どんな人でも“雰囲気美人”になれるパーツといえば、髪。
美髪を守るための方法はいろいろありますが、私はヘアサロンに行くのは2カ月に1回程度。
そしてサロンに行っても、トリートメントをするのは2回に1回くらい。
ただ、「髪が元気」「ツヤとコシがある」「毎日アイロン使っているわりにダメージがほぼない」とよく言われます。
その秘密は何なのかというと、ズバリ……ヘアブラシの使い分け!
髪のダメージの原因は大きく分けてこの5つ。
①カラーリングやパーマ
②カット
③紫外線
④アイロンやドライヤー、ブローの熱
⑤ブラッシング
①②のダメージはどうしても避けられませんが、③④は日常使いのスタイリング剤やホームケアトリートメントで軽減することは可能。そして、アウトバストリートメントやヘアオイルを使ったり、日傘や帽子、スプレータイプの日焼け止めなどを愛用している人も多いはず。
この中でもっとも大事なのに見落とされがちなのが、実は⑤のブラッシング。
普段何気なくやっているブラッシングですが、物理的に力が加わるので摩擦によりキューティクルを傷めたり、切れ毛や枝毛の原因となったり、抜け毛が増えることも。
このブラッシングを気にかけることで、髪のダメージは大幅に減らせるというのは想像できますね。
ヘアトリートメントの主な目的はダメージの修復。
つまり、起きてしまったダメージリペアするだけなので、日々同じようにスタイリングを繰り返せばダメージも繰り返されるため、ダメージはなくなりません。
そこで大事なのが、ブラッシングをする際のアイテム選び。
ブラッシングをするタイミングはいろいろ。
・濡れた髪を整える時
・ブローをする時
・ヘアスタイルを整える時
・絡まったり乱れた髪を整える時
・地肌のマッサージ
それぞれ同じブラシで行っている人が多いと思いますが、より髪に負担をかけず、目的に合わせてスムーズにブラッシングができるアイテムを使い分けることが、美髪への近道なんです。
私がブラシの使い分けにハマるきっかけとなったのが、タングルティーザーの濡れ髪専用ブラシ。
「濡れた髪をとかすと髪が傷む」という感覚がありますが、特殊な構造で髪に無理な力をかけることなく毛先までやさしく解きほぐすことができるので、もつれ毛や切れ毛、枝毛が格段に減りました!
いつも毛先を見て枝毛を探すのがクセになっていたのですが、いつの間にかそんな時間もなくなりました。
インバスで使うと、トリートメントの仕上げにブラッシングすることで髪の根元から毛先までムラなく塗ることもでき、洗い流した後の髪がサラッサラのすべすべになるんです♡
ミニサイズも持っており、旅行先にも欠かせません!
タングルティーザーは目的や髪質に合わせてさまざまなヘアブラシがラインナップしており、濡れ髪用ブラシの良さからハマって他のブラシも使い分けています。
タングルティーザーだけで5種類!
このほかに、気分に合わせてAVEDAやジョンマスターのクッション性のあるブラシを使い分けたりしています。
タングルティーザーといえばコレ!外出時の解きほぐし用ブラシ。
私が教えている美容専門学校の生徒たちにも愛用者が多いです。
持ち歩きに便利なコンパクトサイズでカバーつきなので、外出先やスポーツの後のブラッシングにぴったり。
濡れ髪専用ブラシだとブラシの先が短いのでブローには向きません。
このブラシはドライヤーの熱を効率よく髪に伝える構造のため、髪を乾かす時間が格段に短縮でき、さらに髪への負担も最小限に抑えてくれる優れもの。手だけでやるよりも圧倒的に早く、スタイリングもできちゃうので忙しい人に超おすすめ!
『ザ・アルティメット』
ブロー後の仕上げやスタイリングに使う、フィニッシングブラシ。
キューティクルを整えながらブラッシングができるため、これを使うと髪のツヤがすごい。
ボリューム感のあるブラシで量の多い髪も少ない髪もしっかりと髪をとらえてまとめ髪もキレイに整えられるので、ポニーテールの際にも大活躍。逆毛を立てるのも早い!
『ザ・スカルプケア』
先日6月24日に発売されたばかりの新アイテム。
2つの異なるブラシがついていて、クレンジングとツボ押しをかなえる頭皮ケア専用ブラシ。
これが、在宅ワーク中にめっちゃめちゃ役立っています……!
シャンプ―の際に頭皮に優しくあてながら、指先では行き届かない毛穴汚れを落としてすっきり洗い上がるのと、ちょっと頭が重だるくなってきたなと感じた時に指圧マッサージ感覚で頭にあてると、すっごくすっきりするんです。
ハンドルを持って押すタイプのものが多いですが、指の腹全体で支える形状になっているので、力が入り過ぎず心地よい力加減で頭皮への負担を抑えられるので、痛すぎなくてすっごく気持ちいいんです。
「ブラッシングに気を配って、ブラシ選びにこだわったほうがいいことは分かったけれど、どれから使ったらいいの?」という方。
選び方もポイントとしては、もちろん私のように全部揃えてもいいですし、自分が一番「ブラッシングの際にダメージが気になる」と思うステップにおける専用ブラシから始めるのがおすすめです。
例えば私なら、濡れ髪をとかす時の絡まりと抜け毛の量に悩んでいたので、ザ・ウェットディタングラーから取り入れました♪
ヘアケア剤のように消耗品ではないので、大事に丁寧に扱えば長く使えるため、買いそろえてもむしろコスパよし!
今回ご紹介した5つ全部合わせても、12,000円くらい。
サロントリートメントの特上メニューをやったら1回で終わっちゃうくらいの値段です。
これから暑くなると、紫外線ダメージを避けて通れないので、まずはできることから毎日のブラッシングを見直してみてはいかがでしょうか。
トータル美容のエキスパート
得意なジャンルは、メイク全般、新商品レポート。元美容部員、美容ライター、メイク講師、美容業界歴16年!化粧品検定1級。さまざまな経験や美容知識を活かして、誰でもマネできる美容テクやメイクの小ワザを発信。