、日焼け止めや汗対策などの基本は守りつつ、お気に入りアイテムを邪魔にならないようにまとめているそう。そのため、持ち物はとってもシンプル!


1.ブランドバッグとあのアイテムのコンビ


バレンシアガ×アディダスのショルダーバッグは、汚れがつきにくくて濡れにくい素材。体にフィットするし、好みの白い服とも好相性。ジップロックは野外で急に雨が降ったとき、何かあったときのサブバッグ的に。持っておくと心強い」



2.さりげないのに映える! メンズ的肌ケアアイテム


UVカットのほか、ナチュラルに美肌を演出できるケアコスメも持参。「ラ ロッシュ ポゼのUVイデア XL プロテクショントーンアップは、男性の肌もほどよくトーンアップしてくれるので嬉しいアイテム。デザインもユニセックスな印象で、持ち歩きやすいです。フェスでは、日焼けをしてニキビ跡が赤みを帯びることも。そんなときは、アクセーヌのイプノス シーバムクリア リペアクリームで自然に隠しながらケアします。テカリや脂浮きを抑えて肌をサラッとした質感に整える資生堂の紙おしろいも、持参します」



3.紫外線に弱いパーツはスペシャルケアを


フェスでは目に焼きつけたいシーンの連続、と赤津さん。「いい瞬間を見逃さないために、参天製薬のサンテメディカル12で目のコンディションを万全にしておきます。天気のよい日は特に目の疲労が起こりやすいので、お手入れは抜かりなく。唇も、オバジのダーマパワーX リップエッセンスでケア。アプリケーターが塗りやすく、保湿力が抜群。唇は日焼けですぐカサカサになるので、保湿は欠かせません。あとは、エスエス製薬のイブクイックも持っていると安心。暑さや紫外線、疲労で突然の頭痛に見舞われたとき、日陰での休息、給水とあわせて頭痛薬があると助かります」




4.爆音のフェスならではの気遣いも


「ステージ近くでは大きな音が響いているので、自然と顔を近づけての会話が発生しがち。なので、口臭にも気をつけています。小林製薬のブレスケアクラシエのフリスクがあれば、密集地でも思い切り大声で歌える。フリスクには爽快感があり、暑さや疲れを吹き飛ばしてくれるところも嬉しい」
フェスでは休憩時間も満喫するという赤津さん。さすがマニア!「ステージごとの隙間時間に、会場にいるアーティストの歌をテクニクスのワイヤレスイヤホンで楽しみます。これがまた、贅沢で幸せな時間なんです」

コスメを知り尽くしたエディター石橋里奈さんの厳選アイテム

石橋里奈さん

エディター

石橋里奈さん

美容誌でのディレクションや執筆、コスメのPRまで幅広くこなす。コロナ禍前は「SUMMER SONIC」、「ap bank」などの夏フェスへよく出かけていて、そろそろ復帰予定!

エディター石橋さんのフェスバッグの中身

1.何度でも洗えて、汚れてもOKなナップサック


石橋さんが夏フェスに持参するのは、CITENのナップサック。「軽くて丈夫、何度でも洗えるので、ロケでも大活躍です。手前に、何が入っているのかわかりやすいメッシュのポケットがついているところも魅力。野外ならでは、泥汚れがついても気にならないように黒をチョイスしました」。



2.最小限のメイクアイテムでもリップは必須!


夏フェスはとにかく紫外線&暑さとの闘いだと語る石橋さん。その言葉通り、持ち物はUVカットが多めでメイクアイテムは少なめ。「汗でドロドロになっちゃうので、メイクを頑張ってもあまり意味がないんですよね。でも写真映えを考えて、眉とリップはメイクしたい。マスカラは十中八九落ちるので、まつパで臨みます!」。リップのおすすめは、キャンディドールのモイスチャーリップスティック 05。「ミラーレスで唇に塗れて保湿力があり、色持ちもGOOD。太陽光に映えるんです」。



3.日焼け対策は万全に


汗と混ざって服についてしまうUVカットは、カラーレスなものを。「基本は雪肌精のスキンケア UV エッセンス ジェルで、追いUV用にアンプルールから出ているVCサンプロテクトスプレーや、ビオレUVのアクアリッチ アクアプロテクトミストを。家を出る前には、飲む日焼け止めやビタミンCのサプリメントも摂って紫外線に備えます」。サンバリア100の折りたたみ傘も必需品。「日傘は休憩用に。アイドルの応援に行くときは、ペンライトに加えてマフラータオルも持っていきます。汗を拭けるし、首に巻いておくと陽射しを避けられてとても便利」




4.暑さ&汗対策にデオドラントが活躍


暑さ対策は、ボディーシートを有効活用。「今はちょうど切らしていて写真には映っていませんが、ビオレの冷シート ももせっけんの香りがお気に入り。首元とか拭くだけで、本当にスーッとヒンヤリして生き返ります。アスレティアのリフレッシング デオドラントミストも、リフレッシュできるし汗のニオイをシャットアウトできて大好き。あとは、ライオンのキレイキレイ 除菌ウエットシートが必須。手を拭いたり野外のテーブルの汚れを拭いたり、マルチに活躍します。桃の葉エキス配合で、うるおいをキープできるのもポイント」。

石橋さんからは最後に、体力を保つためのインナーケアのアドバイスが。「とにかく汗をめちゃくちゃかくので、アミノ酸サプリメントやレモン塩飴、種なし梅のおやつがあると元気に乗り切れるかも。氷を入れた保冷タンブラーをもっていれば、そこに飲み物をつぎ足して、帰りがけまでそれなりに冷えたドリンクを飲めるのでおすすめです」

夏フェス百戦錬磨! yoiエディターHORIEの荷物はおしゃれで機能的

HORIE

yoiエディター

HORIE

心・体・性のウェルネスを提案する集英社のオンラインメディア「yoi」の編集を担当。「FUJI ROCK FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」、「POP YOURS」、「Greenroom Festival」、「りんご音楽祭」、「朝霧JAM」、「FUJI&SUN」ならびにK-POP特化イベンドなど多数のフェスに参加。昨年は気になるアーティストが単コンを開催してくれたので、フェスは控えめに参戦。

yoiエディターHORIEのフェスバッグの中身

1.ガシガシ使えてデザインも◎なバッグで参戦


エディターHORIEが夏フェスに持参するバッグは、デザインに惚れ込んだ愛用品。「2018年ごろに青山のSUPER A MARKETで購入した、イーストパックとラフシモンズのバッグ。ガシガシ使ってもへこたれない厚手の生地がポイント。フェスファッションは、機能面を優先して地味になりがち。そんなとき、このビビッドなオレンジのバッグをあわせると、よいアクセントになるんです」



2.UVケアは塗り直し用も完備


キャンプをしながらフェスに連日参加することもあるエディターHORIEのUVカットは、ケア効果を重視。「自宅と同じようなお手入れができないので、UVケアとエイジングケアが同時に叶うオルビス リンクルブライトプロテクターは手放せません。上から、ラスティング力の高くてお直しにも使えるTOERI クッションファンデーションをオン。ボディには、By ttt.のクリアサンスティックを。野外フェスの場合日中人混みの中で塗り直しするので、スティックタイプは便利。ゼリーのようなルックスも、涼やかで嬉しいポイント」



3.事前準備を万全にして、ポイントメイクはリップのみ!


夏フェス前には、アイメイクが不要になるように事前準備をするそう。「サロンで眉の生えグセを整え、まつ毛パーマをかけます。なので、持ち歩くポイントメイクはリップのみ。ドリス ヴァン ノッテンのリップスティックは、圧倒的な高発色で色もちもバッチリ。マットタイプの90番を愛用していますが、朝塗ってフェスご飯を楽しんでも、なかなか落ちません。終日凄まじい雨に降られたと思ったら、40度近い灼熱地獄のような会場で何時間も立たないといけない過酷な環境が多いので、唇の保湿も忘れずに。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのボーム・デ・ミューズでケアしたあとに先ほどのドリスのリップでメイクをして、プラダのリップ オプティマイジング ケアのカラーレスなユニバーサルでツヤを出したりします」



4.状況に応じて暑さ対策は使い分け


暑さ対策には、清涼感のあるミストが大活躍。「アスレティアのリフレッシング デオドラントミストは唯一無二の使い心地。制汗剤っぽい香りではなく、控えめなシダーウッドがお気に入りです。暑さにモヤモヤしてきたら、ジョンマスターオーガニックのC&Bボディミスト シトラス&バジルでリフレッシュ。長時間太陽光に当たって乾いた髪には、ユメドリーミンのエピキュリアン グロス&パフューム sunを塗布します。爽やかな風の少ない都市部のフェスには、エスカラット 薬用デオドラント 大判クールシートアイスノン シャツミストでキンキンに冷やした体を、ミニ扇風機で冷やし続けるのがおすすめ。ミニ扇風機だけだと熱風が送り込まれるだけなので、危険です」



5.熱中対策もお忘れなく!


一昨年は酷暑の「SUMMER SONIC」に参加し、熱中症で倒れたというエディターHORIE。夏フェス初心者に向けては、くれぐれも熱中症対策を万全にというメッセージが。「塩飴、塩飴を持っていきましょう!  睡眠時間は8時間以上、朝ご飯はマスト、水分は常にチャージできるよう心がけて。会場に着くまで、ありとあらゆる方法で体を冷やし続けること。無理だと思ったら前線からはすぐに引いて、後ろの客席でゆっくり観覧を。特に注意したいのが、サマソニなど都市型フェスです。正直、山間でのフェスよりしんどいのでくれぐれも注意してくださいね」

推し活を満喫するMAQUIAエディター山下弓子の大事なアイテムとは?

山下弓子

マキアエディター

山下弓子

一昨年は久しぶりの夏フェス、韓国の「HIPHOPPLAYA FESTIVAL」に参加。昨年は「SUMMER SONIC 2024 TOKYO」を楽しみ、同日夕方に東京ドームで開催される「aespa」のライブにも参加しました。ドーム観戦に備えて本気の双眼鏡を持参するので、荷物の軽量化は必須。カワウソ一家がリポートする推し活の様子は、TikTokで公開中!

MAUQIAエディター山下のフェスバッグの中身

1.リュックに推し活グッズを詰めて


この夏は、YOUNG & OLSENのセールで購入したOUTDOOR DYNEEMA 452というリュックに荷物を詰めて、フェスとライブをハシゴする予定。「防水性があって汚れても洗いやすく、軽いのでフェス向きかなと。半透明で、中に入れた持ち物の色が透けるのが可愛い。荷物の中で外せないのは、友人から借りたCanonのIMAGE STABILIZERシルバニアファミリーのカワウソ一家も、推し現場の必需品。彼らが推し活をしている体で、TikTokアカウントを運用しているんです。オタグッズの宝庫、キャンドゥで購入したクリアポーチに入れて一緒に出かけます」。



2.UVカットは3種類を使い分け


美容誌編集者目線で機能を厳選した、紫外線対策グッズも要チェック。「UVカットは3種類。ポール & ジョー ボディ プライマー スティック UVは、透明でサラサラの仕上がり。なじませる必要がないので手軽だし、フローラルな香りも大好き。顔にも使います。ベージュカラーで適度なカバー力のあるポール & ジョーの限定アイテム、プロテクティング フェイス パウダー リミテッド 001は、メイク直しに。メイクの上からUVカット効果をあとのせしやすいふわふわパフで、SPF50+・PA++++。いったんメイクオフしたあと、先に紹介したスティックUV+これでお直しすると、キレイに仕上がります。フェス前の朝に仕込むボディ&フェイスのUV対策は、アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA一択。UVブロック膜が空気中の水分・汗・水・熱で強くなる、ヨレてもオートリペア、擦れに強い。もうこれ以上の最強UVカットは、ないのでは?」。
コスメ以外のアイテムも、紫外線対策に活用。「UVカット機能のあるユニクロ ポケッタブル アノラックを首や肩に巻いたり、頭から被って日差しを避けます。夜になって寒くなってきたら防寒にもなるし、薄くて軽いので必需品。眩しいと頭痛がするのでサングラス、髪と頭皮の日焼け防止にキャップも持参します」



3.お直し用コスメは厳選して持ち歩き


ポイントメイクは朝のうちにしっかり仕込み、フェスに持っていくのはリップのみ。「荷物に入れるのは、GUCCI ルージュ ドゥ ボーテ ブリアン 514。鏡なしでも手軽に塗れるバームリップです。チークにも使えるので、ベースメイクを拭き取ってもこれでチーク&リップを塗り足せば元気な顔が復活。鼻の中間につけると日焼け風メイクになって、フェス気分が高まる!」
ジップロックに2枚ほど入れたコーセー コスメポート ソフティモ メイク落としシートパルファン・クリスチャン・ディオールのル ボーム限定デザインバージョンは、メイクのリタッチに。「埃まみれになった顔の日焼け止めを塗り直す時は、メイク落としシートでメイクをオフしてから。スッキリするし、日焼け止め効果もより確実になると思います。ル ボームは顔にもリップにも全身使えるマルチバーム。シカ配合で炎症を抑える効果があります。メイクを拭き取ったあと、これで保湿してから日焼け止めやパウダーをなじませ、お直しをします。手を洗った後のハンドクリームにしたり、紫外線を浴びて乾燥したボディのケアにも使えて便利」



4.暑さ&虫対策でフェスに集中!


暑さはもちろん、虫対策も抜かりないのがエディター山下流のパッキング。「コーセー コスメポート エスカラット 極寒タオルは、肌温度を4℃下げて、ひんやり感が1時間続く大判のタオルシート。天然コットンで肌あたりが柔らかく、首にかけて熱中症対策に。個包装になっている点も嬉しいです。蚊や虫が気になるときは、ハウス オブ ローゼから限定で出ているミントリープ クール ボディシートを。ミントの香りは、虫を寄せつけないそうです。そのほかレモンやユーカリなど9種の天然精油配合で、清涼感が持続。ボディの日焼け止めを塗り直すときにも使います。汗の不快感をオフすれば、よりフェスを楽しめる!」



子どもと夏フェスを楽しむMAQUIA ONLINE編集長 木下理恵の持ち物は

木下理恵

マキアオンライン編集長

木下理恵

二児の母。出産する前までは「SUMMER SONIC」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL」に参加。「SUMMER SONIC」は日帰りできて室内でも楽しめるし、疲れたら寝っ転がれるので最高。今年は、中学生になって音楽に興味を持っている長男と一緒に「SUMMER SONIC」に参戦する予定。

                                 

MAQUIA ONLINE木下のフェスバッグの中身

MAQUIA ONLINE編集長木下のフェスバッグ

1.親子でシェアできるコスメを持参


木下の持参コスメの中には、一緒に夏フェスを楽しむ長男とシェアできるものも。「基本の日焼け止めには、アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NAを。とにかく落ちないし、膜が穴になったところも修復してくれる、今年ピカイチのUVカットです。By ttt. クリアサンスティックは、塗り直しに最適ベタベタを嫌がる息子の顔や首筋にも、問答無用で塗ってしまいます。髪やサンダルから露出している足の甲には、ビオレUV アスリズム プロテクトミストをシュッとひと吹き。唇も、日焼けするとヒリヒリするので紫外線対策が重要ですね。メンソレータム薬用リップHfca. ならSPF20なので、真夏のフェスにぴったり。目の色素が薄くて陽射しに弱いので、ジェントルモンスターのサングラスも必携です。グラスの色が薄くて、暗いところに入っても周囲を見やすいし見た目が可愛い♪」


2.シートとミストで暑さ対策


ボディケアも、一部シェアを前提に用意。「ビオレのZeroシート さらさら持続タイプは、拭いたあと瞬時にサラッとするのでお気に入り。息子にも使うので、たっぷり容量なところも高ポイント。セルヴォークから限定で発売されていたリブートボディミストは、胸元などにつけておくとひんやり。清涼感のある香りも素敵です」



3.落ちること前提でメイクアイテムをピック


ポイントメイクは、汗でドロドロになることを計算して2アイテムを厳選。「ゲランのルージュ ジェ ラグジュリアス ヴェルヴェット 159は、今年一番気に入っているマットよりのブラウン。汗でメイクが落ちても、リップが決まっていればそれなりに見える気がします。目元は、コスメデコルテのダズリングジェム  02を。色というよりキラキラ輝きで見せるので、少しくらい下まぶたに落ちても、むしろ可愛く見えます」。少数精鋭の荷物は、愛用しているTHE NORTH FACEの大きめショルダーなら余裕で収納できる。



夏フェスでは、無理せずまったり過ごすタイプという木下。「サマソニは冷房の効いた室内があって快適。逆にカーディガンなど防寒対策も必須です。大きめなタオルを持っていって、疲れたらすみっこで寝ていたりもします。太陽の照りつける屋外でビールを飲むのも夏フェスの醍醐味ですが、汗をかいたうえに利尿作用のある飲み物ばかりでは熱中症の不安があります。普通の水分やスポーツドリンクも、忘れずに挟みましょう。塩飴など、塩分を補給できるおやつもあるといいですね」

文/風間裕美子 企画・構成/横山由佳(MAQUIA)、中村千夏(MAQUIA ONLINE)

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