生活の中のちょっとしたコツで自律神経のバランスは整えられる! 「MAQUIA」1月号から、冷えと深い関係がある自律神経を整えるコツをQ&Aで解説。
心も温めて冷えを改善
自律神経を整える編
教えてくれたのは…
東洋医学研究所附属
クリニック自然医療部門
川嶋 朗先生
東京有明医療大学教授。医学博士。漢方をはじめとする、さまざまな代替医療、伝統医療を取り入れ、西洋近代医学と統合した医療を行う。
Q.自律神経と
冷えの関係とは?
A.交感神経が優位になり、
冷えがますます悪化
「体が冷えていると心身が緊張しているときに働く交感神経が優位な状態が続き、血管が収縮。そのため全身の血流が悪くなり、ますます冷えるという悪循環に」(川嶋先生)
Q.自律神経は、どんな
理由で乱れるの?
A.冷え、不規則な生活、
ストレスなど
「冷えは自律神経を乱す原因。そのほか夜更かしや睡眠不足などの不規則な生活やストレスも交感神経を過剰に優位にし自律神経を乱します」(川嶋先生)
Q.生活習慣で
気をつけることは?
A.早寝早起き、
適度な運動など
「早寝早起きを心がけ、交感神経が優位になる日中は活動的に、副交感神経が優位になる夕方以降はリラックスして過ごしましょう。自分の体力よりちょっときつめの運動も効果的」(川嶋先生)
Q.副交感神経を
手っ取り早く
優位にできる方法とは?
A.腹式呼吸
「息を吸っておなかを膨らませ、その2倍をかけて息を吐きおなかをへこませる腹式呼吸をすると副交感神経が優位に」(川嶋先生)
Q.おすすめの
ツボとは?
A.三陰交
「自律神経のバランスを整える効果があるツボが、内くるぶしの骨から指幅4本分上の三陰交。ドライヤーの温風を当てて刺激するのも効果的です」(川嶋先生)
Q.おすすめの
朝習慣とは?
A.朝日を浴びること
「朝日を浴びると地球の自転周期と体内時計が同調し始め、本来の生体リズムが整います。すると自律神経も整うので、起きたらカーテンを開けて朝日を浴びましょう」(川嶋先生)
Q.冷えていると
うつになりやすい?
A.快楽ホルモンが作れず、
うつ傾向に
「冷えているとホルモンに影響し、“快楽ホルモン”のドーパミンや、“癒しホルモン”のセロトニンの分泌が衰え、やる気がなくなったり、落ち込みやすくなり、うつ傾向に」(川嶋先生)
MAQUIA1月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/武田亜利紗 モデル/山賀琴子 取材・文/国分美由紀 和田美穂 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA1月号☆好評発売中】
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