この夏、あなたはどこへ旅をする予定ですか？ まだ決めていないなら、その行き先リストにぜひ加えてほしいのが「イビザ島」。白と紺碧のコントラストが美しいビーチとおいしい食べもの、そして地中海のやわらかい潮風があなたを癒し、美しさのパワーをたっぷりチャージしてくれます！
ヨーロッパのセレブに人気のバカンススポット、イビザの魅力
イビザ島――世界遺産や最先端のクラブシーンで知られるこの島は、スペインの東側にある小さな島。オレンジで有名なバレンシアからほど近い場所に位置しています。
古くからヨーロッパ人のバカンスエリアとして人気が高く、美しいビーチの近くにはラグジュアリーなホテルな建ち並び、旧市街に出ると、一転して歴史的なヨーロッパの街並みがあらわれます。
島の東側にあるレストラン「アトザロ・ビーチ」。水平線を眺めながら、地中海でとれた魚や野菜を堪能。心まで開放的になりそう！
どこまでも紺碧の海と、地中海の心地よい風
いちばんの魅力は、やはりビーチ。地中海はカラッとした気候なので、風がさわやか。空にはまぶしいばかりの夏の太陽。そしてコバルトブルーに輝く海を眺めていると、まさに「楽園」と呼ぶにふさわしい気分に包まれます。
特に６月から９月は日照時間が長く、イビザのいちばん美しい季節。360°海に囲まれた島なので、派手に盛り上がる有名ビーチからひっそりとした隠れ家ビーチまで、多数のビーチが点在。その中から自分のお気に入りを探し出すのも、また楽しみのひとつです。
そしてさらに素晴らしいのが、夕暮れどき。大きな太陽が、静かに水平線の向こうに消えていく様子は、まさに絶景！ そんな雄大な景色を眺めていると、心の奥にしまいこんでいたさまざまな感情が引き出され、いつの間にかスピリチュアルなヴァイブレーションを感じてくるはず。夕日が完全に沈むころには、身体がすっきり浄化されたようなすがすがしい気持ちに包まれます。
サン・アントニオ、カラ・コンテ、カラ・ドールトなど島西側から見られるすばらしいサンセットビューは、きっと一生の思い出になるはず！
おいしい魚介と野菜がたっぷり！ 食物からキレイをチャージ
イビサ島の魅力を語る上で欠かせないのが食事のこと。海の幸をふんだんに使った郷土料理や絶品パエリア、そして高級レストランでサーブされるモダンスパニッシュまで、幅広くおいしいものを食べることができます。
せっかく行ったなら、イビサの郷土料理を一度は食してみたいもの。近海でとれる魚を使ったグリルやシチューがおすすめです。有名なところでは、魚介のシチュー（Guisat de peix）、赤エイの土鍋仕立て（Borrida de rajada）、たことじゃがいものトマト炒め（Frit de polp）など、どれをとっても魅力的。また、子羊の野菜炒め（Sofrit pages）は、お祝いの席で食べられてきたイビサを代表する料理です。
そしてスペイン料理といえばパエリア！ えびやムール貝たっぷりの本場の味を堪能できます。ほかにもトマトスープのガスパチョ、にんにくをふんだんに使ったソパ デ アホなど、おいしくて美容効果の高いメニューがいっぱいです。
また、もともとヨーロッパ人の人気観光エリアなので、予算や好みに応じてレストランを選べるのもうれしいところ。手軽にすませたいときは、タパスをつまめるＢＡＲ（バール）や、ピンチョスの専門店に足を運ぶのもアリ。海岸沿いにはチリンギートと呼ばれる海辺のレストランが充実しています。
シーフードたっぷりのメニューがいっぱい！ 美容を気にする女性にもおすすめです。
昼は世界遺産、夜はクラブでヨーロッパのカルチャーを満喫
イビザ島といえばクラブミュージック。でも、それだけではないんです！ 意外と知られていないのが、世界遺産に認定されている島だということ。イスラム文化とキリスト文化が融合した独特のヨーロッパ的建造物や、白で統一された美しい街並みもまた、見どころのひとつです。
イビザ島は、島そのものが世界遺産に認定されている自然と文化の複合遺産。旧市街はさまざまな民族の支配をうけた歴史が色濃く刻まれ、独特の美しい街並みがのこる場所。
ブルーの海によく映える白い石造りの家と、そのテラスに飾られている赤い花々。それらがまぶしい太陽に照らされ、まるで映画のワンシーンのよう。その先には職人の手仕事による雑貨を扱うお店や、色鮮やかな野菜が並ぶ市場がつづきます。
小麦やオリーブの産地としても有名なので、オーガニックの食品や新鮮なオリーブオイルを買って楽しむのもおすすめですよ。
一 転して夜は、世界中にその名を知られる人気ＤＪのクラブイベントが盛りだくさん！ 昼の顔とはまったく違う、きらびやかなムードに変身。この不思議な二面 性は、イビザ島でしか体験することができないもの。そして一度訪れた人を惹きつけて離さない強力な魅力でもあるのです。
次回は、イビザ島の魅力をさらに探り下げる編集部おすすめのステイプランをご案内します。
〈情報提供元〉
IBIZA TRAVEL GUIDE （江龍 寿/長井 玲奈監修）
ビーチ、レストラン、クラブ、ホテルまで完全網羅したガイドブック
https://www.facebook.com/ibizaguide
≪関連リンクはこちら≫
最終更新日：
MAQUIA2024年9月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア11月号の大特集は「これからも『私が主役』の美容でいく！」。通常版の表紙は鈴木えみさん、小嶋陽菜さん、与田祐希さんです。
