2009年の発売以来、世界中で多くのアワードを受賞しているランコム「ジェニフィック」が、新たに“美肌菌”をキーワードに大きく進化!「MAQUIA」1月号の連載『イトーーク』では、その真意について伺いました。
マキア編集長
伊藤かおり
non-no、MORE編集部を経て ’08年からマキアへ。入社以来人物インタビューを中心に取材してきた経験を活かし、美容=人生を誌面づくりのモットーに。
ランコムインターナショナル 科学担当取締役
ヴェロニク・デルヴィーニュさん
1987年にロレアル グループに入社。1999年より現職となり、学会やメディアに対してスポークスパーソンとして世界中を駆け巡る。
肌の菌バランスに着目し、これまでにない進化を遂げた
伊藤 このたびは、マキアベストコスメ下半期にて「ベスト・オブ・ベスト大賞」ご受賞、おめでとうございます! 新生「ジェニフィック アドバンスト N」のパリ、そして東京での発表会に参加させていただきましたが、どちらのオーディエンスもその発表内容にかぶりつきでしたね。かく言う私もそうでしたが、みなさんの期待感がすごかった!
ヴェロニク ありがとうございます。顕微鏡で各有用成分を見てもらうなど、ヒトと菌との共生を実感してもらうワークショップも楽しんでいただけました。
伊藤 何より驚いたのが、ヒトの体は、50%がヒト細胞で、もう50%が菌細胞で構成されているということ。私たちはほぼ菌に支配されているという気に(笑)。
ヴェロニク “支配されている”という言い方は確かに当てはまるかも。でも、それは現時点の話。マイクロバイオーム(常在菌叢)の研究はまだ始まったばかり。菌は何より複雑だし、サンプリングするのさえ大変。15年ほど前から研究に着手し、加齢とマイクロバイオームの相関性の研究発表をしたのは1年半ほど前のこと。それくらい新しい分野なのです。
ランコム
ジェニフィック アドバンスト N
30ml ¥10000
Renewalではなく、Reborn! 生まれ変わった新しいジェニフィックはその話題性で今号のマキアベスコスを席巻。しかも、肌質を問わず、敏感肌でも使える優しさ。
美肌菌で肌の保護力と回復力が劇的にアップ
伊藤 これまで悪玉菌の繁殖を抑える化粧品はあったけれど、“常在菌ケア”という発想は、新しいですよね。
ヴェロニク 画期的なことだと自負しています。美肌菌は肌のパートナー。いかに会話をし、関わりを持つかが大切。
伊藤 これまではバリア機能が外的刺激から肌を守るという認識でしたが、美肌菌がもっと最前線で跳ね返してくれている、というイメージでしょうか?
ヴェロニク その通り。美肌菌に栄養を与えることでよりアクティブに働くのです。というのも、マイクロバイオームのバランスが取れていると、肌の回復力、防御力がきちんと機能するからです。
伊藤 美肌菌とひと口に言っても、人によってベストなバランスは違いますよね。環境によっても変わりますか?
ヴェロニク 私とあなたでも美肌菌のバランスは違うし、そもそも人によって違う。また、生物学的構造や生活環境によっても違う。自然に近いところで暮らす人はより多様な美肌菌を持っているし。つまり、理想のマイクロバイオームの組成というのはなく、状況によってフレキシブルに動いているものなのです。
伊藤 すでに使わせていただいているのですが、過酷な環境下にいる私の肌も(笑)大きくゆらがなくなった。とにかくいい状態が続く気がします。
ヴェロニク「ジェニフィック アドバンスト N」には、3種のプレバイオティクスと4種のプロバイオティクス由来成分を配合。これが美肌菌の栄養となり、アクティブに働きます。すると、肌のマイクロバイオームのバランスが整い、いい状態の肌が保てるというワケです。
伊藤 肌がお腹を空かせているとより吸収がよくなる気が(笑)。その人の美肌菌のバランスを整えるわけだから、肌質も年齢も問わず効果が期待できる、というのは誰にとってもうれしく、使ってみたくなる製品だと思います。今回も日本フォーミュラを発売されていますね。
ヴェロニク 日本の方々の化粧品へのこだわりは世界一。それに応えるために開発しています。日本処方はテクスチャーをみずみずしく、つけてすぐに浸透してふっくらとした即効感を与えます。
伊藤 これは日本でしか味わえないものなのですね。具体的には、どのような効果を感じられるという声がありますか?
ヴェロニク 1本使用後の声としては、肌のツヤやムラのなさ、なめらかさに加え、シワの軽減、肌の弾力やハリ感を感じられる方がとても多いです。
さらなる進化が期待できるマイクロバイオーム
伊藤 美肌菌のバランスを整えてくれつつ、使い続けていると性格もよくなっていくなんて効果もあったりして(笑)。「ジェニフィック アドバンスト N」で美肌にも、いい人にもなれるみたいな。
ヴェロニク それ、いいですね(笑)。
伊藤 そのうち、「飲む美肌菌、ジェニフィック」とかも開発してほしいです。
ヴェロニク おもしろい視点です。肌と気持ちには相関関係がありますから美肌菌を整えればハッピーになれるかも。
伊藤 マキアも美容で幸せを作っていく雑誌。マイクロバイオームが広がるとその先に幸せがありそう。未来は明るい!
選び抜かれた7種のプレバイオティクス、プロバイオティクス由来の複合成分が肌のマイクロバイオームへアプローチ。肌の菌の回復を急速に促し、1本使用後はマイクロバイオームのバランスが整うことが確認されている。
ヴェロニクさんはどんな菌活をしてますか?
「マイクロバイオームはさまざまな環境で豊かになるとお伝えしましたが、私は趣味のガーデニングの際、これまではすぐに手を洗っていました。でも最近は、いい菌がついているかもしれないので多少の汚れは気にしなくなりました。また菌を摂り入れるために、毎食生野菜を食べるようになりました。チーズも大好き。もちろんおいしいワインと一緒にね!」
MAQUIA 1月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉
※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。
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