「MAQUIA」6月号では、夏ケアの定番「美白」と「UVケア」について総力特集。紫外線と日焼け止めにまつわるみんなのギモンに、プロの正しい知識でズバリお答えします!
100問100答でナビゲート
美白 & UV コスメ100名鑑
夏スキンケアの主役といえば美白&UVケア。美肌を約束する名品を、100問100答で100品紹介!最新テクノロジー、素朴なギモン、悩み別のコスメ&お手入れ、厳選プチプラ......すべての「知りたい!」に答えます。
教えていただいた方
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
化粧品メーカーで開発やマーケティングに携わったのち独立。成分はもちろんコンセプトやトレンドも含めたトータルな視点からコスメを解説。
美容化学者
かずのすけさん
化学の視点でコスメを解説。サイト運営や化粧品の企画開発、セミナー講師を行う。 著書に『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)など。
紫外線と日焼け止めを総復習
UVケアの基本&ギモン
UVケアなくして美白肌なし! シミリスクの高い日中を攻略するために、紫外線と日焼け止めの知識をアップデート。
Q 紫外線はなぜ肌の敵?
A 肌老化の7割は紫外線が原因
「肌表面に炎症を起こしシミやくすみを引き起こすだけでなく、真皮のハリ組織を攻撃してじわじわと老化させ、シワやたるみのもとに」(かずのすけさん)
Q SPF50+の「+」ってどういうこと?
A SPF50以上の効果あり!
「アメリカではSPF100まで表記できますが、日本は50まで。SPF50+は、SPF50以上の防御力を持たせているという意味」(かずのすけさん)
Q SPF40の1回塗りとSPF20の2回塗り、
どちらがより防御できる?
A 前者です
「濃く塗った方がより防御力が高くなるのは確かですが、SPFは単純な加算式では求められず、重ね塗りしても2倍になることはありません」(かずのすけさん)
Q ハワイで禁止される日焼け止めがあるって?
A 一部の紫外線吸収剤配合のものが販売禁止の予定
「サンゴの生態系を守るという目的で2021年からメトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどが配合された製品が販売禁止に」(かずのすけさん)
Q 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤ってどう違うの?
A 吸収剤は化学的に、散乱剤は物理的にガード
「吸収剤は、紫外線エネルギーを吸収して熱に変換して放出することでダメージを防ぎます。散乱剤は酸化チタン・酸化亜鉛などのミネラル。肌を覆って物理的に紫外線を遮断」(かずのすけさん)
Q 曇りの日や家の中では紫外線は少ないのでは?
A UV-A波の量はほとんど変わりません
「UV-A波は曇りの日もB波ほど減らず、窓ガラスを透過して屋内にも入り込みます。また冬でも夏の半量は降り注ぎます。完全に防ぎたいなら天候や屋内外問わずUVカットを」(かずのすけさん)
Q 「適量」って?
A 説明書を参考に、少し多めを意識して
「製品の箱や説明書に書かれた量を参考に。ただ、多くの人は効果が出る量より少なめに塗りがちなので、多めを意識」(岡部さん)
パッケージなどの裏の説明書を参照して。
MAQUIA6月号
撮影/岡﨑恒彦 荒川雅之(物) 天日恵美子(モデル) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/河野素子 モデル/辻元 舞 構成・文/柏谷麻夕子 関本陽子 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA6月号☆好評発売中】
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