ワキガ、口臭、体臭など、汗・ニオイの対処法を専門家がアンサー！

人にはちょっと聞きづらいボディのお悩み。正しい対処法を専門家にきいてみよう。今回は、ニオイの原因、ワキ汗、口臭にクローズアップ！

A 汗を抑える制汗剤や施術がおすすめです
「クロルヒドロキシアルミニウム（ACH）やパラフェノールスルホン酸亜鉛などを配合した制汗剤を使うことで、汗を抑えることにつながります」（東さん）。「制汗効果が半年ほど続くボトックス注射や、最近は保険適用の外用薬（エクロックゲル）もあります」（髙瀬先生）

A 自力で止めるのは至難の業
「手汗を止めるのはかなり難しく、持っているものが手の汗で濡れてしまうほどなら多汗症の可能性も。そのメカニズムはまだ解明されていませんが、緊張や体質などが理由と考えられています。悩んでいる方は皮膚科を受診することをおすすめします」（東さん）

A 女性も年齢を重ねると体臭が変化します
「年齢に伴い女性特有の甘い香りの成分・ラクトンが減少する一方で、加齢臭が増します」（東さん）。「女性ホルモンの低下で起こりやすくなる加齢臭は、実はけっこう強いのですが、自分では気づけないことも。治療法はなく清潔を保つことが第一なので、特に夏はうなじ、耳の後ろ、ワキなどをよく洗い、しっかり乾かすのがポイント」（髙瀬先生）。「体臭や汗のニオイをケアできる『デオドラントボディソープ』もおすすめです」（芳賀さん）

A 主な原因は「汚れや皮脂」「雑菌」「加齢」！
「頭皮は体で一番皮脂腺が活発な部位。しっかり汚れを落としてニオイの原因となる雑菌の繁殖を抑えましょう」（髙瀬先生）

A もちろん！　選択肢も増えています
「ニオイの原因となる汗を止めるなら、保険適用の外用薬のほか、自費診療のボトックス注射やレーザーを照射する『ミラドライ』などがあります。ボトックスなら半年、ミラドライなら約2年と効果は一時的なので、完治を目指すなら手術がベスト」（髙瀬先生）

A 残念ながら、気のせいではありません。マスクで口臭リスクが上昇しています
「唾液には汚れを洗い流して細菌の増殖を防ぐ役割がありますが、マスクをしていると無意識に口呼吸が増えて口内が乾燥し、汚れが停滞するため口臭リスクにつながります。歯みがきに加え、フロス・舌ケアで、歯垢・舌苔を除去するのが効果的です」（深澤さん）

MAQUIA8月号
構成・文／国分美由紀　企画／村岡真知子（MAQUIA）

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